X-MEN Gold Annual 1号と、あまりにも送料が高かったので、ついでに買ったCAPTAIN BRITAINのオムニバスTPB ”Legacy of Legend”の前段をレビュー。CAPTAIN BRITAINのことを書くのは10年振りぐらい。
まず、Annual 1号。表紙がカッチョ良い。EXCALIBURの生みの親であるAlan Davisが描いたもの。1988年のEXCALIBUR 1号の表紙のself-homage。配置も全てEXCALIBUR 1号と同じ。あー買って良かった。
中身の筋書はMarc GuggenheimとLeah Williams、画をAlitha E Martinez。Maritinezの画は基本に忠実で上手い。味はこれから出て来るのかな。
粗筋は故郷をDark Phoenixに壊された宇宙人StarhammerがPhoenixの娘Rachaelに復讐しようと元EXCALIBURの面々の集まるロンドン郊外の基地を攻撃する。
正直それ程面白くない。メンバーを救ったのがCAPTAIN BRITAINとMegganの娘の機転というところぐらい。娘が解決するというオチから先に作られたのだろう。生後3ヶ月なのに言葉を喋るまでは良いが、そこから、難しい仕組みまで理解できるようになるっていう間のステップがわからない。
ちょっと面白かった台詞は、”Hero stuff is tax deductible.”ヒーローの経費は税務上の損金計上が可能ってことなんだけど、ヒーローやってて、何か収入があるってことなの。それがなかったら損金計上なんて何の意味もないんだけど。
その前に読んだオムニバス。CAPTAIN BRITAINものは結構気になって買っているので、最初の話(CAPTAIN BRITAIN誕生話)と次の話(Marvel Team-up 66号、67号。SPIDER-MANと一緒にX-MENの宿敵の一人Arcadeと戦うもの。筋書Chris Claremont画John Byrneの1970年後半から80年代前半のゴールデンコンビによる作品)は、昔読んだのでレビュー省略。
3話目は、イギリスのHULK誌にオマケで掲載されていたもの。筋書をSteve Parkhouse、画をJohn Stokesが担当。白黒なのが残念だな。
粗筋。魔術師Merynの命によりBLACK KNIGHTがCAPTAIN BRITAINを探し出した。彼と共に悪の魔術師Modredの操る魔人と戦う。その後はArthur王の埋葬されている島に向かい王の復活を目指す。イギリス版Mighty THORみたいなお伽噺的な内容。途中から妖精Jackdawも登場しますますその要素が強くなる。
それから、この話の続きはどうなるんだってところで終わって非常にざんねん。そう思うってことは結構話に乗れてたってことだな。
昔の漫画なんで、台詞が多い。また、イギリス軍なので、Harrierっていう垂直離陸できる飛行機が登場しているのも珍しい。BLACK KNIGHTなんてそのHarrierに撃墜されちゃうんのが情けないな。
Jackdawの取り敢えず退却するときの捨て台詞が面白い。”It’s a tactical retreat.”(戦術的退却)その割にこいつは結構強かったりする。
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