前日譚となるCAPTAIN MARVEL (Cap MVL)3冊を読んだ後は続きのX-MEN 19号とCap MVL 46号を読み終えた。添付画像は19号のTerry Dodson、Rachel DodsonによるClassic Homage Variant。元ネタはUncanny X-MEN 94号の表紙。Gill Kaneの作品。そりゃ元ネタの方がカッチョ良いさ。だけど、これも良いよね。因みにCap MVL 46号のGreg Landによるvariantも非常に良かった
X-MEN19号の筋書をGerry Dugan、画をStefan CaselliがCap MVL 46号の筋書をKelly Thompson、画をJavier Pinaがそれぞれ担当。Pinaの画が光っている。ちょっと前までX-MENを担当していた人。Cap MVLのグレードが一段アップした感じ。
次に粗筋。CYCLOPSの父親からのSOSを受け救出に向かったX-MEN。並行してFORGEとMはnowhereなる場所と向かった。一方Cap MVLやX-MENのGAMBIT等二手にわかれ行方不明のROGUEとBINARYを敵方Broodの巨大基地の中で捜索中。
今回も気に入ったシーン、台詞等を書いていく。前日譚Cap MVLもX-MENも仲間からの助けを呼ぶ声に応えての出動となった点はわざと同じにしていると思うが気に入った。
Broodは全く同じ戦法を使って獲物を呼び寄せる。知恵が足りないのはBroodか、引っかかるヒーロー達のどちらだろう。
賢いミュータント仲間に意見を求めた後に結局その意見に従わずnowhereに向かったFORGEに対する仲間の意見。”That’s FORGE, smartest idiot on the planet.” 反対の意味の言葉を同時に使うのを英語ではoxymoronて言うんだけど、日本語では撞着語法と言うことを初めて知る。難しい。この語法を日常会話で使うと知的なんだけど、使うタイミングと反対の意味の形容詞を思いつくのは至難の業だ。
未来から連れ戻されたX23のCYCLOPSに対する台詞。”Think nothing of it, young man.”結構歳をとっているってことがわかる台詞で面白い。
父親の容態を気遣いそちらを向いていたCYCLOPS。その後敵は違う方向にいると指摘され振り向きざまにOptic Blastを出したシーン。Optic Blastがカーブして鎌のようにBrood達を切り裂く一コマは19号のクライマックスかな。これ画になる。映画でも使って欲しい。
一方のCap MVL 46号。Cap MVLがチームに警告する台詞。”Check your six, ladies.” 時計の6時の方向つまり真正面を指すsix。軍隊用語でよくドラマで使われているね。
GAMBITがフランス語を使いまくってチンプンカンプンなHAZMATの台詞。”Do you guys know what he’s even saying half the time?” 応えは”No.” 戦闘中のこういう冗談は楽しい。
これまでの展開で一番使えないと思っていたHAZMATはCap MVLを凌ぐのではというスッゲー力持っているみたいだな。だからいつも宇宙服みたいの着ていたのか。Cap MVLのレビューでも語ったが時々違うものを読むのは発見があって楽しい。