昨日はヤンキースのマーくん、田中投手が鮮烈なデビューを果たしました。
まあ、
デビューといってもプレシーズンゲームでのことなので、
本当の”デビュー”は公式戦に入ってから。
どんなピッチングを見せてくれるのか、
興味津々です。
毎年、数多のアマ野球選手がプロ野球への扉を開き、
『プロ選手』として羽ばたきます。
その数1年間で70余人。
しかしその陰では、
その数だけプロ野球から身を引く選手がいるのもまた事実。
そうして新陳代謝が行われていきます。
そして最近は、
日本の野球で『やるべきことはすべてやった』
と思われる選手は、
その舞台をアメリカのメジャーリーグに求めて、
海を渡っていきます。
今年もまた、
『誰が見ても、日本NO1ピッチャー』
であった田中投手が海を渡りました。
一昨年は、
これまた当時『誰が見ても日本一』
のダルビッシュが海を渡っていきました。
そしてさかのぼること数年。
当時『誰が見ても・・・・』
と思われていたのは、
松坂大輔投手。
その球歴、
今更説明するまでもありません。
横浜高校では、
その剛腕ぶりとともに激戦ストーリーでも高校野球史に名を残す存在となり、
ドラフトの目玉としてプロ野球に入団したルーキーイヤーには、
16勝というとんでもない数字を挙げて新人王。
以降最多勝3度、
最多奪三振4度など、
『獲れる賞はすべて獲得して』
8年間のプロ野球生活で108勝をあげて、
当時破格の60億円というポスティング料でボストン・レッドソックス入りをしました。
その当時の松坂、
本当にキラキラと輝いていました。
まさに、
『オーラ全開』
という感じでしたね。
この松坂の出現から、
『松坂世代』
という言葉が生まれ、
それがその後、
『ダルビッシュ世代』や、
『マーくん世代』という言葉を生みました。
ちなみにその前は、
『〇〇時代』
と呼ばれていた記憶がありますね。
『桑田・清原時代』
なんてね。
『桑田・清原世代』
と呼ばれだしたのは最近のことで、
『松坂世代』以前の年代の選手たちは、
後付けでフィードバックして呼ばれているのだと思います。
そんな松坂。
ここ数年、
ホントにパッとしない成績しか残せていません。
神奈川の高校野球ファンで、
おまけに西武ライオンズのファンでもあるワタシにとっては、
松坂という存在はダルビッシュや田中と比較しても、
ワタシの中ではケタ違いに大きなものです。
だっていつも、
彼はワタシの【応援する側】のチームにいたんですから。
そしてこの『松坂世代』の選手たち。
甲子園組を中心として、
10年間ぐらいに亘って本当に日本球界を席巻しました。
和田(カブス)、杉内(巨人)、新垣(SB)のSB三本柱をはじめ、
藤川(カブス)、木佐貫(日ハム)、館山(ヤクルト)、久保(横浜)、久保(巨人)らの投手たちや、
村田(巨人)、小谷野(日ハム)、東出(広島)、森本(西武)らの野手陣。
キラキラした超一流選手たちの宝庫たちでした。
それぞれの個性が輝く世代でしたが、
その中心にはやはり、
『トップランナー』としての松坂大輔の姿がありました。
その松坂が、
ここ数年もがき苦しむ姿しか、
私達には見せてくれません。
ヒジの故障の影響もあるでしょうが、
その投球も往時とは大きく変わりましたね。
ほれぼれするような、
体いっぱいを使った無駄のないフォームから繰り出される150キロの速球と消えるスライダー。
そしてピンチになるほど発揮されるピッチャーとしてのオーラ。
そんなイメージを今でも引きずっているワタシにとっては、
昨今テレビの画面から映し出される彼の姿、投球は、
本当に『悲しくてしょうがない』としか表現しようがありません。
昨日のピッチングもニュースで見ましたが、
やはり”あの松坂”ではありませんでした。
なにがって?
オーラがありません。
マウンドでの輝きが。。。。
前日マーくんがマウンド上で見せたあの輝きや、
ダルビッシュが見せる『超一流の匂い』を、
今の松坂には感じることができないのが、
なんともつらく悲しいところです。
ずっと応援しているだけに、
なんとか・・・・
の思いは強いです。
松坂が海を渡る前のオフ、
ワタシと同様に西武ファンにして松坂の大ファンである友人と、
酒を酌み交わしながら語り合ったことを思い出しました。
その時、
ワタシも友人も、
こんなことを言っていましたっけ。
『マツは、メジャーに行っても、涼しい顔をしながら、とんでもないことをやってのける気がするね。最多勝だとか、20勝だとか。本当に、力まず涼しい顔で』
その当時に戻ることは出来ませんが、
マーくんやダルビッシュを向こうに回して、
『オレこそが元祖【甲子園発プロ野球経由メジャー入り】の元祖だ!』
というピッチングを見せてほしい。
今シーズンは、
その意地に期待する、
ワタシです。
*ちなみに同じ西武からMLB入りして、すっかり埋没してしまっている中島くん。彼のことは、元々あまりファンでもなかったので、ほとんど記憶の外です。まあ、日本に帰ってきた方がいいんじゃないの?『通用していない感』がバリバリです。
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