SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

ラグビー日本代表 B&Iライオンズとの歴史的一戦に臨む

2021年06月29日 | ラグビー

2019年秋のあの興奮。
日本中を感動の渦に巻き込んだあのラグビーワールドカップから、
およそ1年9か月ほど経ちました。

日本では空前のラグビーブームがおき、
今まで集客に悩んでいたトップリーグも、
そのチケットがプラチナチケットになるなどラグビー界は活況に沸きました。

しかし「好事魔多し」とはよく言ったもので、
「さあここからだ」と思った時に新型コロナ禍が起き、
ラグビー界は立ち止まらざるを得ない状況となりました。

昨年のトップリーグは、
あれだけの観客動員を達成しながらも涙を呑んでシーズン中止。
そして日本代表も、
フランスワールドカップに向けてさあ・・・・という時に活動を休止せざるを得ず、
およそ1年、代表の強化はままなりませんでした。

その間南半球の強豪やヨーロッパの強豪は、
なんとかテストマッチも行い着々と強化。
次のフランスW杯では8強を超えて4強の夢を描く日本代表、
焦りがなかったといえばうそになります。

この6月になり、
ようやく合宿を張りチームを始動させたばかりの日本代表。
まずは静岡で急ごしらえの「サンウルブス」と練習試合を行い、
久しぶりの遠征へと出発しました。

今回の遠征はヨーロッパ遠征。
まず相手になったのが、
あの4年に一度のユニット、
英連邦代表である「ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ」。
英連邦の4代表、イングランド・スコットランド・ウェールズ・アイルランドから選りすぐりのスターを集め、
南半球の強豪、NZ、オーストラリア、南アと戦うツアーに出るために作られるチームです。

そのメンバーを見ると、
先のW杯で活躍した選手ばかりのビッグネームぞろい。

まさかこのチームの練習相手に日本代表が呼んでもらえるなど、
6,7年前までなら考えもつかなかったことです。
それもこれも、
15年W杯で南アを破り、19年W杯では8強入りをしたという実績あってこそ。

やっぱりスポーツって、
強くなってくると見える景色、入るカテゴリーが全く違ってくるという事ですね。
まさに今「成りあがってきた」のが日本代表。

この勢いを一過性のものに終わらせず、
永続させていくことこそが大事ですね。

そんなビッグマッチ。

エジンバラで行われたこの対戦。
観衆は感染防止のため満員とはなりませんでしたが、
テストマッチらしい素晴らしい雰囲気で、
なんだかわけもなくコーフンしてしまいましたね。

久々の日本代表は、
No11に初キャップのフィフィタを起用、
そしてSHには茂野を使って、
他はおなじみのメンバーでキックオフ。

さすがに久々のテストマッチだけに、
細かいミスや意思の統一されていないところもたた見受けられましたが、
ひとりひとりの当たりの強さやスキルなどは、
あのB&Iライオンズに対して、
互角に戦っていました。

さすがに要所要所ではしっかりとトライを決められて点差は28-10となりましたが、
ワタシはこの試合を見て、
日本代表がさらなる高みを目指せるチームだという確信を持つことができました。

特に目立ったのは初キャップのフィフィタ、そして松島の両ウィング。
途中から出場の姫野、フィフィタらの突進力も十分に通用していた感じで、
これからチームとしてブラッシュアップしていければ、
23年のW杯はかなり面白いことになりそうな気がします。

すでに組み合わせが決まっているフランスW杯。
日本の入ったグループには、
前回準優勝のイングランドと、強豪のアルゼンチンが入っています。

アルゼンチンには勝たないとグループリーグの突破はできませんのでそう思ってみていましたが、
十分に日本はアルゼンチンに対峙できると思います。
コンディションさえよければイングランドにも・・・・・というのはいささか言いすぎでしょうか。

なんだかもう、
日本のトップリーグにも海外の超ビッグネームが多数参戦していますから、
スキルや当たりの強さなんて言う点においては、
よほどの海外の選手を見ても全く驚くことはありません。
日本の選手たちが彼らにどう対峙していけるかという観点でしか、
プレーを観なくなっていますね。

こうやってどんどん、
普通のラグビーファンの試合を見る目みたいなものも、
トップリーグや日本代表のレベルが上がるのと同じように、
上がっていけるのですね。

さあ、
今週末はアイルランド代表とのテストマッチです。
どんな試合になるのでしょうか。

アイルランドといえば、
先のW杯では歓喜の勝利を挙げた相手。
相手はその屈辱がありますから、
しゃにむに勝ちに来ると思われます。

それでこそテストマッチ。
かつてはビッグネームの相手とやると、
相手には試合を流されて、
途中からはサブメンバーが大量に投入されることばかり。

力のないチームの悲哀を、
とことんまで嘗め尽くさせられました。

しかし今は、
強豪が本気でつぶしに来る相手にまで、
その力を伸ばした日本代表。

やってやるぞの気合で、
敵地で歓喜の勝利をつかんでほしいですね。
期待しています。




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