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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

MLBの話題  大谷が日本人初のホームラン王に そしてあのウェイクフィールドが死去

2023年10月03日 | メジャーリーグ

MLBは日曜日にレギュラーシーズンの最終戦が行われ、
今年のシーズンが終了しました。

日本人選手たちは様々活躍しましたが、
ポストシーズンに進出したのは、
藤浪がア・リーグ東地区優勝のオリオールズで、
そしてア・リーグのワイルドカードで菊池のブルージェイズが進出を果たしました。

大谷のエンジェルス、
吉田のレッドソックス、
鈴木のカブス、
千賀のメッツらは、
残念ながらポストシーズン進出を逃しました。

藤浪と菊池には頑張ってほしいですね。
特に藤浪のオリオールズは、
ワールドシリーズ進出も十分可能ですからね。

さて、
日本人選手たちの今シーズン。

MVPが有力視されている大谷は、
9月に右ひじの故障でDL入りしすぐに手術を行いシーズンを終えましたが、
まあ素晴らしいシーズンでした。

【大谷の2023シーズン成績】
ー投手ー
23試合 10勝5敗 防御率3.14 奪三振167

ー打者ー
135試合 497打数151安打 44本塁打 95打点 打率.304 出塁率.412 OPS1.066

とにかく、
素晴らしいとしか言いようのない成績でした。

本塁打王が確定し、
ゴジラ松井をはじめ誰もが成し得なかった日本人として初めての本塁打王。
素晴らしいですね。
8/24以降ホームランがなかったようですから、「それまでにどんだけ打ってたんだよ~」って感じです。
改めて驚きますね。

これで3年間も輝けるシーズンが続いて、
毎日朝から我々を楽しませてくれたってわけです。

「野球を変えた男」
として既にレジェンドの認識までされている大谷。

手術後の来シーズンは打者のみでの登場となりますが、
来年は果たしてどんなパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか。

そしてそれはどのチームで??

ワタシは長年のエンジェルスファンですが、
最近のエンジェルスにはちょっとあきれており、
大谷にとっては他のチームに移った方がいいのでは・・・・・なんて、
強く思っています。

今年のストーブリーグは、
大谷の去就が大注目ですね。

いずれにしても、
また大谷を見られると思うと、
今からワクワクが止まらなくなります。


そしてほかの選手たちも、
3月のWBCのいい流れを引き継いで、
頑張って素晴らしいシーズンにしてくれましたね。


【吉田の成績】 ~レッドソックス~
140試合 537打数155安打 15本塁打 72打点 打率.289 出塁率.338 OPS .783
【鈴木の成績】 ~カブス~
138試合 515打数147安打 20本塁打 74打点 打率.285 出塁率.357 OPS .842


吉田(レッドソックス)と鈴木(カブス)も、
見事な活躍でした。

両者ともにチームの主軸として活躍し、
いずれも.280台の打率と70台の打点、
そして本塁打も15本と20本放ちました。

いや~立派な成績です。
吉田は正直ここまでやるとは思っていなかったですね。
鈴木も初年度に少し苦しみましたが、
今年はしっかりアジャストして成績を上積みしました。

この3人でクリーンアップ組んだら、
日本チームどんなにすごいんだろう、
なんて又思ってしまいました。

大谷を加えた3人とも30歳前後で、
今が選手人生のピークの年代。

やっぱりMLBに来るのは、
少しでも早い方がいいですね。
ピークをMLBで迎えるのが、
なんといっても大事なんじゃないかと思います。


一方の投手達も、
今年は頑張りました。

【千賀のシーズン成績】~メッツ~
29試合 12勝7敗 防御率2.98 奪三振202
【菊池のシーズン成績】~ブルージェイズ~
32試合 11勝6敗 防御率3.86 奪三振181
【ダルビッシュのシーズン成績】~パドレス~
24試合 8勝10敗 防御率4.56 奪三振141
【藤浪のシーズン成績】~A,s オリオールズ~
64試合 7勝8敗 防御率7.18 奪三振83


