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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

箱根駅伝は、青学大の圧勝

2022年01月05日 | スポーツ全般

今年の箱根駅伝。

戦前の予想では、
青学大と駒大が2強で、
他校が付け入るスキはなさそうだとの言葉が躍っていました。

ワタシも「今年は2校が圧倒的に強そうだな」
とは思っていましたが、
まさかこれほどまでに青学が強いとは思いませんでした。

予想より早い3区でトップに立ち、
あとは悠々の一人旅。

各ランナーともに「俺たちの目標は箱根新記録だ!」という気迫とともにグングンスピードを上げ、
なんと10時間43分42秒という、
空前絶後に近い大記録。

なんと2位とは10分51秒もの大差。
まさに「圧勝」と言っていいレースでした。

特に復路の強さと言ったら。。。
今ワタシは、
なぜ青学はここまで強いのかという、
あまたある分析記事を、
フムフムとうなずきながら読んでいるところです。

今年の箱根駅伝は、
青学の走りを「スゲーなあ」と眺めながら、
2位以下の目まぐるしいまでの順位変動を楽しんでいたというところですね。

まあ、
これがあるから箱根は最後まで楽しく見られるわけです。

優勝争いのみがフォーカスされる大会なら、
今年は面白さは半減してしまいましたものね。

それにしても、
復路での各校の浮き沈み、
凄かったですね。

往路で大健闘の2位帝京大、そして4位国学院大は復路で苦しいレースとなり、
最後何とか粘って国学院大が8位、帝京大が9位に滑り込んでシードを確保しました。

国学院大は7区で、そして帝京大は9区で一時10位に落ちてどうなることかと思いましたが、
もともと実力を兼ね備えているという事と、
シード落ちしてなるものかという強い気持ちで盛り返しました。

2強の一角と言われた駒大は、
順調に2位までコマを進めたものの、
8区の故障明けの準エース・鈴木が今一つの走りに終わって順位を下げ、
9区・10区で優勝候補の意地を見せて総合3位でフィニッシュ。
連覇はなりませんでした。

大ベテランの大八木監督をして、
また今年も箱根の難しさを痛感したというレースだったのではと思います。

一方1区、2区で出遅れたもののじわじわと順位を上げ、
名門・順大が2位に入ったのには驚きました。

三浦が走った2区でも差を詰められずに17位だった時には「今年は終わったか」と思われましたが、
ひとりひとりが持ち場の区間を本当に見事に快走。
じわじわと順位を上げて、
6区山下りで3位に浮上、
8区では2位とさらに浮上して、
ゴールテープを切りました。

ハーフマラソンは完全に専門外のオリンピアン・三浦に頼らずとも、
十分にトップを狙える走りを見せて、
高らかに名門復活を宣言する大会となりました。
見事でした。

箱根では新顔の東京国際大、創価大も、
「新たな名門の誕生」を予感させる走りで、
連続のシード権を獲得しました。

名門といえば、
箱根の中ではもっとも「名門」と言われるにふさわしい実績を残す中大も、
今年は頑張って6位入賞。
しかも9区までは3位と、
「もしかしたらトップを狙えるのでは」という余韻を残して、
今年のレースを終えました。

1区吉居の区間記録を破る快走は見事。
新たなるスターの誕生を予感させました。

数年前には予選会で敗退という屈辱を味わいましたが、
本当に見事にV字回復を見せ、
今後が楽しみになってきました。

「今季はきつい戦いになる」
と言われていた東洋大と東海大。
この両強豪の明暗がくっきりと分かれました。

東洋大は「厳しい」と言われていた通りに往路は延びず9位。
復路も順位を上げることができずに8区まで9位に沈み「ひょっとしたらシード権争いに巻き込まれる?」という感じでしたが、
10区の清野が快走。

テレビには映っていなかったのですが、
どんどん順位を上げて、
なんと4位でゴールテープを切り、
強豪の面目を保ちました。

一方の東海大。
昨年までは「候補の一角」でしたが今年のチームはけが人も多く苦しい布陣で、
「何とかシード権確保」という感じでのレースでした。

レースは往路、2区でブレーキを起こして順位を落とし5区までは苦しい展開も、
山登りの1年生・吉田がなんと青学大にも先着する区間2位の快走で、
往路順位は10位でフィニッシュ。

復路はまずまずの手堅い走りで9区終了時点では8位。
最終区で5,6位ぐらいまで順位を上げる可能性があると思われましたが、
なんと日本橋付近でカメラに収められた姿はシード確保できずの11位。
苦しい駅伝で、
シード落ちとなってしまいました。

まあ、
1,2年生の逸材たちがいい走りを見せてくれたように、
希望もある今年の箱根だったとは思います。
捲土重来を期待しています。

ワタシの応援していた国士大は、
今年は往路で大健闘を見せたものの最終順位は15位。
ここから一つずつ階段を上っていってほしいチームです。

超名門の早稲田、明治は、
今年の箱根では全く見せ場を作ることができず、
1区から一度もひとケタ順位に上がることはなく13位、14位でのフィニッシュ。
期待の大きい年だっただけに、
OBの落胆も大きかったことでしょう。

初出場の駿河台大は、
箱根の厳しさを思い知らされたレースだったと思いますが、
それでも最後までタスキをつなげたこと、
さらに最終区で一つ順位を上げたこと、
その二つの大きなお土産をもって初出場のレースを終えました。

徳本監督のこと。
これからどう強豪に育てていくのか、
そのことで今は頭がいっぱいだと思います。

それぞれに素晴らしかった今年の箱根駅伝。
やっぱり2日間、11時間もの長きにわたって、
見てしまうものですねえ。。。。。。

いつも終わってからはっと気づいて、
「ああ、今年も最後まで、見ちまったなあ」
なんて感慨に浸るのですが、
それもまた正月の一つの風景なんでしょうね。

選手、関係者の皆さん、
本当にお疲れさまでした。

あの金色と紅白、
日の丸と富士山をかたどったポスターを見ると、
日本のお正月を実感します。

穏やかな天候の、
いい2日間でしたね。




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