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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第98回全国高校野球選手権大会 第6・7日 連続出場ってえのは、ダテじゃねえんだよ

2016年08月13日 | 高校野球

≪第98回全国高校野球選手権大会≫ ~甲子園~

【第6日】
第1試合 聖光学院(福島) 5-3 クラーク国際(北北海道)
第2試合 北 海(南北海道)2×ー1 松山聖稜(愛媛)
第3試合 作新学院(栃木) 3-0 尽誠学園(香川)
第4試合 秀岳館 (熊本) 6-1 常葉菊川(静岡)

【第7日】
第1試合 木更津総合(千葉) 2-0 唐津商(佐賀)
第2試合 明徳義塾(高知)  7-2 境 (鳥取)
第3試合 盛岡大付(岩手) 11-8 創志学園(岡山)
第4試合 鳴 門 (徳島)  5-2 智弁学園(奈良)


お盆の甲子園。
第6日、第7日の対戦が行われました。

この2日間も熱戦が繰り広げられましたが、
特に目立ったのは連続出場のチームの際立つ勝負強さ。

第6日の第1試合に、
まさかの戦後最長、10年連続出場を決めた聖光学院が登場。

クラーク国際の果敢な攻めに前半は押されっぱなしの展開でしたが、
8回にまさにワンチャンスをものにして、
5-3と大逆転勝ち。

この勝負強さ、
まさに『なぜ聖光学院が10年も連続して甲子園に出場してきているのか』ということがよく分かるような、
震えるような勝負強さでした。

第3試合に登場した作新学院も6年連続。

過去5年間で初戦敗退はたった1度。
甲子園での試合は、
そのキップの良い攻撃力をいつも見せてくれています。

この日はその打線は大爆発とはいかなかったものの、
エース今井が同校で江川以来となる150キロ越えの剛球を披露し、
完封勝ちを収めました。

第7日の第2試合では明徳義塾が、
安定した試合巧者ぶりを発揮して境を寄せ付けませんでした。
やはり『16回連続初戦敗退なし』の記録を持つ明徳の甲子園での強さ、
今年もまざまざと見せつけてくれました。
今年は絶対的な力はないと思われますが、
それでも他校に『明徳は怖い』と思わせるには十分の戦いぶりでしたね。


最後は第4試合で登場の鳴門。

5年連続の出場で、
3年連続甲子園のマウンドに立つエース河野が素晴らしいピッチングを披露。

選抜優勝の智弁学園を、
堂々と寄り切る『番狂わせ』を演じてくれました。


4年以上の連続出場というのは、
完全にチームが甲子園出場を勝ち取るチーム作りのノウハウを持っていると考えられます。
なぜ彼らが強いのか?
それがよくわかる、堂々とした戦いぶりを見せてくれた4チームでした。



それにしても・・・・・・・ひとこと言いたいことが。

それは第7日第2試合。

明徳義塾vs境の試合の8回裏のひどすぎる判定について。

あまりにもひどすぎる判定で、
こういった時にこそ、
プロ野球で採用されている『ビデオ判定』を用いるべきですね。

場面は明徳の攻撃、1死2・3塁のシーン。

打者の打った打球は遊ゴロ。
ショートはボールを本塁へ。

三本間に挟まれた三塁ランナーはサードに戻り、
2塁ランナーは3塁へ到達。

3塁ベースに二人の走者がタッチしている状況となりました。
追ってきた捕手からボールは三塁手へ。
三塁手は2塁ランナー、3塁ランナーの順にタッチ。

本来ならこれで2塁ランナーはアウトのはず。

そしてベースを離れた3塁ランナーのもタッチしたので、
この時点で併殺が完成。
誰もがそう思ったと思います。

しかし3塁塁審は、
ビデオで確認すると、
3塁ランナーがベースを離れた時に三塁手がタッチしているのを全く見ておらず、
2塁ランナーにだけアウトを宣告。

そして最初歩いてベンチに帰っていこうとしていた三塁ランナーは、
自分にアウトが宣告されていないと気付き、
ホームに還ってきて、
これがあろうことか『セーフ』と球審に判定されました。

見ていたワタシは、『はあっ』ってなもん。
『なぜセーフなの?さっぱりわからん』
という感じでした。

球審の説明では、
『三塁ベースタッチしていた2塁ランナー、3塁ランナーへのタッチの順番が違うため、前のランナー(三塁ランナー)はその時点ではアウトになっておらず、そのため本塁はセーフ』
とのことでした。

??????

まったくわからん。

だってその時点で3塁ランナーがアウトでなくたって、
その後塁を離れた後に3塁手にタッチされてるじゃん!!!!

その時点で(3塁ランナー)アウトじゃないの?


それにその時万が一アウトじゃなかったとしても、
三塁ランナー、ホームに突っ込むときに、
ベースの内側、3フィートラインの完全に内側を通っているから、
それだけ見ても、明白にアウトでしょ!!


完全に3塁塁審も球審も、
このプレーの大事なところを見落としていただけなのに、
なぜあ~だこ~だと説明にもならない説明をして、
わざわざセーフにするんだろう??

まったく理解できない、
審判の完全な誤審でした!!!!


こういうことがないために、
プロ野球はビデオ判定が採用されているんでしょ?

高校生は何も審判の判定に文句言えないために、
こんな判定でも黙ってろってか??

おかしいだろ、こんな判定。


試合展開から、
試合の帰趨には直接関係ないから、
大きな問題にはなりませんでしたが、
こんなことがまかり通るんなら、
そして抗議も許されないなら、
野球なんて成り立ちませんぜ。


プロ野球なら、
大問題になっているところですぜ。

審判団と大会本部には、
反省してもらいたいものですね。

今大会も例年と同じく、
審判の判定には疑問も多いです。

審判はボランティアでやっているからというエクスキューズは、
試合の公平性という面で見ると、
決してしないでほしいものです。

審判を完全に信頼し、信用し、
抗議すら許されない両チームに、
胸を張れる判定を望みます。

そして人間である限り必ず起こるミスジャッジが起こった際には、
変な論理で言いつくろわないで、
間違いを認めてジャッジを変えるという勇気を。

切に望むところです。

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