5月を迎えて、
大学野球の各リーグもいよいよ、
佳境を迎えてきました。
昨日は東都大学野球で、
今年のドラフトの超目玉・亜細亜大の東浜が、
強豪・東洋大を見事に3安打完封。
通算30勝目を挙げました。
今彼は、
本当に充実期を迎えていますね。
高校時代から定評のあった、
伸びる速球の制球力は、
一段とその精度を上げたようです。
4年生になってもまだまだ底を見せていない感じの彼の投球、
今後がますます楽しみです。
さて、
リーグ戦の状況ですが、
今のところ亜細亜大が一歩リード。
東洋大との対戦で勝ち点を取れば、
かなり優勝に近づくでしょう。
戦力充実の青学大が追っていく体勢ですが、
まだまだ予断を許さない展開ですね。
東京6大学では、
法政が明治に勝ち点を落とし、
混沌とした状況に拍車がかかってきました。
これで、
法政・明治・慶応は3チームの中で三つ巴の状況です。
共に1つずつ勝ち点を奪い、
1つずつ落としました。
そしてこの3チームが、
いよいよこれから立教・東大に対して勝ち点を奪った早稲田に激突していきます。
まだまだ中盤戦、
4チームの争いは見ごたえがありそうです。
戦力的に落ちる立教に勝ち点を落とさないことも肝心。
どこが優勝してもおかしくはありませんね。
さて、
今年の6大学野球では、
昨年驚愕の力を見せつけて甲子園制覇を飾った日大三高出身のルーキーたちが、
噂に違わぬ活躍を見せてくれています。
まずはエースの吉永。
早稲田でローテーションの一角を任され、
見事完封勝利を飾るなど、
層の厚い早稲田においても、早くも投手陣の核になっています。
まるで先輩の斎藤祐樹のデビュー時を見るようです。
その吉永に負けじと、
ライバル・慶応でレギュラーの座をガッチリと掴んでいるのは、
高校時代”東京の4番”を張り続けた横尾。
慶応高出身・谷田と組む【ルーキー長距離砲コンビ】は迫力満点。
慶応はこれで4年間長距離砲に悩まなくても済みそうです。
先週活躍したのが、
名門・明治で3番に抜擢された高山。
高校時代からそのマッハの打球は群を抜いていましたが、
大事な法政3回戦・4回戦で抜擢に応え大活躍。
レギュラーをこのまま奪取しそうな勢いです。
その法政では、
全国制覇・日大三の”カリスマキャプテン”畔上が、
デビューを果たしています。
ちょっと出遅れているような報道もあったので、
ホッとしました。
首都大学の日体大では、
俊足の曲者、谷口もレギュラーを張って立派に大学野球界にデビューしています。
もちろん先輩にも、
明治の山崎幸、関谷をはじめ、
岡、武内、吉沢など、
大活躍する選手が目白押し。
彼らの活躍は、
一時『日大三出身の選手は、上では通用しない』
なんていわれのない揶揄を受けていた三高の評判を完全に払しょくし、
新時代の選手たちとして一大勢力を築いているように見えます。
小倉監督も、
彼らの活躍ぶりに目を細めているでしょう。
ところで日大三と双璧の実力を持ち、
春のセンバツを制覇した東海大相模の優勝メンバーの面々はどうしているのでしょうか。
渡辺、田中、臼田、佐藤、近藤の【選抜優勝カルテット】が揃って系列の東海大に入学しましたが、
まだまだ活躍というところには至っていません。
臼田、近藤があまり試合の趨勢に関係ないところでデビューを果たしたのみです。
彼らにも頑張ってほしいと思います。
これから大学野球は、
リーグ戦の優勝がどんどん決まっていき、
6月の【全日本大学野球選手権】に向かっていきます。
優勝目指し、
熱い戦いが続いていきます。
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