神が宿りし一撃

土曜日の東京ドーム、
巨人広島戦は、
木村拓也さんの追悼試合でした。

１万本以上の献花、
そして木村コーチの長男・恒希くんが始球式をして、
試合が始まりました。

緊張感のある、
しまったすばらしい試合内容だったと思います。

そして、
ご存知のように結末は、
木村コーチの同級生・谷の代打満塁アーチ。
鳥肌が立つとはこのこと。

あのスウィング、
まさに谷に野球の神が乗り移った瞬間でした。

野球って、
ああいうドラマのようなことがあるんです。

あのスウィング、
明らかに谷のいつものスウィングとは違いました。

あんなに強引に、
高目をひっぱたくとは・・・・・

何かに導かれたとしか感じられませんでした。

右手を高々と掲げてベース一周する姿、
神々しさを感じることが出来ました。

『すごい、
　すごすぎるよ・・・・・』

まさに絶句してしまう瞬間でした。

あんなシーン、
なかなか体験することは出来ません。
忘れられないシーンとなりました。

一丸となってただひたすらに勝利を目指したとき、
ヒトは凄い力を発揮するのですね。

天国の木村拓也さんに届け！
とばかりに、
巨人ナイン・ファンの雄たけびが地鳴りのようにドームに響きました。