震災で米漂着の鳥居 元の場所に再建
12月13日 19時31分
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東日本大震災の津波で、青森県八戸市からアメリカ西海岸に流された神社の鳥居が、およそ4年9か月ぶりに元の場所に再建されました。
この鳥居は、東日本大震災の津波で、八戸市の大久喜漁港にある厳島神社から流されたもので、おととし、およそ7000キロ離れたアメリカ西部のオレゴン州の海岸に流れ着いているのが見つかりました。
ことし10月にアメリカから八戸市に戻され、津波で無くなった足の部分を新たに製作したり、色を塗り直したりする修復作業が行われてきました。そして、13日、鳥居があった場所で、地元の人10人ほどがクレーンを使って組み立て直す作業を行い、およそ4年9か月ぶりに再建されました。
27年前に鳥居を奉納した高橋利巳さん(86)は「感謝で、ことばになりません。命のあるかぎり見守っていきたい」と話していました。修復作業をした大工の竹駒末太郎さんは「昔を思い出しながら組み立てました。大工としても満足行く仕事ができました」と話していました。
地元では、同じように津波で流され、ほぼ同じ時期にアメリカ西海岸で見つかったもう1つの鳥居についても今後再建する予定で、来年、式典を開いて、関係者にお披露目するということです。
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帰ってきてよかった。
流れ着いたアメリカで、よく保存しておいてくれました。