SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

そして…それでも野球は続く

2013年03月21日 | プロ野球

第3回WBC決勝で、
ドミニカ共和国がプエルトリコを3-0で破り、
悲願の初優勝を飾りました。

1次予選、2次予選、そして準決勝、決勝。

今大会のドミニカは、
強さとともに安定感が抜群でした。

前回までのドミニカは、
強いチームでしたが安定感に乏しいチームで、
そこに付け入られる隙があり、
決勝までも進出することはできませんでした。

しかし今回、
やはり前回までの敗因をきちっと分析し、
対策を立て、
そしてそれを遂行できる選手たちを選んできましたね。

選手たちの≪世界一≫を目指すモチベーションも、
いつになく高かったですね。

アメリカも同じように好選手をそろえていたものの、
選手の今大会にかけるモチベーションが相変わらずで、
ドミニカ、プエルトリコに大きく劣っていました。

『シーズンを前に、ケガはできね~よ』
という姿勢でプレーしていたら、
そりゃあ勝てんわなあ、野球ってスポーツは。

今後の大会でも選手たちの気持ちが変わらなければ、
どんなに超一流のプレーヤーを”寄せ集め”したところで、
結果は変わらないと思いますよ。


ということで、
今回はとても順当な結果だったと思います。

意外だったのは、
キューバチーム。

彼らが2次ラウンドで敗れ去ったのが唯一の波乱だったかな?!


日本、韓国などについては、
前回までの『大活躍』で大会自体をなめてしまったかな。
簡単に勝ちぬけるだろうという感じが、
なんとなく出ていた気もしますね。


やっぱり両国ともに、
『ベリーベスト』のチームを組めなければ、
優勝争いに絡むことはできませんよ、実際。

『国内組だけ』
というようなチームでは、
『そもそも実力的に劣るだろう』
ということですね。


日本チームについては、
台湾戦の劇的な勝利によって息を吹き返したように報道され、
ワタシも含めて日本中が
『もう大丈夫、負けるわけはねえ』
なんて勘違いをしてしまいましたね。

実際台湾戦の後の数日間、
気分良かったもんねえ。
ナチュラル・ハイな状況でした。


本来はもっと、
このチームについては危機感を持ちながら力を上げていかなければならなかったんでしょうね。

いずれにしても、
敗因は選手ではなく、
首脳陣にあることは明白だと思います。

台湾戦で王投手に中盤まで完璧に抑えられた時、
気が付いていなければならなかったんですよ、本当は。
『あまりに無策なベンチ』
ということに。

右打ちもなきゃあ、待球の指示もなし。
同じようにブリブリ振り回したり、
策なく打ち続けて内野ゴロの山を築いたり。

同じことを繰り返してはいけなかったのに、
準決勝のプエルトリコ戦で、
また同じタイプのピッチャーに同じことを繰り返しました。

でも台湾戦の『激勝』があったので、
今回もまた終盤に『奇跡』が起きるとでも思ったかね。
『選手に任せる』
采配を貫きましたね。

『無策にもほどがある』
と、
ファンは怒っていると思いますよ。

こんな負け方をして帰ってきた首脳陣を、
ファンは暖かく迎えちゃいけないと思いますね、個人的には。

『負けの責任は、すべて首脳陣が取る』
というのは勝負では当たり前のこと。
山本監督以下、
実績を残せなかった首脳陣の方々、
自分の言葉でこのチームに幕を引いてくださいね。
待っています。


さて、
WBCについては、
本当にこれが最後にします。

また4年後、
今度はもっと野球を知った中田が4番を打ち、
藤波や大谷、菊池などの剛腕がビシビシ投げまくるというチーム、
期待しています。


このもやもやする気分を吹き飛ばしたくて、
今日は東京ドームのオープン戦に足を運びました。




試合前、『監督のオーダー交換』でオーロラビジョンを見てびっくり。
巨人・原監督がにこやかな表情で映っていたんですから。

昨日あたり帰国しただろうとは思っていましたが、
まさか今日采配を振るうとは思っていなかったもんで。。。。。
ご苦労様です。

さて、
今日足を運んだのは、
埼玉西武ライオンズの4人の選手を見るためでした。

その4人とは、
『新生・西武ライオンズ』
を象徴する存在として、今年活躍が期待されている選手たちです。

まずはルーキーながらこのオープン戦で大活躍!
今まさにポジションをつかみかけているセカンド・金子選手。

彼はライオンズには長年待望久しかった、
ナチュラルに”トップバッター”な選手です。

50mが5秒80という≪超俊足≫を持ち、
その足ばかりが入団時から注目されていましたが、
オープン戦での彼を見ると、
『決して足だけの選手ではない』
ことがよくわかる連日の大活躍。

