
先月到着した残りのAmazing SPIDER-MAN (ASM) 922(28)号を読み終えたので早速レビュー。筋書をZeb Wells 、画をEd McGuinness、インクをMarcio Menyz、Mark Farmerがそれぞれ担当。
添付画像はLucas Werneckによる Pride Variant。Werneckの作品にはX-MENのvariantでお目にかかったことがあるが、仕上がりはこちらの方が断然上。綺麗。かつBlack Cat。何故これがPride(最近ではLGBTQの人たちがこの単語を使っている)Variantなのか謎。だけど良いのは良い。
粗筋から。Dr. Octopus (“Doc Ock”)に破壊された彼の古い触手は、新聞王J Jonah Jameson (“JJJ”)に助けを求めた。JJJの依頼により、Norman OsbornとPeter Parkerは触手を修理するが、蘇った触手はNormanの会社Oscorp社のネットワークを乗っ取ってしまう。さらにDoc OckはOscorp社に攻め入った。
いつものように、気に入った台詞やシーンを紹介。今まで気が付かなかったけど、Oscorpのロゴが良いな。特にRPの縦棒がないところなんかデザイン的に好き。ちょっと気になったのはDoc OckはOscorpのことを嘗ての所有物と言っている点。なんでだっけ?
修理を断ったNormanの言い訳とそれに対するJJJの辛辣な批判。”(They) Tried to kill me many times.” “Oh. You can change but they can’t?” 善人になったNormanに対しDoc Ockの触手にはその機会はないのかと批判している。珍しくJJJが正論を述べている。
Normanの技術の結晶のSPIDER-MANが使用しているドローン、Bug。これがいとも簡単にDoc Ockに破壊されてしまった後のDoc Ockの自慢。”Your machines are playthings. Mines are engines of destruction.”これは敵ながらカッチョ良い台詞で好きだな。
NormanもSPIDER-MANも倒れて終わったASM 922号。Doc Ockの不意打ちによるもので、準備も十分ではなかったNormanもSPIDER-MANなので、負けても致し方ない。展開が速く面白かった。
一つだけ、話に気になる点あり。JJJの元に助けを求めた古い触手がOscorpに運ばれることが必然でなければ、この計画は成立しない。そこだけがこの話の弱い点。些細なことだけどね。それとMcGuinnessの画はあまり好きじゃないな。