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記録から振り返る高校野球  ~過去36年の戦績による、近年の傾向~ ≪まとめ2≫

2015年09月23日 | 高校野球名勝負

記録から振り返る高校野球

≪各地区ごとのまとめ2≫ ~8強進出率に見る、各地区の動向~

<colgroup> <col width="109" /> <col width="67" /> <col width="20" /> <col width="96" /> <col width="58" /> <col width="18" /> <col width="130" /> <col width="56" /></colgroup>
2010年代ランク              
【春8強進出率】     【夏8強進出率】     【春夏8強進出率】  
1.北海道 0.500   1.関東 0.296   1.関東 0.253
2.東海 0.467   2.東北 0.194   2.東海 0.205
3.北信越 0.250   3.近畿 0.167   3.北海道 0.200
4.四国 0.222   4.北信越 0.133   4.近畿 0.184
5.近畿 0.200   5.四国 0.125   5.東北 0.179
6.関東 0.189   5.九州 0.125   6.北信越 0.167
7.東北 0.150   7.中国 0.100   6.四国 0.167
8.九州 0.143   8.東海 0.042   8.九州 0.132
9.中国 0.056   9.北海道 0.000   9.中国 0.083
               
2000年代ランク              
【春8強進出率】     【夏8強進出率】     【春夏8強進出率】  
1.近畿 0.333   1.近畿 0.226   1.近畿 0.280
2.四国 0.300   2.関東 0.204   2.四国 0.243
3.東北 0.259   3.四国 0.200   3.関東 0.212
4.東海 0.241   4.九州 0.175   4.九州 0.194
5.九州 0.227   5.北海道 0.150   5.東海 0.186
6.関東 0.224   6.東海 0.146   6.東北 0.172
7.中国 0.188   7.東北 0.133   7.中国 0.146
8.北信越 0.130   8.中国 0.120   8.北海道 0.093
9.北海道 0.000   9.北信越 0.040   9.北信越 0.068
               
1990年代ランク            
【春8強進出率】     【夏8強進出率】     【春夏8強進出率】  
1.近畿 0.352   1.近畿 0.242   1.近畿 0.301
2.四国 0.300   2.関東 0.226   2.関東 0.253
3.関東 0.290   3.九州 0.213   3.九州 0.231
4.九州 0.268   4.四国 0.175   4.四国 0.229
5.北信越 0.200   5.北信越 0.160   5.北信越 0.171
6.東海 0.167   6.北海道 0.100   6.中国 0.122
7.中国 0.156   6.中国 0.100   7.東海 0.113
8.北海道 0.083   8.東海 0.073   8.北海道 0.094
9.東北 0.000   9.東北 0.050   9.東北 0.037
               
1980年代ランク            
【春8強進出率】     【夏8強進出率】     【春夏8強進出率】  
1.関東 0.345   1.近畿 0.283   1.四国 0.289
2.四国 0.333   2.四国 0.250   2.近畿 0.271
3.近畿 0.261   3.東海 0.200   3.関東 0.230
4.中国 0.250   3.中国 0.200   4.中国 0.220
5.東海 0.200   3.九州 0.200   5.東海 0.200
6.九州 0.154   6.関東 0.156   6.九州 0.185
7.北海道 0.077   7.東北 0.067   7.東北 0.050
8.北信越 0.056   8.北信越 0.020   8.北海道 0.030
9.東北 0.000   9.北海道 0.000   9.北信越 0.029
               




甲子園出場校に対する8強進出校の動向は、
その地区の代表校が、いかに幅広く上位に勝ち進んでいるのかを測る指標とした。

全体でみると、
8強進出率は、80年代は四国がトップの座に輝きその進出率は.289という高い数字をたたき出した。
90年代、00年代では近畿がトップ。特に90年代は、.300という驚異的な進出率。
要するに10校に3校は甲子園で8強に進出していたということで、これは脅威の高率といえるであろう。
10年代の6年間では、関東が初めてトップの座に就いたが、その進出率は.253.
要するに、4校に1校が8強に進出したという計算だ。

全体でみると、四国、近畿、関東の3地区が高い確率で8強進出校を輩出している。
しかし四国は、ここに来て10年代の進出率.167、6位と低迷。東北、北信越に並ばれる格好になっており、
このあたりからも近年の高校野球界の地殻変動も見て取れる。

関東、近畿は相変わらず高い進出率を誇るが、
東北は90年代までは1割にも満たない進出率で推移し、『ほとんど8強に進出することはない』状態だったのが、
00年代以降の16年間では、その進出率を.170前後まで上げ、驚異の伸びを示している。
要するに近年では、『東北代表が上位に進出するのは、当たり前』になりつつあるということだ。

北信越は逆に、90年代に低迷を打破して伸びを見せたが、00年代には再度落ち込みを見せた。
しかし10年代に入ってまた復活してきており、今度は5県が並んで実績をあげてきていることから、底上げが急との印象だ。

中国は80年代には.220という高い進出率を残したものの、それ以降は低迷。
特にこの6年では、進出率は断トツの最下位で、低迷に拍車がかかってきている。
東海はここ30年ほどでは.200程度の進出率を維持して来ているが、10年代に入ってからは、選抜では驚異の.467という、『2校に1校は8強』の実績を誇るものの、逆に夏は9地区で8位の.042にとどまるという結果になっている。
代表校が多い九州も、80~00年代の30年間においては、コンスタントに2割前後の進出率で安定感を誇っていたが、10年代に入ってやや数字を落としている。


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