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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

選抜高校野球  沖縄の野球全開!! 

2010年04月03日 | 高校野球

選抜高校野球 準決勝 第2試合

興南 10-0 大垣日大


興南が島袋の好投と打線爆発で、
大垣日大を粉砕。
初の決勝に進出しました。

今日も島袋は相手を寄せ付けず。
球持ちのいいフォームから、
キレのいい速球と変化球で、
大垣日大の強力打線に対しまったく付け入る隙を見せませんでした。
大会に入って、
ますます成長しているように感じます。

そして、
それ以上に成長しているのが、
長打連発で好投手葛西を崩した打線でしょう。

何しろ振りが鋭い。
低いライナーがものすごい勢いで内野・外野の頭を越えていくのを見ると、
去年春・夏ともに打線が不発で島袋を援護できず初戦敗退を繰り返した面影は、
微塵も感じられません。
ひとつ殻を破るというのは恐ろしいことですね。
それまでとはまったく別のチームに変身したようです。

もともとこれぐらいの打撃力はもっていたところ、
"甲子園の呪縛"から開放されたというところなのでしょう。
決勝も期待できますね。

沖縄の野球、
もともと興南が第50回選手権で4強に入り、
その礎を築いたといえます。

その興南も、
その後は裁監督の豊見城・沖縄水産の後塵を拝しました。

沖縄水産が甲子園の決勝に連続して進むのを見て、
ライバルの興南としては、
心中穏やかではなかったはずです。

そしてその後は、
沖縄尚学がついに沖縄勢初の全国制覇を達成。

2年前には2度目の全国制覇。

また、
浦添商や八重山商工など、
名物監督に率いられた新興勢力も続々登場。

群雄割拠の様相を呈してきています。


興南は比屋根監督・竹下投手(元横浜)・仲田投手(元阪神)で黄金時代を作った80~83年を最後に、長く甲子園の舞台からは姿を消しました。

長期低迷にピリオドを打つために、
最終兵器として2007年に招聘されたのが現在の我喜屋監督。

あの4強進出で”沖縄野球の夜明け”といわれたチームの4番主将。
その後は社会人野球に長く、
選手として都市対抗優勝、
監督としても長くチーム作りに携わりました。

沖縄を出てから長い監督が、
まず興南をみて、
勝つためには沖縄らしい”まーまー”というファジーな部分を変えることが必要と感じたということです。

だからこのチームも、
沖縄のチームとしては珍しく、
厳しい規律に満ちたチームのようです。
そういう哲学でチーム作りをしてきたようです。

『身体能力の高さで圧倒する』
今までの沖縄のチームに、
緻密できっちりとした野球のエッセンスを加え、
今の強力なチームを作りました。

もちろん、
身体能力の高さは他の地区の選手たちを圧倒しています。
特にバネのすばらしさ、
沖縄のチームを見るといつも感じます。

関東のチームなどが沖縄に遠征すると、
指導者はそのレベルの高さに一様に驚きを隠せなくなるといいます。

県内でもベスト8以上の戦いは、
本当に厳しいといいます。

事実、
昨年までは無名の嘉手納高校は、
今年の選抜を掴み取りました。

これからもビックリ箱のような沖縄代表は、
大会後とにワタシをワクワクさせてくれることでしょう。

おっとその前に、
今日の決勝でどんな野球をやってくれるのか、
そのほうが楽しみですね。


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