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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

パ・リーグ天王山第1R 西武が先勝

2019年09月12日 | プロ野球
プロ野球のパ・リーグは0.5差での首位攻防戦を迎えました。
追っていく西武は、
とにかく今季は戦力が整わず5割近辺を行ったり来たり。

7月初旬にはSBとのゲーム差が8.5に広がり、
「優勝なんて、とんでもない」
とファンも狙いをCS進出に絞っていたほどです。

しかし指揮官である辻監督は徹頭徹尾
「今は我慢の時期。勝負は夏場から先」
とのコメントを崩さず、
じっくりと機が熟すのを待っていたという感じでした。

そして8月を迎えるとチームに鞭を入れました。
するとここ3年の”辻ライオンズ”の夏場に強いチームカラーが今年も出始め、
夏休みの間にじわじわと勝ち星を積み重ねはじめて。。。。。
気が付いてみるとCSを争っていた3位争いから抜け出すと、
その勢いで9月の声を聴くと、
トップの背中が見え始めてこの日を迎えたというわけです。

今季は夏場過ぎまで、
打者陣が何人もキャリアハイを更新する勢いで得点を重ねるも、
投手陣がそれをことごとく吐き出すという、
打者陣にとっては何度も心が折れそうな展開を経験しながら、
何とか夏過ぎになってその投手陣にも光明が見え始めて、
やっとチームがバランスよくまとまってきた感じです。

昨日の先発は、
後半の躍進の象徴である新外国人のニール。

球を低めに集めてゴロを打たせるピッチングは、
当初はファンからも「ああまた、ダメ外国人投手が増えたなあ・・・・・」
なんて言われていましたが、
ニールは2軍落ちを経験するもそこからがこれまでの外国人とは違っていました。

じっくりとコーチ陣と話し合って「どうしたら自分の投球を日本の野球にアジャストできるか」を模索して、
ついにそれを会得して戻って来た1軍では、
まさに無双の活躍をしているということです。

彼を見ていると、
数年前に日本に来てチームを鼓舞する「闘将」としてなくてはならない存在になったクリス・カーターさんを思い出しますね。

やっぱり日本に来て活躍する外国人選手は、
海外での経験を自分の糧にできる選手だけですね。
『俺の国ではなア・・・・・・』
という姿勢の選手は、
やっぱり駄目ですね。

そんなこんなで昨日のニールのピッチング。
見事に強力SB打線に的を絞らせず7回を投げ切り1失点。

そして援護する打線は、
大の苦手であるSB先発のサブマリン・高橋からワンチャンスで森の満塁一掃の2塁打が飛び出して先行し、
「あと1点どうしても欲しい・・・・・」という8回には、
あの山川がホームランへの渇望を捨ててセンター前にコンパクトにタイムリー!!

投打ががっちりかみ合った西武が、
王者・SBに4-1で勝ち、
この大事な首位攻防戦の初戦を取りました。

西武としてはこの連戦で連勝しないと、
優勝は見えてはきません。

ワタシはまだ、
今年優勝することは「奇跡」としか思えないのですが、
その奇跡を起こすためには、
昨日の初戦はまさにmust winのゲームだったのです。

その試合をいいゲーム内容で取ったということで、
今日難敵中の難敵、
前回ノーヒットノーランを達成した”日本のエース”千賀に挑むことが出来ます。

「失うものは何もない」
今シーズンの戦いだけに、
首脳陣も選手も、そしてファンも変なプレッシャーもなく、
存分に野球を楽しむことが出来るのではないでしょうか。

千賀に力負けしたら、
もうそれは脱帽するしかありません。

しかしもし看板の打線が千賀を崩して勝ったとすると、
これは面白いことになります。

果たしてどうなることやら。
”トトロの森”は、
熱く燃え上がること請け合いです。

これぞパ・リーグという試合で、
雌雄を決してほしいと思っています。









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