悪堕ちしてGoblin化したSPIDER-MANの話の続きが気になり、今月も Amazing SPIDER-MAN (“ASM”) から先に読むことに。まずはASM 947(53)号を読み終えたのでレビュー。
筋書をZeb Wells 、画をTodd Nauck とEd McGuinnessが、インクをNauckとWade Von Grawbadgerが担当。添付画像はASM 947号と948号の表紙を合わせたもの。Gabriel Dell’ Ottoの作品。まぁ通常版より良かったのかな。
粗筋。Norman Osbornの奸計にかかりゴブリン化したSPIDER-MAN 。一時的に洗脳が解けているが、元の彼には戻れていない。Kravenが持つNormanのこれまでの罪が詰まった槍の穂を持ちNormanの待つOscorp社に戻った。時間稼ぎをした生きるコンピュータやConnors博士、そしてMS. MARVELはSPIDER-MAN の助けとなったか。
最終シーンで、槍の穂はNormanに刺さり、彼の過去の罪は全てPeterへと転送されて物語は終わってしまった。一緒に来た948号を続けて読むしかないだろう、我慢できない。
さて、Normanの罪が全てPeterと転送されたと仮定して、これってその昔Peter がDr. Octopusの意思に乗っ取られたSuperior SPIDER-MAN事件と話が被っているじゃん。これはちょっと許せないレベルの自己パクリ。
前月の謎。Normanが彼の会社Oscorpの子会社Os-chemn等をSPIDER-MAN の分身Peter Parkerに譲ろうとしているのは何故かは、Normanの中にある罪のなせる業だとしたら腑に落ちる。
出だしのNormanと彼の弁護士団との会議が面白い。”You’re giving your empire to someone who appears to woefully unqualified.” Peterは経営者として不適格ってことだ。これは、Superior SPIDER-MAN事件の結果、Doc Ockが築き上げたPeterの会社を元に戻ったPeterが潰したことを受けてのことだろう。
もう一つ弁護士団の一人の台詞。”We have a legal responsibility to confirm you’re in your right mind.” 素のNorman即ちGreen Goblinに戻ったNormanは最早正気ではなく、この弁護士の言うright mindではないのが皮肉。と言うより、Green GoblinなNormanの方が歪んではいるがある意味right mindなのか。