今月は忙しくてなかなか行けなかった映画LOGANを漸く観たので、早速レビュー。WOLVERINEのことについて書くのは4年振り。
粗筋、メキシコの研究所で働いていた女性の依頼を受たけたWOLVERINEことLOGAN。依頼とは、LOGANの実の娘Laura (X23)を連れテキサスの街からアメリカを縦断ノースダコタ州まで送り届けること。
いつものように気に入ったシーンや台詞等を気ままに書いていく。まずは、何故だかLOGANと別れたくない娘Lauraに対し別れを宣言するシーン。自分と一緒にいると愛する人がどんどんしんでいくみたいなことをLOGANは言う。その後わざと生意気にLauraが、じゃあ私は死なないみたいなことを言う。ちょっと一瞬考えたが、私は愛されていないってことを棘のある言い方で表現したんだな。(英語の台詞を覚えられない。)
アルツハイマー型認知症のXavier教授は、非常に良いボケ老人役を演じている。そのなかで良いなって思ったのが、LOGANに対し普通の幸せな暮らしを味わってみるべきみたいなことを言う。ここ良いな。
また、実は彼のテレパシーの力は衰えておらず、暴れ馬を大人しくさせるところは良いな。
ホテルで映画Shane(邦題シェーン、初めて原題を知った。横棒は混乱するな。)を観るシーン。何気なくこの映画が使われたわけじゃなかったんだね。ちょっと自信がないけど、Shaneの中の埋葬のシーンで、登場人物が手を繋いでいたんじゃないかな。殺されたXavierを埋葬するシーンでLauraがLOGANと手を繋いだのはこのシーンを見たからだ。また、Shaneと少年との別れの最終シーン。その時のShaneの台詞をLauraがLOGANへの別れの言葉に流用する。これ良いな。
もう一つ台詞関連。Lauraの悪夢は悪人に殺されること。それに対しLOGANの悪夢は逆に人を殺すこと。悪人だったら構わないと思っているLauraに、"All the same."と諭すLOGAN。この時点で本当の娘であることを確認したかは忘れてしまったが、明らかに彼女を真っ当な人間にしようと試みているね。
また、木で作った十字架をLauraがX型に置き直す締め括りのシーンはカッチョ良い。
アメリカ人だったら、地理が良くわかっているんだろうな。上述のようにテキサスからノースダコタまで単純に北上するだけなのだが、家に帰ってから地図を見て漸くわかった。
Lauraを演じたDafne Keen。この娘、大きくなったら絶対綺麗になる。道を踏み外して麻薬なんかに手を出さないで真っ当に育ってほしい。
Reaversが今回の敵なのだが、この選択は悪くない。(恐らくDonald) Pierceが三下扱いなのが、気に入らないのと、もっとサイボーグらしさを強調してほしかったけどね。
LOGANがしがないリムジンの運転手になってお金を稼いでいる設定は好き。(この設定がないとロードムービーが成り立たない。)Uberみたいなサービスを利用しているのが、新しいな。
わからない点、何でLOGANは身体が弱ってるんだろう。Adamantium中毒ってこと?彼の自然治癒能力も効かない、もしくは老いによりその力が弱ってるってことなのか。老いのため、老眼鏡をかけるのは可愛い。
何故LOGANが死にたがっていたのかは、もうちょっと説明してほしかった。Lauraの口を借り、Xavierの言葉として、彼の死への願望を表現したのは上手いけどね。このシーンから、最後絶対LOGANは死ぬんだろうなと確信したけど。
それから、国境の向こうカナダへ行けば、何故ミュータントは安全なんだろう。それより、Edenは何だったんだ。(LOGANが、Lauraの持っていた漫画を見てEdenが作り話だと看破するが、実はEdenはあったという話の展開は好き。)実在したEdenは何なの?カナダが最終目的地?面棟Lい。
最後に何か救いがあれば良かったけど、ないんだよね。そうあるべきなのかもしれないが、観ていたオイラは満腹にはならなかった。評価C+~B-といったところか。
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