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All New X-MEN(”ANX”)18号、19号を読み終えたので、レビュー。
ANXの筋書きBrian Michael Bendis、18号の画をStuart Immonen、19号の画をBrandon Petersonが担当。添付画像は、ANX 18号のもの。わかり辛いので反対なのだが、過去から来たX-MEN達のコスチュームが変わった。その変更を表紙が示唆している。デザインとして悪くない。
粗筋。去年レビューしたX-MEN姉妹誌横断のイベント、Battle of the Atomで若きX-MEN達および彼女を指導してきたKitty Prydeは、WOLVERINE達と袂を分かち、CYCLOPS達と合流。マイアミで新たなミュータントの動きを察知し、そこへ向かう彼らとMAGIK。マイアミでは、謎のミュータントをPurifiers(だと思うけど)なるミュータントを心から憎むねじ曲がった信念を持つキリスト教信者達の集団が彼らを待つ。
いつものように好きな台詞やシーン等。またまた、ICE MANが面白い。最初にCYCLOPS率いるUncanny X-MENの基地を訪れた時の彼の台詞、”So you got a good deal on the rent.”。今は使われていない施設をただで使っているCYCLOPSに対するジョーク。何か喋らないではいられない、彼のくだらないジョークが光る。その後のKittyとの会話もユーモラスだな。
若きJean GreyとStepford Cuckoosとの諍いも良いな。Jeanの何がCuckoosの一人、Celesteの気に障るのか。ライバルという意味では、Jeanをめぐって、恋の鞘当をする予感の若きCYCLOPSとBEASTも面白い。Jeanは全然相手にしていない感じだが。
昔からの友達であるKittyとMAGIKとの再会シーンは心を和ませる。しかし、MAGIKの性格は物語を書く人によって大きく異なる。Bendisは彼女を普通の女の子として書いているな。あまり、冷たい性格を描写し過ぎると、チームメートのEmmaとキャラがかぶっちゃうからかな。
Jeanの力がどんどん強力になっていくのが、気になるな。
一方気に食わないところ。Brandonの画があまり良くないこと。Stuartの画に慣れてしまったのかな。Brandonのサイトに行くと結構良い画描くのに、ANXの中の彼の画の中には気に食わないものが散見される。例えば謎のミュータント、(X23か?)の表情とかね。あ、添付の表紙はBrandonの手によるものだが、これは良い。
マイアミの警察に殺されそうになった若きX-MEN達、過去から来たCYCLOPSは何故自分が安全だと最後まで思っていたのか。何しろ、現代のCYCLOPSはお尋ね者なんだよ。そんなこと百も承知でしょう。