巨人・大鵬・卵焼き

≪巨人・大鵬・卵焼き≫

若い人は何のことかわからないでしょうね。
さほど若くないワタシにしても、
こういわれていたころのことを記憶しているかと言われれば、
ウ～ンと首をかしげざるを得ないです、正直なところ。

この標語、
昭和４０年代の中盤ごろでしょうか、
『子供の好きなもの』
として語られたものですね。

時代をよく表していると言おうか、
昭和の匂いを色濃く残していると言おうか・・・・・。

今や子どもの好きなものに大相撲の力士が来るなんてこと、まずないでしょうし、
卵焼きを『もっとも好きなおかず』に挙げる小学生も少ないでしょうなあ。

そして・・・・。

もう一つの【巨人軍】
またまた揺れていますね。

朝日新聞が、
『ほ～ら見てごらん』
と≪大スクープ≫として描いた新聞記事。

【巨人は球団間の取り決め（？）を無視し、選手の入団に当たって多額の裏金（？）を支払っていた】
【阿部には１０億、高橋、野間口らには６億・・・・・・・】
ですってね。

まずこの記事を見て思ったことは、
『こんな時期に１０年以上も前のこと、どこがスクープなんだよなあ、まったく』

そして次に、
『巨人も、やること変わらねえなあ』

最後に、
『それにしても、額がけた違いだね』


今や昔と違って、
プロ野球は巨人一辺倒でもありませんが、
それにしてもなんだかなあ・・・・
と思いますね。

選手は悪くないと知りつつも、
その選手たちを見て【興ざめ】してしまうのもまた事実です。

まあそのあと考えたことと言えば、
『入団交渉って、必ず親が同席しているだろうから、この金額を実際に提示されたら、そりゃあ【巨人入団即決】ってなっちまうよなあ』
ということ。

しかも巨人は、
プロ野球の中心にいて、
マスコミに取り上げられる頻度は高いですもん。

よっぽどの【巨人嫌い】じゃなければ、
この条件に抗って他球団を選択しようという気はないでしょうね、どの選手たちも。

６億・・・・１０億・・・・・

まあ、
一般の人間には一生かかっても稼げない金額ですわなあ。

いい、悪いということではなく、
【興ざめ】
というのが最も今の心情に近いですかね。


巨人ファンはだれもが思ったことでしょうが、
『野間口なんて、金をどぶに捨てたようなもんじゃん・・・・・』

ワタシは、
プロ野球の現在の不健全な状況は、
ＭＬＢに対抗してあまりにも選手の年俸やら契約金を上げ過ぎたことによる、
球団経営のいびつさに起因していると思っています。

そのことと併せて考えると、
やっぱり【異常だ】ということは、
隠し切れない事実ですよね。


まあ、
朝日新聞の狙いもそこでしょうから、
そういう面では【巨人の人気をそぎ落としてやろう】
という策略にはまる気もありませんがね。

機密文書をリークした人間については、
徹底的に調査したうえ刑事告訴してほしいと思っていますが。
（こういう人間、野放しにしちゃおけないですもんね。こういったことが起こるのに、コンプライアンスもないもんだ・・・・・と思いますもんね）

昨秋からの一連の清武騒動。

この延長線上に今回のこの問題があるのだとしたら、
こんなにレベルの低い話もありませんがね。

そして、
【ファンをなめている】
としか言いようがありませんが。

まあ、
こういったことが日常茶飯に起こるんじゃ、
一流企業はなかなか球界には参入しきれませんわね、実際。

横浜の買い手がなかなか見つからなかったのも、
頷ける話ですな。

今やドラフトも抽選による指名に戻って、
良かったよかったと言いたいところですが、
巨人のこの数年間の指名を見ていると、
長野にしても、澤村、菅野にしても。。。

やっぱり『同様のこと』が行われているんじゃないかなあと、
勘ぐってみたくもなりますがね。

やっぱりなんだかんだ言ってみても、
プロ野球って、
おいしい商売なんですね、一流選手にとっては。

それにしても、
ちゃんと税務申告していたんですかね、これらの選手。

昔は各界の『長者番付』みたいなのがあって、
それ見りゃいくらもらっていたかすぐ分かったのですが、
阿部や高橋がそんなにもらっていたというの、
出ていたっけなあ？
記憶にないなあ。

まあ、
入団時にそれだけもらっておいて、
契約更改の席で『ごねた』だの『数千万の攻防』だの、
ちゃんちゃらおかしいですよね、考えて見りゃ。

ずっと騙されていたってわけか、はああああああああああ。