前回言及したように今月は4冊も来たので、もう1回Uncanny X-MENをレビュー。625、626号(引き続きLegacy Numberというやつで紹介。御覧の通り表紙には6、7号と書いてある。)について。今回もJohn Tyler Christopherの二つの表紙を添付画像にしてみた。
本編筋書をEd Brisson、Matthew Rosenberg、Kelly Thompson、625号の画をYildiray Cninar、624号の画をPere Perezがそれぞれ担当。前回はPerezを褒めたんだけど、Cinarも良い。ここに来て、アーティストを毎回換えることの弊害が出てきた。625号の終わりと626号が繋がっていない。ワザと625号の終わりから時間が経過したことを表すためにそうしているのかもしれないけど。そもそも話が進んでいるようで号数が多い割には進んでないからな。
ANGELをPSYLOCKEがサイコキネシスの剣で突き刺したことにより、ANGELはArchangelへ逆戻り。結局今回の悪の元締めNateをArchangelは裏切ることになった。彼の情報をもとにX-MENはNateの元へ向かったものの、Nateは手に負えない。そこへ、Legionが現れNateと年若いX-MEN達をAge of Apocalypse (“AoA”)の世界へ送り込んでしまった。そこで、年若いX-MEN達は仲間割れ。
今回も気に入った台詞等を紹介。現在のMagnetoの姿を見た、Jubileeの台詞。”I believe the line is “you shall not pass.,” Gandalf.”二重の意味で面白い。一つは彼の現在の姿が指輪物語のGandalfに似ているという表面的な意味。そして、Magnetoを映画X-MENシリーズで演じたIan Mckellenは指輪物語の実写版でGandalfを演じていた。
相変わらずNateの動機はよくわからず。要は死期を悟りその前に滅び行く地球を救おうと決心したってこと。説明されたけど、論理が繋がらない。
面白いのはAoAの世界では、Nateの力は限られていて、一方年若いX-MENの面々は力が増えているという逆転現象が起こっている設定。そう言えばAoAのX-MAN (=Nate)は弱っちょろかったもんなー。AoAの他のシリーズは4話で終わったのに、X-MANだけが長く続いたのが不思議だった。
626号で特に光る台詞はなかった。ただし、Nateを殺すか殺さないかで仲間割れした年若いX-MEN達。その目的はともかく、結果自分達は元の世界へ戻れないことを承知でNateを抹殺しようとする心意気は既に大人。また、リーダー各のヒサコが626号最後で友達が殺人を行うことを防ぐために、自らNateを抹殺しようとする最終シーンは好き。
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