
御用達Mycomicbookshop.comからアメコミが到着。Sinister War (SW)2号を読み終えたので、その前に読んだAmazing SPIDER-MAN (ASM) 872 (71)号と一緒にレビュー。
筋書をNick Spencer、Ed Brisson、ASMの画をFederico VicentiniとFederico Sabatini、 SWの画をMark Bagley他がそれぞれ担当。添付画像は、David Baldeonの描くSW 2号のHandbook Variant。今回はRhino。ASM 872号のHandbook Variantの方はLizard。迷ったがRhinoの方の構図が良いのでそちらを選択。
粗筋から。ASMではMysterioが映画のお披露目会から連れだしたMary Janeと彼の会話が中心。HarryとCarrie Cooperは幽閉されていると思いきや扉は開けっ放し。そしてMJの目の前にKindred登場。SWではKindredがSinister Sixを始めとする悪人軍団をけしかけSPIDER-MANを襲わせる。
唐突感はあるが、いきなりMendel Strommが出てきてNormanに遺産を残すのは面白い。元々のGoblin Serumの発明者は彼だから。その遺書。”To my old friend, Norman, who stole my legacy from me. I leave his.” Legacyとは前述の通りGoblin Serumのこと。そして複雑な形をした鍵がNormanに渡されるのだが、Normanの遺産とは何なのか。さらなる謎か。それが、Kindredの言うところのNormanの罪と関係する。その罪こそがLegacyなのか。
MysterioのMJへの述懐はretcon (retro continuity)だな。MJのカウンセラーがMysterioが扮装した精神科医なんて。その中で腑に落ちないのは、地獄で出会ったのがNormanなのかHarryなのか。Normanは死んでいないことになっているから、Harryなのか。KindredはHarryの振りしたMephistoか?頭がこんがらがる。
SW 2号。最初のページからアクションまたアクション。Foreigner率いるWild Pack、Boomerangの率いるSuperior Foes of SPIDER-MAN、そしてSinister Syndicate。間にどうしてKindredの命令を聞かなければならないかの経緯が入る。一筋縄でいかないのが、それぞれのチームがSPIDER-MANを先に唐オたいこと。チーム間の戦いがあるので、なかなかSPIDER-MANを唐ケない。Kindredにとってどれだけ時間がかかるかは問題ではないのだろう。
Kindredの正体は、”It’s Deady McDeaderson of Massachusetts McDeadersons.”と答えたTask Master。これ何だかわからない。
しかし、$4.99支払って、この進捗状況はないな。もしかして、SWを読まなくてもASMだけ読んでいれば話は理解できるのかもしれない。そう考えると全号予約しているから、(そして代金支払い済みなので、)非常に悔しい。
ASM、SWに共通する難点。一つの号の中で複数のアーティストが担当するのは気持ちが悪いな。SWの方のメインはあくまでBagleyなんでこちらの方がまともかな。しかし、キャラの数が半端ないので、1枚の原稿を描く時間も半端ないだろうな。だから複数のアーティストが必要。