アメコミとラーメン

Yukioは漢字でとう書くのかな、X-MEN Legends 7号~9号



往年のX-MENの作家たちが交代に担当していた当時のままの設定で新しい物語を紡ぐシリーズX-MEN Legends 7~9号を読み終えたのでレビュー。

筋書をLarry Hama、画を Billy Tanが担当。Hamaは最初のリミテッドシリーズの次に出たWOLVERINEを暫く担当していたね。今回はそのWOLVERINE が続いていたらという話。添付画像は8号のもの。Scott Williams(この人も懐かしいアーティストだ。)のOmega Red。

まずは粗筋から。大阪で誘拐された日本人ミュータントを探しに来たWOLVERINE とJUBILEE。それにYukioも加わりミュータントを密輸するHandと戦う。一方敵方も、X-MENの宿敵キャラを多数導入して密輸を何としてでも成し遂げたい。

全然本編とは関係ないがYukioは漢字でどう書くのかな。名付けPONワードで変換すると「ゆき緒」ってのが出てきた。これ良いな。

大阪のヤクザがWOVERINEの爪を見て、”Patch”と気づくシーン。懐かしいなこの呼び方。

東洋系の悪人では、Lady Deathstrikeが登場。彼女の本名はYuriko。漢字に興味はない。YukioとYuriko、似ていてややこしい。中国人と思われる組織の女ボスがLady Deathstrikeを軽んじているところが良いね。また、Lady Deathstrike が女ボスに「ねーさん」と呼びかけるシーンがある。「あねさん」かな。日本語で不自然なのはこのぐらい。

Tanの日本の描写には、ちょっと突っ込みどころがある。さて、そのTan。今回インクも担当している。昔より上手くなった印象だがインクも入れているからなのかな。コマによってはもう一歩のものもあるか。8号の品質はちょっとなと思うものもあり。玉石混交。

8号ではYureiなる日本のテレメ[ト(空間+時間を飛び越えることができる)能力のあるミュータントが大活躍。こんな力があるんなら、そもそもHino-chanと呼ばれているミュータントを簡単に助け出すことが出来たんじゃないのか。

8号では表紙にも登場したロシアの人身売買の用心棒、Omega Redが大暴れ。そして最期はSabretoothだ。ちょっと登場人物が多過ぎ。

それからHandは人身売買が仕事なのか。江戸時代のヤクザか情けない。Omega Redも用心棒とは自分の能力を安売りし過ぎ、それとも上からの命令と言うことか。

BirdyなるSabretoothの相棒は記憶にないな。WOVERINEを続けて読まずに後から買える順に読んでいったのが失敗だったか。

9号でのJUBILEEの台詞が良いね。ジェット機に同席し間に諍いを始めたWOLVERINEとSabretoothに向かっての彼女の台詞。”Both of you, chill out and behave!” 年少の彼女が大の大人に向かってのこの台詞が立派。

物語の結末。助けの手を差し伸べたWOLVERINE達からも日本の年若いミュータントが離れる最後は結果的に正しい判断か。今後の話にはこの若いミュータントは登場しないわけで、辻褄合わせの面もあるけどね。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「アメコミ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事