千賀はWBC出場を回避して、
MLBでの初のシーズンに備え臨んだ今年。

昨年までと同じように、
「日本でもMLBでも、俺は千賀だ!!」
とでもいうような見事な投球を披露して、
今年何をやってもダメだったメッツにおいて、エースの座を奪い取りました。

12勝で200奪三振越え、さらに防御率がリーグ2位の2点台。
これ以上何を望めっていうんだ・・・・・とでもいうような素晴らしい成績ですね。

菊池も過去最高の成績を収めました。
昨年までの不安定さは影を潜め、
ようやくMLBにアジャストしてきた感じがあります。

そう、彼は不器用な男。
西武の時代も、独り立ちするまで時間がかかりました。
しかしもう心配はいらないでしょう。
ここから数年、菊池の本領が発揮される気がします。

WBCですべてにおいて素晴らしい活躍を見せてくれた「日本の骨」ダルビッシュにとっては、
故障と戦った苦しいシーズンになりました。
防御率4点台は彼にしては珍しく、
難しいシーズンだったと思います。

来年は37歳になりますが、
まだまだこれからもうひと花もふた花も咲かせてくれそうな、
そんな予感すら漂わせてくれます。

そしてそして、
「メジャーはそんな甘くね~ってんだよ」
と散々に言われながら海を渡った藤浪。

デビューこそ苦しい投球が続いて「やっぱだめじゃん!」なんて言われましたが、
徐々にアメリカにも慣れて本領を発揮。
A’sで安定したピッチングを披露し始めると、
7月にはなんと地区首位を走るオリオールズに「請われて」トレードされました。

そしてなんとなんと、
首位チームの中継ぎの一角にでんと座り、
八面六臂の大活躍。

そしてなんと、
シャンパンファイトにまで参加して、
この輝ける1年を締めくくりました。

阪神ファンならずとも、
この活躍は本当にうれしい!!!!

藤浪のポテンシャル、
これからどんどん発揮されていってほしいなあ。

さあ、ポストシーズンです。
9月終盤に若干パフォーマンスを落としているのが心配ですが、
上原以来のワールドシリーズ大活躍・・・・・なんてなっちゃったりして。。
夢は膨らむ一方です。

失うもんなんて何もないんだから、
ドカ~ッといったれ、藤浪!!!!


ということで、
その他でも前田やヌートバー、
マイナーの筒香などの活躍も寄せられて、
今年1年だけでも日本人の野球ファンとメジャーとの距離、
ぐっと縮まった感じがしますね。


さて、
そんなメジャーから悲しいニュースが一つ。

あのナックルボールで一世を風靡した元レッドソックス(ほか)のウェイクフィールドさんが、
亡くなったと伝えられました。
享年わずか57歳。脳腫瘍だそうです。

ウェイクフィールドといえばナックルボーラー。
ワタシ実は、
彼がレッドソックスでやってきてエンジェルスとの試合に初めて先発した試合を、
現地で見ていました。

彼がナックルボーラーということ、
その時まで知らなかったんですよね。

ナックルボーラーといえばフィル・ニークロでしたが、
ウェイクフィールドはそのニークロ以来の本格的なナックルボーラーで、
その試合、あまりに遅いその球をエンジェルスの打線が全く打てなかったのを、
茫然としながら見ていました。

「なんでそんな球、打てね~んだよ~」
なんて思いながら。

確かその前の試合あたりでエンジェルス、
打線好調でボコボコ打っていたのに、
この試合はからっきしで、
えらくフラストレーションをためて家に帰った覚えがあります。

しかしその後、
ウェイクフィールドさんは大ブレーク。
その年16勝を挙げて、
その後200勝まで到達した大投手でした。

(なんでその時まで彼を知らなかったんだろう・・・・なんて思いましたが、彼はパイレーツだったんですね。ナ・リーグ中地区かあ。。。そりゃ知らんわけやなあ。ナ・リーグの試合は、ドジャース戦以外ほとんど見なかったしなあ。)


その後も何回か彼の投球を見ましたが、
不思議にワタシが見ているといつも好投。
ワタシはその頃レッドソックスが大嫌いだった(エンジェルスがいつもやられていたから)ので、
ホント腹立たしかったのを覚えています。