まだまだ公式戦が始まっているわけではないため、
これから彼の前にはたくさんの壁が現れるでしょうが、
楽しみな選手であることは間違いなし。


そして【待望久しい】と言えば、
期待値が大き過ぎてはちきれんばかりの選手がもう一人います。
ショートの19歳、永江恭平選手です。

長崎海星出身の2年目。

今年ライオンズは、
中島という長年のレギュラーショートが抜けて、
その”後釜探し”が急務となっていました。
ぽっかり空いた穴を数人の選手が争っていましたが、
キャンプ前には【大穴】と目されていたこの10代の若武者が、
自信のある守備の精度に加えて打撃でも長足の進歩を遂げ、
堂々とポジションを奪い取りました。

彼の守備は、
ワタシの見るところすでに去年までの中島よりも明らかに上だと思います。

中島は、彼がショートに入ることにより、
その守備位置の狭さ、スローイングの不安定さや併殺プレーの稚拙さなどで、
何度も投手が苦しいところで足を引っ張ってきたと思っています。
(特に併殺の取れない守備は、何度ため息をつかされたことか。)

しかし彼は人気が抜群でいいところで打ってくれるため、
守備の稚拙さには目をつぶられ、それを責めるファンはあまりいませんでした。

あまつさえ、ここのところは『ゴールデングラブ』賞も取ったりしていました!!

投票する記者、特にセ・リーグを主に見ている記者なんかが、
いかに西武の試合を普段見ていないかが、
よ~くわかる選出ですね。

ゴールデングラブとベストナイン、
混同しちゃっています。

おっと、話を戻します。

ワタシは長い事、
『彼がショートを守っている限りライオンズの優勝はないな』
とまで思っていました。
『何で彼をサードにコンバートしないんだろうか』
というのがワタシが常々ライオンズに不満を感じていたところでしたね。

まあ、【代わりの選手がいない】というのが、
本当のところだったんでしょうが。

しかしまさに今年、
この”スーパースター”が抜けたところに、
『家貧しくして孝子あらわる』で永江が出てきた。

歴史の必然というものを、感じざるを得ませんね。

ライオンズの歴史は、
いつもそんなことの繰り返し。

古くは、田淵の引退により秋山(現SB監督)が登場。
清原がFAで去るとすぐに松井稼が。
松井稼がMLBに行ってしまったら中島が。

常に『チームのスーパースター』の後釜に座る選手がすぐに出現してきました。

そして今回は、
永江にはそのにおいがプンプンしますね。
ワタシの期待値、
いやがうえにも高まっています。
もし永江が成長してショートの定位置をがっちりつかめば、
『向こう10年は大丈夫』
と思います。

目指してほしい選手は、
何と言ってもヤクルトで名球会入りした、宮本選手。
40を過ぎても我がチームで変わらずやってほしいなんて贅沢なことは言いませんから、
頑張って頂戴ね。

そういえばこの永江選手、
ワタシは一昨年の甲子園でも見ているので、
より一層親近感がわいているのかもしれませんね。


そして3人目は、
今ワタシが最も好きで、尊敬している野球選手である、
秋山外野手です。

もう彼については言うことはありません。

日本野球のスーパースターになる第一歩を記す1年になると確信しています。

彼のプロ意識、
たぶん今のプロ野球選手の中でも屈指だと思います。
彼は一昨年、昨年とケガに泣かされていますので、
そのことだけが心配です。

しかし今日間近で見た彼は、
去年とは違い腰回り、上半身ともにガッチリ。
身体をビルドアップしてきましたよ~!

今年の秋山選手に、
期待大です。


最後は、
今日は出番はありませんでしたが、
3年前のドラ1である大石投手。

抑えに予定していたサファテ投手がどうもパッとしないため、
先週あたりから大石投手が『抑え』の位置に座りました。

この『抑え』こそ、
言わずと知れた大石投手の”天職”。

期待値MAXの昨年まで2年間は、
まったくと言っていいほど実績を残せない、
彼にとってはもがき苦しむ2年間でした。

しかし抑えという『天職』に戻り、
早稲田大学時代のあのものすごい投球がよみがえれば、
向こう10年は抑えの座も安泰です。
藤川球児投手みたいに、
息の長い抑え投手になってもらいたいものです。


ということで、
世間の評価によると、
今年のライオンズは
『中島が抜け、中村も中盤まで帰ってこない西武はBクラス濃厚』
なんて言われていますが、
ワタシはまったく別の評価をしています。

新しい『いい選手』がいっぱい出てきそうな予感で、
こんなに期待値の高い年はかつてないぐらいですね。
今年のライオンズは『楽しみでいっぱい』です

今年は、
球場に足を運ぶ回数も増えそうです。


そんなことで・・・・


いくらWBCで厳しい負け方をしたとしても、
それでも野球は続いていくんですねえ。

新しいシーズンはすぐに始まりますから、
そのことに気持ちを傾けているところです。

おっとその前に、
明後日からは選抜も始まるんだったなあ。

球春

という言葉がよく似合う、
とても暖かな日でした。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« WBC準決勝  負けに不思... | トップ | 大谷、二刀流を初披露! や... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

プロ野球」カテゴリの最新記事