モンスター井上尚弥が、
スーパーバンタム級に転級しての初戦、
WBO/WBC世界戦に臨みました。
7/25 東京・有明アリーナ
◇WBC・WBO世界Sバンタム級タイトルマッチ 12回戦
同級1位 チャンピオン
井上尚弥(大橋) 〇 8R1分14秒 TKO ● スティーブン・フルトン(米国)
ヒリついた雰囲気の中、
試合開始のゴングが鳴ると、
井上は慎重に距離を測りながらジャブを差して距離を制しに行きました。
フルトンは下がりながら、
こちらもジャブを放ってきましたが、
リーチが長いにもかかわらずそのジャブは井上に全く届かず。
まず距離を制した井上が主導権を奪って、
この試合は始まりました。
そして時折放つ右ストレートなどの強打に、
フルトンは前に出ることができません。
井上も深追いはせずに、
明確に井上のラウンドながらKOまでもっていくのには時間がかかるなあと予感させての第2,3ラウンド。
しかしこの序盤、
井上の距離の制し方&防御テクニックに、
ホントため息が出ました。
素晴らしかった。
序盤はほとんど相手に触れさせず当てさせず、
技術戦を完全に制して、
井上のまだ底を見せていない部分が垣間見えた気がして、
ワクワクしました。
しかしフルトンが強いっていうのも同時にわかり、
ドキドキは止まりませんでした。
4,5Rは井上がやや足を止めて打ちあっているように見え、
若干被弾している時もありましたが、
試合後のカンファレンスで「あれも作戦」という事だったようで、
本当に井上のボクシングIQの高さには感服します。
6Rそして7R,
井上の攻勢に慣れてきたフルトンが前に出て強烈なパンチを放ち始め、
「おおっちょっとこれ、わからなくなってくるかも?」
なんて予感をはらみながら迎えた第8R。
ついにモンスターの強打が炸裂しました。
開始1分弱、
井上が軽くボディにパンチを放ち、
ガードが下がったフルトンの顔面にすかさず強烈な右ストレート。
ぐらつき片手を突いたフルトンに、
返す刀で全体重を乗せた”超強烈”な左のフック。
これがもろに決まってダウン!!!!!!
立ち上がったものの、
そこからはモンスターのパンチの雨あられ。。。。。
そして無敗の王者・フルトンはマットに這い、
井上尚弥が初戦にして、
スーパーバンタム級2階級を制覇しました。
もう、
なんと形容したらいいのでしょうか。
凄い、すごすぎる!!!
もう明確に、
パウンド・フォー・パウンドですね。
誰も異存はないでしょう。
こんな勝ち方って。
前半技術戦を制して完全に主導権を握り、
中盤に入って相手をアリ地獄に誘い込み、
そしてモンスターパンチで眠らせる。
脚本・監督・主演、
すべてモンスターの独り舞台。
素晴らしく、そしてすさまじかったです。
この人のポテンシャルは、
いったいどこまであるんでしょうか。
見てみたい~~~。
そして試合後、
スーパーバンタム級のWBA/IBF2団体のチャンピオン、
タパレスがリングに上がって、
井上尚弥と二人して「今年中に4団体統一戦を行う」と表明しました。
凄いことになってきたなあ。
もしかしたら・・・・・
なんて思ってはいましたが、
まさかの「新階級の4団体統一をわずか2戦で」というありえない夢、
現実になってきました。
井上尚弥のチャンピオンロード、
まだまだ続きます。
さあ、
これからはどんな夢を見せてくれるのでしょうか。
4団体統一した暁には、
さらに強敵を求めて、
上のクラスに上がっていくのでしょうか?
楽しみしかないですね。
それにしても、
凄いものを見た。
コーフンして眠れなくって、
帰宅してからレミノの見逃し配信を最初から最後まで見て、
その後YouTubeでアメリカESPNでの実況をも見てしまいました。
ということで、
今日は”チョ~寝不足”のワタシです。
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それにしても序盤の圧倒的支配。挑戦者のハズなのに余裕の試合運び。
あんなに余裕が見て取れたのもなかったように思います。
過去一、絶好調ではなかったでしょうか。
今回はホント、惚れ惚れしました。
対するフルトンも2団体のチャンピオン。
さすがに対応してきつつ、たまにいいのをヒットさせ、オッ!と思わせます。
が、せいぜいそこまでで、突破口すら見出せませんでした。
ただ、集中力は絶対切らさず、決して大きいのは貰わない防御は一級品でしたね。
そんな中、7Rではしっかりとフルトンがポイントを取り、下手すりゃ判定までいくぞコレは・・・
と思っていた矢先の一閃!
