今月から再出発のAll New X-MEN (“ANX”) 1、2号が到着したので、早速レビュー。
筋書きをDennis Hopeless、画をMark Bagleyがそれぞれ担当。添付画像はANX 2号のものでBagleyが描いている。
粗筋をさらっと舐める。活動を休止していた過去から連れて来られた若きX-MEN達。若きCYCLOPSは、Ghost of Cyclopsなる若いミュータント達のテロ活動を追ってシカゴに滞在中。証拠を入手し郊外の大学の図書館で彼らと一戦を交えるが多勢に無勢。そこに現れた残りの仲間たち。最後にCYCLOPSは警察の豚箱に収監される。
Extraordinary X-MENで少し言及されている現代のCYCLOPSの死に関し、検索の結果Comic Vineの記事にたどり着いたので読んだ。(まだこのレビューがアップされていないので、ANXの記事部分は飛ばして読んだ。)しかし、CYCLOPSの悪行とその後の死に関してはどの作品でも語られていないようだ。CYCLOPSファンとしては、早く読みたいような、勘弁してほしいような複雑な気持ちだ。
さて、好きなシーン台詞等について。Bagleyは新潮社版のSPIDER-MAN (Ultimate)を描いていた人。Amazing SPIDER-MANも一時期描いていたのだが、彼を有名にしたのは前者の方かな。当時はあまり好きではなかったが、ANXの画は総じて品質が高く、安心して読めた。添付の表紙の成長したCYCLOPSのレンズに過去から連れて来られた若きCYCLOPSが映っているデザインは非常に優れている。
X-MEN設立当初のメンバーの一人Jean GreyはExtraordinary誌に行っちゃったのだが、新加入のメンバーが良いな。現WOLVERINEのLaura、KID APOCALYPSE、Idie(この娘は知らない)、そしてテレメ[ト妖精Pickles。特に一人で対応できるのに、過干渉な彼氏ANGELとLauraの内輪もめが楽しい。新加入のメンバーの内面なんかももっと深堀りしてくれるともっと楽しい気がする。
ANX 1号のモノローグが若きCYCLOPSのものだと途中から気が付いたけど、そこから、彼の現代のCYCLOPSへの怒りはわかった。それからXavier教授の夢への失望もね。また、彼の台詞から、やるせなさが感じられる。
一方気に入らないところ。SPIDER-MANでも感じたのだが、最初から5話完結を前提に話が進行していて、スピード感がない。この程度の話だったら、2話で十分だな。悪役に深みも外見の魅力もないのも、原因の一つか。
最新の画像もっと見る
最近の「アメコミ」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事