今回は、Astonishing X-MEN(AXM) 57号、58号について。まずは、表紙どっちも良くて、甲乙つけがたく迷ったけど、57号のものを採用。Phil Notoって人の作品。最近のAXMの表紙はこの人の手によるものだ。DC、Marvelで中身の画も描く人らしいのだが、AXMではカバーだけみたいだ。名前は日系人ぽいけど、本当のところはわかりません。彼の公式サイトも画に徹しているからどんな人となのかがわからない。いずれにせよ、相当上手い。Deathbirdの持つ件にGAMBITとWOLVERINEの姿が映っているところが特に好き。
筋書きをMarjorie Liu、画をGabriel Hernandez Waltaが担当。(57号の後半部分のみFelix Ruizって人が助っ人に入っている。)Marjorieは容姿端麗で、小説も書け、アメコミの原作もできる凄い人だ。この前のKarmaの異母姉篇でも中々良かったのだが、今回も裏切られることはなかった。特に女性の心の内面を書かせたら右にでるものはいないかもしれない。ベトナムからアメリカへの移民であるKARMAの家族が、宇宙からの移民(?)Deathbirdへ気遣うシーンは良いな。一方Gabrielの画はChris Bachaloチックなのだが、彼の作品より日本の漫画の影響を薄めた感じか。この人には、SPIDER-MANの画を担当して欲しい。
さて、今回はDeathbirdの故郷Shi’arがとっくの昔に滅ぼしたFiandenなる宇宙の部族が制作した件p作品がエジプトで見つかったことから、彼女がそれを探しに行く話。途中アメリカの諜報機関SHIELDやX-MENが介入してくる。Fiandenの生き残りが彼らの部族の再興のために取った手段が今回の物語のオチ。
今回も気に入ったシーンや台詞を書いていく。まずは、上記の最後のオチは面白かった。滅ぼされたFiandenと滅ぼしたShi’ar、どちらが本当に勝利したのかがこのオチで逆転してしまった。
それから、この生き残りが、実はロボットだったてのもの中盤のどんでん返しとしては良いアクセントだな。
X-MENのメンバーでもあり、腕利きの盗賊でもあるGAMBIT。麻薬王からルビーを盗み出すため、コロンビアにいるはずの彼が何故かニューヨークにいることに疑問を抱いたCecilia。彼女にそのどでかいルビーをクリスマスプレゼントとしてGAMBITが渡すシーンは良いな。
また、Shi’arの人は夢を見ないって設定も良い。そして出来そこないだけが夢を見ることができ、その出来そこないこそがDeathbirdだってところも良いな。戦士とであるがために件pを理解することを卑下し、否定しようとしている彼女が、本当は件pを心から愛しているという矛盾は好き。
しかし、その一方で気に入らないのは、彼女は残虐で信用できないやつじゃないところ。そんなのDeathbirdじゃない。それ以上にDeathbirdがX-MENにいることはしっくりこない。それから、表題の通り、STORMとDeathbirdの描き分けをできる人がいない。昔はもっと極悪な顔をしていたから、簡単だったのに。
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ことぶきや
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