【AFC チャンピオンシップ】
NEペイトリオッツ 24-20 JAXジャガーズ
【NFCチャンピオンシップ】
PHIイーグルス 38-7 MINバイキングス
さあ、
いよいよ第52回のスーパーボウルのカードが決まりました。
AFCは連覇を狙う『常勝軍団』ペイトリオッツが、
レジェンドQB・ブレイディの第4Qでの逆転で、
今年もスーパーボウルまで進出してきました。
2000年代に入って、
まさに一時代を築いたペイトリオッツが、
今年もキャリア晩年を迎えているとはいえ今なおNFL屈指のQBであり続けるブレイディを擁しているだけに、
連覇も十分に可能だと思いますね。
昨日の試合の第4Qも、
10点のビハインドではありましたが、
何か「こういう状況を待っていたんだ」とブレイディが楽しんでいるように、
大事なところでは次々にパス、ランと自在な攻撃を組み立てました。
キッチリと勘所を押さえたフットボールは、
まさに『当代随一』と言って差し支えないでしょう。
一方のフィラデルフィア。
長く強豪として君臨してきたチームですが、
いまだにスーパーボウルの制覇はありません。
しかしワタシの印象では、
ワタシがNFLを見始めた80年代からずっと、
イーグルスは強豪であり続けるチームです。
チームの縦の歴史を紐解くと、
懐かしい名前がたくさん出てきて、
ワタシも嬉しくなりました。
QBのカニンガム、マクナブ、ヴィックや懐かしのレジー・ホワイトなど、
たくさんの好選手を生んだチームですね。
今年は若きスーパースター候補であるQBウェンツが大ブレークし、
それとともにハイパーオフェンスでシーズンを勝ち進んだ年でした。
しかしシーズン後半にそのウェンツが負傷。
後半の大事な3試合とポストシーズンゲームは、
バックアップQBのフォールズに託しました。
そしてそのフォールズが、
期待以上に頑張ってくれて、
チーム3度目になるスーパーボウルへのキップを勝ち取りました。
さて、
今シーズンの記録を見ると、
両チームは本当に戦力が拮抗していることがよくわかります。
何しろ、
両チームともにシーズン13勝3敗。
攻撃は1試合平均得点が、
両チームともに仲良く28.6点と同一。
守備も1試合平均失点で見ると、
イーグルスが1試合平均18.4失点に対し、
ペイトリオッツは18.5失点。
要するに記録上は、
両チームの差はほぼないとみていいのでしょう。
プレーオフに突入してからは、
イーグルスは初戦で接戦を逆転で取り、
チャンピオンシップでは爆発し大勝。
一方のペイトリオッツは、
初戦で大勝した後、
チャンピオンシップでは得意の終盤の逆転で勝利。
まあなんというか、
両チーム「互角」としか言いようがありません。
しかしながら、
【司令塔】のQBということになると、
ペイトリオッツが過去7回ものスーパーボウルを経験し5回も栄光に輝いているブレイディを擁しているのに対し、
イーグルスは第15週から先発に立ったバックアップQBで、もちろん初スーパーボウルのフォールズということで、
ここに大きな差があります。
たぶん賭け率ということでは、
大きくペイトリオッツがリードということになるでしょうね。
しかしながら、
昨日の試合を見ると、
イーグルスの攻撃陣はミネソタの強力ィフェンスを敗れないのではないかとの事前予想を覆し、
実に冷静な試合の進め方でじわじわと相手の首を絞めつけていくように、
素晴らしいオフェンス力を見せつけてくれました。
この内容なら、
十分にペイトリオッツにも立ち向かっていけるのではないか・・と、
そんな気もしています。
いずれにしても、
最近のスーパーボウルは、
実力拮抗で終盤まで勝敗の行方が分からない試合が多くなっていますから、
今年も好ゲームを期待しています。
それにしても、
ベリチェックHCとQBブレイディのコンビ。
『どんだけ栄光をつかみ取ったら気が済むんだよ~』
というぐらい、
毎年安定して頂点まで駆け上がっていきますね。
群雄割拠のリーグで、
おまけにサラリーキャップという足かせをつけられていながら、
この安定感は、見事としか言いようがありません。
イーグルスは悲願のスーパーボウル制覇へ、
最後の一歩を刻めるでしょうか。
それもバックアップQBとともに。
いずれにしても注目度満点のスーパーボウルは、
2月4日(現地時間)です。
*ああ、それにしてもミネソタバイキングス、前週の勢いはどこへやら。。。。。いいようにイーグルスに蹂躙されて、地元開催のスーパーボウルへの進出を逃しました。やっぱりQBの経験不足が、何かもろに出てしまった感じの試合でしたね。それから大事なところでターンオーバーが出てしまっては、打つ手がありませんでした。前半の最後にタッチダウンを決められて、ほぼ試合も決まってしまいました。残念。