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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

2000本安打に思う

2012年05月11日 | プロ野球

プロ野球も開幕して1か月半。

ようやく横浜DeNAがチームとしての形を整えてきて、
戦いに参戦してきた感じです。

いずれにしても、
中畑監督に率いられ、
明るいベンチの状態はすごくいいのではないかと思いますね。

90年代に千葉ロッテが、
段々ファンも増えて、若手も育ってきて・・・・・・・
という状況になった時、
チームリーダーであったベテランの初芝が、
『この状況で行けば、いずれ近いうちに、わがチームは優勝を争っていけるようになる気がする。そういう手ごたえを感じている』
と語っていたことがありますが、
今の横浜もそういう感じが少し出てきているんじゃないかな、
と思っています。

そして相変わらず堅実な中日、
薄い戦力をやりくりしながら気が付けば優勝争いに顔を出すヤクルト、
巨大戦力を軸にようやく最初の鞭が入ってきた巨人など、
どこも『一癖ある』チームばかりで、
セ・リーグは面白くなってきそうですね。


さて、
そんな中で、
4月と5月に、
北海道日本ハム・稲葉と、
ヤクルト・宮本の二人が晴れて2,000本安打を達成。

名球会入りを果たしました。

二人ともに、
入団当初はとても2,000本までは届かないだろうと思われていた”中堅選手”のイメージでしたが、
ベテランの域に達してから素晴らしい活躍を見せ始め、
この偉業達成となりました。

本当におめでとうございます。


打者で2,000本安打、投手で200勝。

これが名球会入りの基準ですが、
投手の200勝が本当に難しくなって、
なかなか出てこないのとは逆に、
試合数が144試合になったことから、
打者の2,000本はかつてに比べ、ややハードルが下がったのかな・・・・・
と思わなくもありませんが、
それでもやはり2,000本もの安打を積み重ねるとはすごいこと。

要するに、
そこまで打つまで、
ずっと第1線で活躍し続けてきたということですからね。

ワタシはヤクルトの試合を見る機会は多いので、
二人の活躍も間近に何度も見てきましたが、
ヤクルト時代の稲葉や90年代~00年代初頭の宮本のバッティングには、
あまり印象がないというのが本音です。

当時で言えば、
やはり古田や、ペタジーニ、ラミレス、岩村らのバッティングが印象に残っています。

しかし、
しばらく見ていなかった稲葉を、
日本ハムに移籍してから見た時はビックリしました。
『稲葉って、こんなにいい選手だっけ?!』

素晴らしいライナーを連発。
そして彼の”弾丸ライナー”は、
本当によく伸びるんですよね。

いつの間にかファンの間では”稲葉ジャンプ”が定着して、
今では押しも押されぬ≪北海道の大スター≫です。

この2000本安打、
一番喜んだのは北海道のファンたちでしょうね。

まだまだバリバリの主軸で活躍する稲葉。
今度は阪神の鉄人・金本をキャッチアップすべく、
ヒットを量産してくださいね。


宮本は、
いつの間にやら打撃でも渋い存在感を見せてくれるようになりました。

宮本を見ると、
いつも現役時代の現中日監督・高木守道氏のプレーとだぶらせてしまうワタシです。

堅実な守備と状況に応じたバッティング。
監督のみならずファンにとっても、
『チームにひとり絶対に欲しい選手』
であることは間違いありません。

しかしその自己犠牲のプレースタイルから、
なかなか個人として記録を残すのが難しいポジションに自らを置いていることも確か。
そんな中での2,000本安打達成だけに、
価値も高く、喜びもひとしおでしょう。

忘れ得ぬ選手の一人となりました。

将来は両選手とも、
指導者の道を歩むのは、
まず間違いないことでしょう。

彼らには、
本当のプロフェッショナルの匂いがする。

そのプロの匂いを、
後進にどんどん伝えていってほしいと思っています。

おっとその前に、
まだまだ現役でバリバリ活躍してくださいよ~。

出来れば日本シリーズで顔を合わせるなんてことになったら、
素晴らしいですけどね。


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