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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

決勝は東北福祉大vs国際武道大

2018年06月17日 | 大学・アマ野球

【第67回全日本大学野球選手権大会】 〜神宮〜
【準決勝】
第1試合 東北福祉大 7-3 慶応大
第2試合 国際武道大 4-3 九州産業大 (延長10回タイブレーク)

今年の梅雨の祭典は、
近年では珍しい「まさに梅雨の中での戦い」となっていますが、
昨日の準決勝は雨で開始時刻を遅らせて始まりました。

第1試合は今大会打線が絶好調の慶大に対して、
「オレ達も打ち合いには自信があるぜ」とばかり、
東北福祉大の打線が爆発。

慶大ペースで進んでいた試合の6回、
二死からチャンスを掴むと清水の逆転打が飛び出し、
さらに吉田が息の根を止める3ランを叩き込んで逆転の快勝。

90年代には名将・伊藤監督に率いられ一時代を築いた大学野球の名門が、
14年ぶりに決勝の舞台に帰って来ました。

胸には変わらぬTOHOKUのマーク。
東北地方の熱い期待を受けて、
決勝を戦います。

第2試合は強豪同士の素晴らしい戦いとなりました。
昨年のこの大会で準優勝に輝く大躍進を遂げた国際武道大。
今年はリーグ戦全勝でこの大会に突入し、
公式戦無敗のままここまで駆け上がってきました。

一方の九州の雄・九産大。
今大会では初戦でV候補の東海大を接戦で下すと、
2戦めにはV筆頭候補と言われた東洋大のドラ1候補の並ぶ投手陣を完膚なきまでに打ち崩して二桁得点でコールド勝ち。

「九産がつえーなぁ」

と大学野球ファンを驚かせての4強進出。

このチーム、
打線だけではなく投手陣の質も高く、
バランス感覚が抜群。
“隠れ優勝候補”から堂々の優勝候補となってこの準決勝に臨みました。

試合は序盤に点を取り合うものの、
中盤からは一転国際武道大・平川、九産大・岩田の投げ合いになり、
レベルの高い凌ぎ合いの様相を呈しました。

カクテル光線に照らされ、
観衆こそ少なかったものの、
「これが大学野球だ」
ということがビンビンに感じられる、
痺れるいい試合でした。

試合は延長に入りタイブレークへ。

高校野球と違い延長突入で即タイブレーク突入となる大学野球。

個人的な見解なんですが、
縛られずタイブレークは多彩に攻め手を考えられる先行の方が有利なんではないかと思ったりしています。

であるがゆえ、
これまでは「終盤に試合がもつれれば圧倒的に後攻が有利」というのがお約束でしたが、
これからは(特に即タイブレークの大学野球は)後攻が有利とは言えないようになりますね。

やっぱり、
試合に対する考え方自体が変わってきているように感じますね。

ということで延長タイブレーク。
九産大に痛恨のミスが出て国際武道大が勝ち越すと、
すかさず勝俣が追撃のタイムリーで2点。
そして裏の九産大の必死の反撃をエース平川が耐えて逃げ切りました。

いずれにしても、
いい試合でした。


さあ、
決勝です。

実力互角の両大学。
しかし準決勝でエース平川が10回を投げきっている国際武道大は、
どのように投手をつないで東北福祉大に相対するか、
興味がありますね。

ケガでこの春のシーズンを棒に振った昨年のエース・伊藤が華麗なる復活を遂げるのか。

東北福祉大としては、
投手陣はつないで来るでしょう。

なんとなくではありますが、
3〜5点というミドルレンジでの取り合いになりそうな気がしています。

果たしてどうなるか。

夢の日本一まで、
あと一歩です。
両チームとも、頑張れ!

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