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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

年月というものは・・・・・

2014年03月04日 | メジャーリーグ

昨日はヤンキースのマーくん、田中投手が鮮烈なデビューを果たしました。

まあ、
デビューといってもプレシーズンゲームでのことなので、
本当の”デビュー”は公式戦に入ってから。
どんなピッチングを見せてくれるのか、
興味津々です。

毎年、数多のアマ野球選手がプロ野球への扉を開き、
『プロ選手』として羽ばたきます。
その数1年間で70余人。

しかしその陰では、
その数だけプロ野球から身を引く選手がいるのもまた事実。

そうして新陳代謝が行われていきます。

そして最近は、
日本の野球で『やるべきことはすべてやった』
と思われる選手は、
その舞台をアメリカのメジャーリーグに求めて、
海を渡っていきます。

今年もまた、
『誰が見ても、日本NO1ピッチャー』
であった田中投手が海を渡りました。

一昨年は、
これまた当時『誰が見ても日本一』
のダルビッシュが海を渡っていきました。

そしてさかのぼること数年。
当時『誰が見ても・・・・』
と思われていたのは、
松坂大輔投手。

その球歴、
今更説明するまでもありません。

横浜高校では、
その剛腕ぶりとともに激戦ストーリーでも高校野球史に名を残す存在となり、
ドラフトの目玉としてプロ野球に入団したルーキーイヤーには、
16勝というとんでもない数字を挙げて新人王。

以降最多勝3度、
最多奪三振4度など、
『獲れる賞はすべて獲得して』
8年間のプロ野球生活で108勝をあげて、
当時破格の60億円というポスティング料でボストン・レッドソックス入りをしました。

その当時の松坂、
本当にキラキラと輝いていました。

まさに、
『オーラ全開』
という感じでしたね。

この松坂の出現から、
『松坂世代』
という言葉が生まれ、
それがその後、
『ダルビッシュ世代』や、
『マーくん世代』という言葉を生みました。

ちなみにその前は、
『〇〇時代』
と呼ばれていた記憶がありますね。

『桑田・清原時代』
なんてね。

『桑田・清原世代』
と呼ばれだしたのは最近のことで、
『松坂世代』以前の年代の選手たちは、
後付けでフィードバックして呼ばれているのだと思います。


そんな松坂。

ここ数年、
ホントにパッとしない成績しか残せていません。

神奈川の高校野球ファンで、
おまけに西武ライオンズのファンでもあるワタシにとっては、
松坂という存在はダルビッシュや田中と比較しても、
ワタシの中ではケタ違いに大きなものです。

だっていつも、
彼はワタシの【応援する側】のチームにいたんですから。


そしてこの『松坂世代』の選手たち。

甲子園組を中心として、
10年間ぐらいに亘って本当に日本球界を席巻しました。

和田(カブス)、杉内(巨人)、新垣(SB)のSB三本柱をはじめ、
藤川(カブス)、木佐貫(日ハム)、館山(ヤクルト)、久保(横浜)、久保(巨人)らの投手たちや、
村田(巨人)、小谷野(日ハム)、東出(広島)、森本(西武)らの野手陣。

キラキラした超一流選手たちの宝庫たちでした。

それぞれの個性が輝く世代でしたが、
その中心にはやはり、
『トップランナー』としての松坂大輔の姿がありました。


その松坂が、
ここ数年もがき苦しむ姿しか、
私達には見せてくれません。

ヒジの故障の影響もあるでしょうが、
その投球も往時とは大きく変わりましたね。

ほれぼれするような、
体いっぱいを使った無駄のないフォームから繰り出される150キロの速球と消えるスライダー。
そしてピンチになるほど発揮されるピッチャーとしてのオーラ。

そんなイメージを今でも引きずっているワタシにとっては、
昨今テレビの画面から映し出される彼の姿、投球は、
本当に『悲しくてしょうがない』としか表現しようがありません。

昨日のピッチングもニュースで見ましたが、
やはり”あの松坂”ではありませんでした。

なにがって?

オーラがありません。
マウンドでの輝きが。。。。

前日マーくんがマウンド上で見せたあの輝きや、
ダルビッシュが見せる『超一流の匂い』を、
今の松坂には感じることができないのが、
なんともつらく悲しいところです。

ずっと応援しているだけに、
なんとか・・・・
の思いは強いです。


松坂が海を渡る前のオフ、
ワタシと同様に西武ファンにして松坂の大ファンである友人と、
酒を酌み交わしながら語り合ったことを思い出しました。

その時、
ワタシも友人も、
こんなことを言っていましたっけ。

『マツは、メジャーに行っても、涼しい顔をしながら、とんでもないことをやってのける気がするね。最多勝だとか、20勝だとか。本当に、力まず涼しい顔で』


その当時に戻ることは出来ませんが、
マーくんやダルビッシュを向こうに回して、
『オレこそが元祖【甲子園発プロ野球経由メジャー入り】の元祖だ!』
というピッチングを見せてほしい。

今シーズンは、
その意地に期待する、
ワタシです。

*ちなみに同じ西武からMLB入りして、すっかり埋没してしまっている中島くん。彼のことは、元々あまりファンでもなかったので、ほとんど記憶の外です。まあ、日本に帰ってきた方がいいんじゃないの?『通用していない感』がバリバリです。



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