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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

最も印象に残った球児   34.大阪(その3)

2012年09月10日 | 高校野球名勝負

◇もっとも印象に残った球児

34.大阪(その3)



藤浪 晋太郎   投手  大阪桐蔭   2012年 春夏  
森 友哉      捕手  大阪桐蔭   2012年 春夏  



甲子園での戦績

12年春   1回戦    〇   9-2   花巻東(岩手)
        2回戦    〇   5-3   九州学院(熊本)
        準々決勝  〇   3-2   浦和学院(埼玉)
        準決勝    〇   3-1   健大高崎(群馬)
        決勝     〇   7-3   光星学院(青森)
    夏   2回戦     〇   8-2   木更津総合(千葉)
        3回戦     〇   6-2   濟々黌(熊本)
        準々決勝  〇   8-1   天理(奈良)
        準決勝    〇   4-0   明徳義塾(高知)
        決勝     〇   3-0   光星学院(青森)


大阪の名選手を語るうえで、
誰かを忘れちゃあ、いませんか?!

最近の選手ですよ。
ほら、あの凄い・・・・・。

ということで、
春夏連覇を成し遂げたばかりの、
大阪桐蔭のバッテリーもこの名選手達に加えようと思います。

こうして眺めてみると、
当たり前のことなんですが、
藤浪投手は甲子園での負けを知らないんですね。

これは甲子園で5勝以上を挙げている投手としては、
結構稀なことなんじゃないかと思います。

もちろん一回出てきてパッと優勝してしまったチームのエースは負けを知らないんですが、
藤浪投手のように9勝を挙げながら負けなし、
というのは、すごい記録なんです。

藤浪投手のことは、
選抜の時もいい投手だとは思ったし、
選手権の2回戦を見ても、相変わらず球は速いし、いい投手だとは思いました。

だけど、それ以上のインスピレーションはなかったんですね。

しかし。

選手権の準々決勝からの3試合を見て、
ワタシは彼に完全に参ってしまっている状態です。
『すごい、すごすぎる!』と。

彼の潜在能力、
完全に発揮されましたね。

思えば、
先に挙げたPL・清原も、
そのポテンシャルを最大限に発揮したのは、
最後の夏の最後の3試合でした。

そして松坂も、
最後の夏の最後の3試合で、
大いに男を上げたものでした。

斎藤祐樹だって、
最後の夏の最後の3試合(彼の場合は準決勝からの3試合)は、
鬼気迫るピッチングでしたよね。


【超一流になる男】は、
甲子園の最後の3試合に光り輝くってことですかね。

そういう自分の法則、
立てて見ちゃおっかな。

まあ、
それは優勝した選手に限られるんですがね。
(そうじゃなきゃ、最後の試合は負け試合になってしまいますから・・・)

藤浪投手は、
『最後の3試合』
で見せたピッチングを本来の自分のピッチングにすれば、
プロでも20勝できる投手になっていくことが出来るんじゃないかなあ。

期待は大きいですね。

今年言われた【高校生ビッグ3】のなかで、
実績だけではなくそのポテンシャルでも、
一歩抜け出した存在になったんじゃないかと、ワタシは見ています。


そしてその彼をリードして、
見事なインサイドワークを見せた森捕手。

本当にいいキャッチャーですね。

フットワーク、スローイングの精度も見事で、
2年生ながらNo1捕手の座は揺るぎないものでしょう。

そしてバッティング。

ワクワクするようなバッティングでした。

彼を見ていて、
箕島連覇の時の嶋田捕手を思い出していました。

核弾頭という意味での1番打者。
彼に一番合ったポジションではないかと思います。

新チームにも笠松、近田らの『長距離砲』がいるので、
ぜひ彼には1番のポジションをまた、
任せてほしいと思っています。

バットコントロールと振りの速さ、
並じゃないっすよ!!

大阪桐蔭の選手達って、
なんでああもしっかりと振れるんでしょう。

よほどの練習をしているんでしょうね。
来年も楽しみです。

近年まれに見る素晴らしいバッテリー、
【伝説】の仲間入りです。

*森クン、『早すぎたなあ』なんて言わせないでよね。


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