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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

選抜高校野球  驚愕の打線で決勝へ

2010年04月02日 | 高校野球
選抜高校野球 準決勝 第1試合

日大三 14-9 広陵


日大三が、
脅威の9打数連続安打で試合をひっくり返し、
38年ぶりとなる決勝に進出しました。

優勝すれば39年ぶり。

あの当時の吉沢選手の息子、
吉沢くんがマウンドに登って最後を締めました。

脈々と受け継がれた伝統を感じる勝利です。

広陵にとっては、
まさに”恨みの雨”となってしまいました。
何とか堪えていた有原投手、
8回の自らの失策で緊張の糸が切れてしまったのかもしれません。

その有村投手、
秋の中国大会準決勝でも、
自らの失策で崩れ、
敗退してしまっています。

最後の夏に向け、
またひとつの課題が出ましたね。
これを克服したとき、
”栄冠はキミに輝く”となるかもしれません。
捲土重来を期待しています。

さて、
日大三です。

首都圏在住のワタシにとって、
日大三はまさに地元のチーム。

秋の東京都大会も観戦し、
「相変わらず打撃が鋭いチームだな」
との感を強くしました。

しかしながら、
東京都ベスト4だったため、
まさか選抜に出場するとは思わず、
「夏は面白いぞ」
ぐらいに考えていたチームです。

まだまだ戦いぶりに粗さは残りますが、
そこがまた【三高らしい】
といえるところではないでしょうか。

この日大三高、
今のような強打でねじ伏せるチームカラーになったのは、
おそらく現在の小倉監督が就任してからでしょう。

ガタイのいい、
腕っ節の強い選手を揃えて、
無骨にガンガン攻めまくる。

【都会っこ】(今は死語かもしれませんね
のイメージを覆す東京代表を、
帝京と共に作ってきたチームです。

帝京日大三

いまはどんなカードよりも、
東京を熱くするプラチナカードです。

小倉監督の就任前までは、
どちらかというと日大三は、
好投手を擁して守りを固める、
トータルベースボールのチームというイメージがあります。
70年代~90年代終盤ぐらいまでは、
そんな野球だったと思います。

2000年夏の優勝は、
智弁和歌山や駒大苫小牧などと並び称される、
≪打って打って打ちまくっての≫Vでした。

新世紀にはいって、
毎年大型チームを作ってきているものの、
(予選であれ甲子園であれ)どこかで足元をすくわれ、
春も夏も2度目のVを達成することは出来ませんでした。

個人的には、
夏の予選決勝で斉藤祐樹投手に敗れた4年前のチームは、
全国制覇に最も近い大型チームだったと思っています。

今年のチームは、
完成度はまだまだですが、
何か波に乗って見えない力が働いているように感じます。

決勝を戦う上においても、
今日1日の休養は非常に大きいと思います。

さあ、
日大三の対戦相手はどちらのチームになるのか。

沖縄3度目のVを目指して、
怪腕・島袋の興南が上がって来るか、
ベテラン阪口監督の大垣日大が、
秋春連覇をかけて≪日大決戦≫に臨むのか。

興味は尽きません。

選抜も残すところあと2試合。

熱い熱い戦い、
期待しています。


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