しかし同時に、
「やっぱりメジャーは違うなあ。。。。こんな投手がいること自体、日本ではありえないもんなあ」
なんて感心もしていました。

そんな姿が頭に浮かびました。
ウェイクフィールドは、
あれだけ遅い球を操っている投手なのに、
ワタシの記憶ではさほど盗塁でかき回されるようなことはなかったように記憶しています。

アメリカのチームがそういうことを良しとしないのか、
それとも牽制が結構うまかったりしたのか。。。。。。
そのあたりは記憶もなく、わかりません。

なんと2011年まで現役を続けていたんですね。
我々と同じ年代の選手で、
2011年まで現役!!!!!

それに新たに驚いてしまいました。
45歳まで現役だったってことかあ。
すごいなあ。

マウンドに立ってスイスイと投げる姿、
今でも頭に浮かびます。

ご冥福をお祈りします。


という事でメジャーのシーズンも終わり。
あとはポストシーズンを残すのみですね。

今年は果たして、
どこが勝ち上がってくるのでしょうか。

ここから1か月、
毎日が戦い。
それがMLB。



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2 コメント

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終始圧倒的でした。 (hanahana)
2023-10-04 22:17:22
WBCから始まり、圧巻のパフォーマンスでしたね。
イチロー以上の日本人メジャーリーガーは今後現れないんじゃないかと思っていましたが、
いやはや、イチローすら霞んでしまうぐらいのインパクトを残してくれました。

ダルビッシュがホームラン王を取るようなもんでしょ。ありえねえ。
松井が二桁勝利上げるってことでしょ。んなアホな。
改めてとんでもない偉業ですよね。それもメジャーで。

これから二刀流の選手も現れるでしょうけど、そのどちらでもハイレベルな成績を上げる選手は現れないだろうなあ。
大谷以上のインパクトを残す選手は大谷自身でしょうね。

来シーズンはピッチャー大谷は見れないけれど、負担も減り、バッターに集中することでこれまた驚くような成績を残してほしいものです。
目指すはホームランのシーズン記録、もしくは三冠王。
大谷なら十分可能だと思いますよ。もう驚きません。


同期の藤浪も本当に良かった。
シャンパンファイトで楽しそうにチームメイトとはしゃいでる姿は、なんとも微笑ましく思いました。

当初は大方の予想どおり、「まあ無理だろう」と思っていましたし、デビュー当初なんか見てて辛かったですねえ。
もう誰か介錯してあげてと・・・。

しか~~し!
指導が良かったのか、環境の変化が功を奏したのか、そのどちらでもないのか、はたまたその両方か。
阪神で数年くすぶっていたのが、この半年でこうも変わるのか。

こうなりゃ来シーズンはさらなる活躍を期待しちゃいます。
応援してるぞ!

いや~本当に良かった良かった。



PS
ウェイクフィールドの死去には驚きましたねえ。
日本の一般紙でも取り上げられるほどなので、やはり稀有な存在だったんでしょう。改めて思いました。

投球の8割が(もっとか?)ナックルという生粋のナックルボーラー。
これまた今後現れないんじゃないかな。
現在、動くボールが隆盛を極めていますが、数十年も昔から動くボールを駆使し、並みいるバッターを手玉に取るシーンは痛快でした。

「行先はボールに聞いてくれ」
彼の言葉ではないですが、洒落てますね。


ご冥福をお祈りいたします。
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Unknown (まめちち)
2023-10-06 04:11:54
hanahana様、コメントありがとうございます。
大谷の輝ける一年、本当にすごかったですね。
なんか途中からはこれが普通みたいな感覚に陥っていましたが、
改めて考えるとホントとてつもないことで、
おっしゃるようにダルが40本以上ホームラン打つとか、ゴジラが10勝以上あげるとか、
考えもつかないですもんね。

肘の状態が本当に心配ですが、
大谷のこと、
涼しい顔で来年もバンバンホームランを叩き込んでくれるのではないかと思っています。
今から心配してもしょうがないのですが、
大谷が何年後かに野球界を去った後、
果たしてどれだけの喪失感になるのだろうかと、
そんな心配までしてしまっています。
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