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X-MENが何度目かの再出発。注文の際は旗艦誌であるこのX-MENの他数種類注文してみた。品質に納得しなかったらやめれば良いでしょ。先陣をきって発売されたX-MEN 1号をレビュー。
筋書をJed MacKay 、画をRyan Stegman、インクをJP Mayerが担当。添付画像は、Scott KoblishとRachael Rosenbergによるvariant cover。本誌の他3誌を合わせると一つの画になる大作。取り敢えず今回はX-MEN 1号のみ表紙と裏表紙を繋げてみた。これまでのX-MENの出演者が曼荼羅のように描かれている。買って良かった。
粗筋を手短に。散り散りになったミュータント達。CYCLOPSを中心とする一派は彼の故郷アラスカに拠点を置いた。最初の任務は幽閉されたWOLVERINEの救出。通常であればミュータントの力は思春期に顕在化する。しかし、X-MENが対峙したのは大人になってから力が顕在化したミュータント6人だった。裏で糸を弾いている謎の集団3K。
気に入ったシーン、台詞を紹介。一般人がミュータントを見たらどのような反応をするかというのが紹介されている。恐らく架空のアラスカ州の都市、マールの警察本部長がX-MENの基地に招待された。BEASTや透明な身体のHermanを見て思わず息を飲んでしまった彼女の態度を注意するBEASTが楽しい。
マールの街がミュータントを狩るロボットSentinelの製造で嘗て潤っていたが、その工場は潰れ、失業者が溢れているのは皮肉。
現在のX-MENの移動手段がどこかキャプテンハーロックのアルカディア号に似ていると感じているのはオイラだけか。
折角BEASTがミュータントに親しみを持つように親切に案内したのにMagnetoが本部長を脅してぶち壊しちゃうのも面白いね。
ミュータントの国の崩壊を全て把握していないのでわからないが、Magnetoは戦いで立つことできず、椅子に座っているのか。それを揶揄ったQuentinに対するMagneto の台詞。”Tell me he will die on a mission soon.” 面白いんだけど、Magnetoらしくはないかな。もう少し冷酷感が欲しい。
まだ、前回までの設定が続いているのが本当に残念。一度この設定をなかったものにして欲しいな。
巻末の二次元コードは試した方が良い。今回の敵の紹介がされている。陰に隠れているのでしっかりどのような人物なのかまではわからないが。