週末のスポーツの話題でも書こうかなと思っていたら、
今朝見たNFLの試合が、
あまりにもすごくてドラマチックだったのでその話題を。
その試合はミネソタ・バイキングス vs バッファロー・ビルズ
バッファローはシーズン前から「優勝候補No1」に上げられるほど戦力が充実。
開幕戦でディフェンディング・チャンピオンのラムズを一蹴すると、
今シーズンここまで6勝2敗と好調。
一方のミネソタもここまで6連勝の7勝1敗と絶好調でNFLトップクラスの成績を収める強豪。
さてどうなるかと思われた試合でした。
地元で圧倒的に強いビルズは前半から好調に得点を重ね、
第3Qを終わる頃には27-10と大量リード。
あとはしっかりと守るだけという展開でしたが、
ここから試合は劇的なものに。
クックのなんと81ヤードのランTDが出て追い上げると27-17。
10点差での4Q、
残り4分半でTDを奪って27-23と猛烈な追い上げ。
しかしここで痛恨のミスが。。。。。。
キッカーがPATを何とミス。(ラグビーで言えば正面のキックをまさかのミス)
3点差でFGでも追いつくと思っていたところ4点差のままとなり、
バイキングとしてはTDを奪わなければいけない状況になりました。
これは痛恨。。。。。
と思っていたら守備陣が頑張りを見せボールを奪い返すと、
そこから4ダウン18という「ほぼ不可能」な状態でQBカズンズがサーカスのようなパスを通して生き返り、
バイキングスは相手陣1Yまで迫り4ダウン1。
ここでビルズの守備陣が踏ん張り、
あと1ヤードを許さずテイクオーバー。
スタンドのファンは大喜び。
「これで勝った!!!」
しかしドラマはここから。
自陣1ヤードで自分の攻撃にしたビルズは、
当然のことながらランプレーを選択し、
少しでも前に進み、あとは時間を消費して勝とうという作戦に出ました。
しかしここでビルズに痛恨のミスが。
スナップされたボールが悪くQBがファンブル。
そしてそれをエンドゾーン内でバイキングスに拾われ、
なんとなんとバイキングスがTDを奪い大逆転。
残り時間は、
なんと41秒でした。
得点はビキングスの30-27。
しかしここで決してあきらめないのがビルズのスーパースターQBジョシュ・アレン。
41秒しかない攻撃の中、
次から次にパスを通し、
そして相手の反則などもあり、
あっという間にFGで同点に追いつき、
試合は終了の時間を迎えました。
そして試合は延長戦へ。
延長は最初の攻撃チームはTDを奪えば勝ち。
FG以下なら相手チームに攻撃が移り、
まだ試合は続くというルールになっています。
延長で先攻のバイキングスは、
攻めるもTDまでは至らずFGで3点を奪うにとどまり、
ビルズの攻撃に移りました。
ここでもQBアレンのパスがさえて、
あっという間に相手レッドゾーンに。
「ああ、これはアレンの”サヨナラ”TDだな」
ワタシは見ていてそう思いました。
何しろパス攻撃のリズムが「それ」でしたから。
しかし最後の最後、
アレンの投げたエンドゾーンへのTDを狙ったパスは、
バイキングスのディフェンスの胸元に、
静かに吸い込まれてインターセプト。
この瞬間に、
この日のスリル満点の「スーパーボウルの予行演習」とも書された試合は、
終わりを告げました。
いやあ
面白かった。
月曜日の朝から、
大コーフンでした。
今年のNFL。
昨季はワタシの長年応援するLAラムズが栄冠に輝きましたが、
今年はこのラムズをはじめ、
一昨季のチャンピオン、あのブレイディ擁するバッカニアーズや、
ここ10年以上ずっと優勝候補の位置に居続けるパッカーズなど、
シーズン前に評判の高かったチームが苦しんでいるのが目につきます。
しかしながら、
それがフットボールというもの。
NFLは、
アメリカのファンほとんどがそうだと思いますが、
自分のチームがたとえどのようなひどい状況になろうとも、
スーパーボウルに進む道への興味は全く失われないという、
稀有な競技ですね。
今年は今年の、
面白さがあります。
そしてこの日のような試合を見られると、
やっぱり「NFLだけは、やめられんなあ」
なんて思ってしまいます。
これから寒い季節に向かい、
どんどん試合は白熱度を増します。
さて、
今年はどこがロンバルディ・トロフィを高く高く掲げるのでしょうか。
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