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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

デ杯

2012年02月13日 | テニス

錦織の全豪オープンベスト8で、
新年から大いに盛り上がっているテニス界。

この週末の3日間、
兵庫県で行われたデビスカップ。

国別対抗のテニスの”団体戦”です。

学生の時代にテニスをやっていたものにとって、
この”団体戦”は特別な思いがあるはずです。
団体戦は、
個人戦とは似て非なるもの。

テニスという『波乱の本当に少ない』競技にとって、
ランキング通りに事が運ばない唯一の試合が、
団体戦ということも言えるのではないでしょうか。

その団体戦の中で、
究極のものがこのデビスカップ。

ある年齢以上の人にとっては、
『デビスカップ』というよりも『デ杯』と言った方が、
通りがずっといいような気がします。
ワタシもその一人。

『デ杯』
という言葉を聞くと、
なにかこう、胸にズキ~~ンと響いてきますね。


学生テニス(大学)で言うと、
デ杯選手というのは、
究極の”目指すべき場所”なんですよね。

特に私たちの時代は、
錦織クンのような”世界で戦える”選手は皆無。
ということで、
最も選手としてのひのき舞台は、
この『デ杯』日本代表ということでした。


試合に出ないテニス選手
      ↓
無資格選手(関東学生選手権・予選敗退)
      ↓
関東学生選手(関東学生選手権・本戦出場)
      ↓
インカレ選手(全日本学生選手権出場)
      ↓
ジャパン選手(全日本選手権出場選手)
      ↓
デ杯選手(デビスカップ日本代表)

こんな風に、
自分のステータスをあげていきたいと思って頑張ったものでしたね。

そのピラミッドの頂点に君臨したデ杯。
だからこそ、この【デ杯】という言葉に、
ズキンと来てしまうんですね。


ワールドグループに復帰した日本。
昨日までの対戦では、
会場をいっぱいにして、
大声援の中での戦いでした。

もちろんこれは錦織人気あってのものですが、
あの雰囲気の中での【テニス団体戦】、
素晴らしいものがありましたね。


【デ杯ワールドグループ・1回戦】
   
    日本   2 - 3     クロアチア
(第1日)
S1 〇  添田   3-1    ドディグ   ●   
S2 ●  錦織   0-3    カロビッチ  〇

(第2日)
D  ●伊藤・杉田  1-3   ドディグ・カロビッチ 〇

(第3日)
S1 〇 錦織   3-0    ドディグ    ●
S2 ●  添田   0-3    カロビッチ  〇


結果は惜敗でした。
しかし、
地力は十分に見せつけて、
会場は何度も大歓声に包まれました。

エース錦織を十分にサポートする、
なかなかのチーム構成になりました。

ダブルス専門のプレーヤーが出てくれば、
どんどん日本も勝てていくようになるでしょう。

一本一本、
味方の選手が決めるごとに『よっしゃー』の声がベンチからも響き渡るこの雰囲気、
ゾクゾクしちゃいます。

こんな雰囲気の試合をどんどん一般に魅せていけば、
テニスの魅力は一気に広まっていくかもしれませんね。

デ杯もシングルス6本、ダブルス3本の9本で5本先取という試合になったら、
どんなことになるんでしょうか。

究極の団体戦だと思うんだけどなあ。


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