ヨガの哲学をクラスの冒頭でお話しすることがしばしばある。
ヤマ(禁忌事項)
ニヤマ(推奨事項)
これはマットの上のヨガ以外の普段の生活で意識していく学びとなる。
そのなかで、今回気になったのが
タパス(修練)
寒い暑い、勝ち負け、出会いと別れなど、
どんな人にも避けようのない人生の二極に、客観的な理解を持って耐える練習。
言葉だけで聞けば、それほどに思わないけれど、
自分の人生のステージでそれが起こってくると
ヨガの教えは深く、そうそう簡単に行えるものばかりではないことを気づかされる。
この夏は本当に暑く、厳しかった。
私はエアコンの部屋でくつろいでいたから、その辛さはわからない。
知り合いの工場で勤務の人は、50度のなかで働かなければならず生死と隣り合わせ、、、。
それでも、人間の強さというか順応性というのが備わっているようで、
水分と塩分を充分とりながらなんとか乗り越えているらしい。
勝ち負け、
これに関しては、ヨガインストラクターだとオーディションがある。
オーディションは落ちまくって、
冷遇にあったことも何度かある。
人によっては、もう落ち込んでしり込みしてしまうかもしれない。
でも、どうしてだかそれほど気にならない。
それはどこかで、
なにかしらご縁があれば呼ばれることを潜在意識でしっているのからかもしれない。
もちろん、一定レベルの知識と技術が備わっていてだけれど、
どんなに頑張っても、どういう訳かうまくいかないご縁もある。
それに抗わず、受け入れていきながら、今できることをこつこつやっていきたい。
そして、
出会いと別れ
これはもう、人生のなかで頻繁に起こること。
若かりし頃の恋愛を振り返ると、
好きは好きだけれど、そこまで心を動かされるほどではなかった。
無意識に、避けてきたような気もする。
それでも、自分から決めた別れであってもなんとなく、これっきりと思うと
ちょっと切ない気持ちになったりした覚えがある。
人を愛することは幸せなことだけれど、その分別れも辛いものとなる。
この二極の法則においては、もはや理解し耐えうるという修練でしかなく、
これも貴重な経験となるのだと思った。
この世界は宇宙の法則があり、すべては陰陽の世界。
山あり谷あり。
出来れば低めの山からの浅い谷を希望したいところだが、そうはいかないジェットコースターみたいだ。
愛をこめて♡
END
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