いつもの井上でしたね。惚れ惚れ・・・(2回言います)
最初のダウンのパンチはもう、すごいとしか言いようがありません。
ボディージャブからの高速ワンツー、からの左フック!
3発ともドンピシャで、なによりも左フックに至っては、よろめいているところにがら空きの顔面へのソレでしょう。
よく立ち上がってきたと思います。
そのまま寝てりゃその後のタコ殴りにあわなくて済んだのにね。
会場の雰囲気、ボルテージも最高でしたねー。
あの興奮の坩堝の真っただ中にまめちち様もいらしてたんですね。
羨ましい!!!
タパレスもベルトを持ってリングインし4本のベルトがズラリ。
(会場にベルト持ってきてたってことは、最初からリングに上がるつもりだったのかーーい)
あの光景はゾクゾクしましたねえ。
その光景をまめちち様は見ていたのですね。しっかりと。
羨ましいってば!!!
年末の4団体統一戦も見に行くのですね。(決まってませんが(笑))
オレも行ったろかいな!!!
いやーいいもの見せてもらいましたわ。(毎回言ってる気がします)
今日もネット記事を読み漁って仕事になりませんでした。
PS
おそらくタパレスと統一戦になるでしょうが、(お互いが、又はどちらかが1戦挟む可能性も・・・)
そうなると、必然的に4団体統一チャンピオンが誕生するわけですが、
以前から思っていたのですが、そんなに簡単に4団体の統一チャンピオンが誕生してもいいのかなと。
仮に井上が4団体統一し、カシメロ、ネリと統一戦をして(本人はこの二人と戦いたいらしいですね)
万が一井上が負けたら当然のコイツらが4団体統一っちゅうことになるわけで・・・。
う~ん納得いかんわ。
そんなに簡単なものでいいのでしょうか。
将棋のタイトル戦のように一つだけに挑戦というようにならんのかね。
そう思うと井上の4団体統一は本当の意味で統一なので非常に価値があると思います。
一つ一つ集めて3団体のロマチェンコを際どい判定で破り、自身のタイトルを合わせて4団体を統一した
テオフィモ・ロペスはどうも腑に落ちないし、
あのホプキンスを破ったジャーメイン・テイラーの統一なんてねえ・・・
統一といえば、明後日?に迫ったメガファイト、
WBA、WBC、IBFと3本のベルトを持つエロール・スペンスJr VS WBOのクロフォードの無敗王者対決。
もしクロフォードが勝ったりしたもんなら、一気に4団体統一と井上より先に初の2階級でのそれ。
これは是が非でもスペンスJrに勝ってもらわないと!
しかし下馬評ではほとんどがクロフォードが有利という・・・
まあ、井上が次戦で一気に4団体統一したらそれはそれで嬉しいことですが。(勝手なもんです(笑)
ホントは段階を経てが一番望ましいんですけどね。
ちなみに今日になってもネット記事及びYouTubeを漁ってます。
楽しい・・・
いい試合でした。
何せ席が遠かったもので、
細かいところまでは見えませんでしたが、
会場の雰囲気は最高でしたね。
有明アリーナは初めて行ったのですが、
新しいアリーナだけに設備等はよくできていました。これからボクシングでも使われるかとが多くなりそうな感じですね。(今度の拳四朗の防衛戦もここだそうですし。)
ちょっとキャパが大きすぎて、上の席からはまさに豆粒のようでしたが。。。。。
井上のフィニッシュブローは、
映像で改めて見て、そのすごさに震撼しました。
凄かったですね、あの左。そしてタコ殴り。。
実はhanahanaさん、試合が押していたので、駐車場の都合(10時半で閉鎖)から、インタビュー最後まで見られなかったんですよねえ。。。。タパレスがリングに上がる寸前でバイバイでした。
あとで映像見て、「あ~見たかったな~」ってなっていました。
それにしても次戦で4団体制覇ですかあ。
やっぱり団体が多くて、
今や2つ以上のベルトがかからないと何だか「ちょっと格落ち」みたいな感じすらあって、少し違和感がありますが。
でも田口も言っていたように、井上が「歴代最恐チャンピオン」のひとりとして、後の人たちに語り継がれるような存在になってほしいなあと思っています。
この日のセミで清水を倒した何とかいうファザー級のチャンピオンと、ゆくゆくはタイトルマッチ組めないものかなあ。多分圧勝できそうなので。
まあ、いずれにしてもこれからもずっと追っていける存在ですね、井上尚弥は。
この人の試合を同じ時代で見られる幸運を、かみしめています。