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SPIDER-MAN RYVの次は、今回もまずまずのX -MEN Gold (“XG”) の5号、6号を読んだのでレビュー。
筋書をMarc Guggenheim 、画をR N Silva、インクをAdriano Benedettoが担当。添付画像は、6号のArdian Syaf表紙。Sentinelの進化を示唆するデザインが好き。(進化については後述。)
いつものように、粗筋から。Sentinelの生みの親Boliver Traskの孫娘の依頼によりGAMBITの盗んだ極小ロボットは、彼女の施設の人工知能と結びつき、ミュータントを攻撃する。そして、その攻撃の矛先は、人類へと拡大する。その攻撃を食い止めるX-MEN。
今回も、気に入ったシーンや、台詞を紹介していく。Silvaの画に見慣れてきた。結構良いじゃん。何かDodson wanna-be的な眼の描き方も含め悪くない。眼以外は全体に線が柔らかいな。インクのBenedettoの影響か。
新リーダーのKittyの台詞。”We are dealing with something new here.” “A mutation.”ミュータントの漫画なのだから新しくはないのだが、誰が突然変異しているかって、この新たなSentinelが突然変異しているところが新しい。これ面白い。途中から人間を襲いだすのも、その突然変異の一部。癌等の人間の細胞の突然変異まで、Sentinelが攻撃の対象としてしまったことが、今回の騒動の原因。
表紙の進化の図が、実は、この突然変異を表現していることに後から気が付くのである。
最後のオチは自分自身も突然変異しているので、自分自身を破壊するというオチかと思った。(実際には、今回の話の中心であるRachel Summersが問題を解決するのだが。ちょっと残念。)
WOLVERINEとGAMBITの会話。Traskの孫娘を詰問しようとするGAMBITに、”Sign me up, chere.”とWOLVERINE。”It is pronounced chere. (eの上に点が付く)”と返答。WOLVERINEがフランス語訛りをバカにして言っていることは明白なのだが、それを直球で訂正する姿勢が良いな。因みに、WOLVERINEはカナダ人なので、普通だったらフランス語も教えられている。そんな教育は受けなかったかな彼は。
XG 1号か2号で出てきたミュータントを殺していく殺人鬼がちょこっと登場するのだが、まだ、本格的な出番ではないようだ。
GAMBITとSTORMのキスはちょっと意表を突かれた。相変わらずのGAMBITなのか二人の間に何か生まれるのか。
PIXIEの再登場は大歓迎。
最後のSentinelは生き残っちゃいましたよオチはお約束で好き。