これ以上ないスパークぶりで、
6月にして早くもマジックを点灯させたヤクルト。
向かうところ敵なし・・・・だったはずが、
一転コロナ禍に見舞われて大ピンチ。
何しろ野手8人のスターティングラインアップのうち、
5人が離脱してなんと3人しか出られないというピンチ。
その前の巨人戦から何かおかしかったものが、
次の阪神戦で一気に噴き出して、
3試合の中止を挟んで6連敗。
その前まで14カード連続勝ち越しというものすごい記録を残していたのに、
恐ろしい外敵に行く手を阻まれて四苦八苦。
もちろん2位以下とは10ゲームを優に超す差がついていたので、
トップの位置が危なくなることはなかったのですが、
ゲームの進め方が悪くなると同時にあれだけ盤石を誇っていた投手陣もなぜか打たれ出し、
一昨日は頼みのマクガフが登板するも打たれて巨人との打撃戦を落としました。
「これはちょっとやばいな」
と思って臨んだ昨日の巨人戦。
先発の苦労人・小澤が巨人打線を何とか6回までゼロに抑えると、
打線も少しずつ点を重ねて5-0とリード。
しかしここでこのまま終わらないのが今のヤクルト。
7回にコールがまさに“背信投球”で1点を返されると、
8回にマウンドに上がった梅野も不安定で中田、ウォーカーという巨人の誇る好調な選手にアーチを浴びあっという間に2点差。
重信にも四球を与えて、
まさに「生きた心地がしない」状況でした。
しかしここでビッグプレーが。
大城の放ったレイトへの大飛球。
「抜けたか~」
と思ったらジャンプ一番、
渡邉が好捕。
これが抜けていたら、
少なくともその後同点にはなっていたであろうという当たりで、
これを好捕したことがそのまま勝ちに結びつきました。
さらに次の吉川の当たりもセカンド正面のライナーでゲッツー。
9回は前日の雪辱を期してマウンドに上がったマクガフがきっちり抑えて、
いつ以来だかわからないぐらい忘れていた”勝ち”をゲットすることができました。
それにしても、
前半のあの楽勝ムードから、
一転して最後は追い詰められる展開へ。。。。
1勝するのは本当に難しい。
調子よくパンパン勝っているときは全く気がつかないこの『野球の真理』を、
この日もまたかみしめながら。。。。ホッと胸をなでおろしました。
でもこの苦しさが、
後から振り返ると格別な思い出に変わっているんですよね、
優勝する年は。。
さあ、
これで暗いトンネルは抜けた。
戦士たちも続々と戦列に復帰。
また「強いヤクルト」が戻ってきます。
景気づけにいっちょ、
今日も勝っちゃいましょうかね。
高橋の好投、
期待しています。
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