アメコミとラーメン

THORその14


今回は、THOR(邦題はマイティ・ソー)の映画の試写会に行ったので、その感想を書こう。

まずは、Jane Foster役のNatlie Portmanが綺麗。(この人どこかで見たことあると思っていたら、STAR WARSのPadome役の人だったんだね。昨日気がついた。)それからLady Sif役のJamie Alexdanderも綺麗だった。

THORの子分Warriors Threeの中ではFandralがイメージ通り。Hoganにいたっては何故日本人?個人的には3人のなかでは、一番お気に入りキャラクターVolstaggはこんなものか。それにしても劇中Volstaggは身軽だったな。こんなVolstaggは初めてだ。もっと食いしん坊さを強調して欲しかった。

THOR役のChris Hemsworthは、アメリカ人っぽ過ぎるか。彼が悪いというよりは、脚本段階で単純なTHORのイメージが作られてしまったのが悪いのではないか。仮にもOdinの後継者。それ相応の思慮深さ、落ち着きみたいな部分が描かれていなかったのは残念。Jane Fosterの後見人のEricとの飲み比べが、北欧神話の中の話っぽくて良いな。THORの優しい人柄は、演じ切られている。

Loki役が新たな解釈。漫画の中のLokiのように、如何にも悪(わる)ですという外見ではなく、一見神経質そうだが、温和な風貌。しかし、相手に同情している振りをしながら、裏では計算高く、冷酷。この映画の配役では、一番良かった。見方も敵も騙しまくるまさにTrickster、Lokiだ。

話の進行は、敗北、それに追い討ちをかけるかにような絶望、そして最後に大逆転の再起と脚本の定石をなぞっている。人物紹介に時間を費やし過ぎて、アクションや心の葛藤、改心の過程に割く時間が少なかったのが残念。第二弾があるとすれば、こういった点に時間を割いて欲しい。それから、人間Janeと女神Lady Sifとの恋のさや当ても期待しちゃう。

最後の苦言としては、物理学者のお歴々が北欧神話の世界を簡単には受け入れないでしょう。受け入れるまでの過程も中途半端かな。

お楽しみは次のAvengersへと続くわけだが、そこへの伏線がばしばし登場する。Nick Furyだけでなく、この作品ではAvenger、Hawkeyeも登場。ファンを楽しませてくれる。

結構ダメだししちゃったけど、約2時間の上映時間が短く感じられ、個人的にはかなり楽しめた映画だった。3Dで観たかったな。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「アメコミ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事