バンコクでロングステイ始めました!

バンコクロングステイのあれこれを記録代わりに記事にしています。

甘〜いお茶

2024-08-06 08:30:54 | ロングステイ

タイに来てひどく驚いたことの一つに、甘すぎる飲み物がある。屋台のアイスコーヒーのように、コンデンスミルクをたっぷり加えるところを予め見ていれば、少しの驚きで済むが(それでも甘い!)、日本では砂糖を入れるなんて絶対に有り得ないものに、たっぷり入っていると、これはもう驚愕と言うしかない。それが緑茶である。商品名を出して恐縮だが、もし「伊右衛門」や「お〜いお茶」を激甘にしたら、消費者から苦情が殺到し、全く売れなくなることだろう。ペットボトルの緑茶が甘いなんて、いったいタイ初心者の誰が想像できようか?その昔、ゴルフで渇いた喉に不用意に流し込んでしまった時の感覚は、筆舌に尽くし難い。これがトラウマになった訳ではないのだが、私がバンコクで日常的に購入する飲み物は、ビールと水とバナナ牛乳だけである。タイをよく知る友人に言わせると、甘くない飲み物が欲しい時には、ペットボトルのキャップが白の物を買えばいいのだそうだが、未だ身をもって検証するまでには至っていない。

疲れた時に甘い飲み物を口にすると、ほっと癒されるのは事実だが、モノには限度がある。どうしてタイでは飲み物や菓子がこんなに甘いのだろうか?余談だが、近年タイでも肥満が問題になっており、その主原因は、砂糖たっぷりの飲物や菓子、それに油を大量に使うタイ料理(もちろんそうでないタイ料理もある)にあると、私は睨んでいる。

私は甘いものを摂取する習慣があまりないのだが、今週はタイ語の授業で疲弊してしまい、珍しく身体が「どうしても甘くて冷たい飲み物を!」と主張してきた。流石に生理的な欲求には抗う術もなく、過去の記憶を振り払って、コンゴウインコがトレードマークの庶民カフェAmazonに入り、メニュー表と向き合った。アイスコーヒーでは芸がないので、タイではまだ飲んだことのないアイスミルクティーにすることは、すんなり決まったのだが、甘さを選ぶところで躓いた。甘さには、100%、50%、30%等、段階があったのだ。怖いもの見たさもあったが、味覚には保守的な、いえ弱気な私は、取り返しがつかなくなることを恐れて、指定したのは50%。それが写真の一品。見るからにエキゾチックな色である。恐る恐る口に含むと、己の判断が間違いでなかったことがわかった。ミルクと相まって、ややねっとりとした甘さは、ガムシロップ3〜4個相当か。普段なら受け付けないが、今日だけは心地よい。55バーツ(約230円)で癒されるとは、私はなんと安上がりな人間なのだろう。

無事最後まで飲み切ったところで、疑問が一つ。甘さ100%とはどんな味なのだろうか?ガムシロップを8個も入れた経験はないから、想像がつかない。また、敢えて挑戦する勇気も、今のところ無い。

 


チュラ大Intensive Thai Level 2 その後

2024-08-02 22:10:00 | ロングステイ

授業が始まって、今日で1か月と2日。課程の8割(20章/24章)が終わり、水曜日には3回目の小テストもありました。この季節のバンコクはスコールもあって、猛暑の日本より遥かに過ごしやすいと感じるのだが、心身共に疲れがかなり溜まっている。それもこれもレベル1に比べて、レベル2が格段にしんどいためだ。我がクラスは12名でスタートしたのだが、今日なんぞは1限目に7名しか顔を見せず、おかげで先生からの指名がいつもより速く巡ってくる羽目になってしまった。また、毎朝提出した宿題を授業の終わりに返してくれるのだが、受け取っている生徒は5名程度に過ぎない。29,500バーツ(約12万5千円)の授業料をむざむざ捨てるなんて、年金ジジイの私には考えられないことだが、登校したくなくなる気持ちはわからないでもない。

タイ文字を学ぶレベル2を難しく感じる理由は生徒それぞれだろうが、私は以下の要因があると考える。

1)文字の形と音を同時に短期間で学ぶ難しさ  教科書に載っている子音は44種、母音は29種、トーン記号4種、それに特殊な記号が数種あり、日本語の50音よりも多い。何の予備知識もなしに、これらを12日間で身に付けるには並々ならぬ労力を注ぎ込まねばならない。私は、文字の形だけは時間をかけて予習してきたので、授業では発音に注力すればよかったが、両方同時は本当に大変だと思う。

2)ディクテーションの難しさ  耳で聴き取った音声(単語)をタイ文字で書き表すのはとても難しい。子音、母音そしてトーンの3つを正確に特定し、尚かつ綴りの規則に則って正しく表記しなければ、丸はもらえない。採点された小テストの答案用紙を閲覧したら、20問中12問しか正解がなく、予想を大きく下回って衝撃を受けた。

3)特殊規則の多さ  条件によって形を変えたり、消えたりする母音、末尾に付いたとたんに読みが変わる子音、子音の二重読み、特定の子音が前に付くと変わるトーン、発音しない子音、文字からは想像もできない読み方、などなど、特殊規則がとても厄介。来週金曜日にある4回目の小テストにおける発音とディクテーションはこいつが主役なので、今から悩ましい。

4)予習必須の授業  先生は、理解度の浅い生徒のために、手取り足取り助けることはしない。「予習はしてきて当たり前」、「子供じゃないんだから、わからないところがあったら自ら質問してきなさい」、「試験問題はよく似たものを先に渡してあるでしょ」、というスタンスだ。考えているうちに先に進まれてしまうと、以後の理解がおぼつかなくなるし、指名されて上手く答えられないことが続いて、優秀なクラスメイトとの差を実感すると、心が折れるのも無理からぬことである。

14日に配点40%の修了試験が終わったら、2〜3日タイ語の勉強から自分を解放して、何も考えずに海を見ながらボケっと過ごしてみたいなあ。