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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

カンサスシティ・チーフス  50年分の思いを乗せ、マホームズがやってくれた!

2020年02月04日 | NFL

≪第54回スーパーボウル≫ ~マイアミ~

SF 49ers  3 7 10  0  - 20
KC チーフス 7 3  0 21  - 31

 

最後の最後まで勝敗の行方が分からなかった今年のスーパーボウル。
最後はやはり、
スーパースターが輝きを放ちチームを勝利に導きました。

KCチーフスは、
エースQBのマホームズが劣勢を一気に挽回する神がかり的なプレーを連発。
昨季のリーグMVP/QBは、
今季はスーパーボウルでMVPに輝き、
名実ともにスーパースターとなりましたね。

それにしても第4Qのチーフスの神がかり的な反撃は、
マホームズ・マジックといって良いでしょう。

第4Qまで49ersが見事に試合を支配して、
20-10と10点差をつけて勝利に近づいていました。

反撃を期すチーフスの攻撃。
そこで飛び出したマホームズのインターセプト。
チーフスファンのみならず誰もが「試合は決まった」と思ったことでしょう。

何しろ49ersはこの日のみならずシーズン中から、
ラン攻撃のすごさには定評があり、
「どこもこの攻撃を止められない」と言われていたから。

あと10分という所で10点リードして攻撃権を保持。
となれば、
誰が見ても「あとは49ersがしっかりとラン攻撃で時間を使って、そのまま逃げ切るだろう」
と考えますよね。

しかしそこから、
やや弱いのではと言われたチーフスのディフェンス陣が一丸となって「攻めの守備」を見せます。
まずは相手の攻撃をしっかり止めて自軍の攻撃へ。
ここがまずこの試合の一つ目のポイントだったでしょう。
「なぜここに来てしっかりとKCのディフェンス陣がSFの攻撃をシャッタアウトできたのか???」
それはもう「この舞台がスーパーボウルだったから」に他ならないでしょうね。
SFのオフェンス陣は、
やっぱり「逃げ切り」にはいって攻めの気持ちが薄れていたとしか言いようがないですね。


しかしそこからもKCの苦難は続きました。
自陣で3rd and 15の厳しいシーンが訪れました。
この攻撃で反撃しなければあとはない状況で、
この男がやっぱりやってくれました。
QBマホームズです。

このシーンでWRキルへ何と43yのロングパスを投げ成功。
これで空気がガラッと変わりましたね。
そのあとエンドゾーンに投げたインコンプリートのパスが、
相手のパス・インターフェアランスを誘い次のプレーでTD。

これで3点差に追い上げると、
波に乗って次のSFの攻撃を3and outに抑えて反撃のお膳立てをします。

するとまたマホームズのパスは冴えわたり、
あっという間に相手エンドゾーンまで迫ると、
ウィリアムスにTDパス。
ついに24-20となり、
チーフスが大逆転に成功しました。

しかしまだ時間は2分以上を残していました。
SFはかつて、
伝説のQBジョー・モンタナが「ザ・ドライブ」と言われる伝説の攻撃を演出して、
逆転でスーパーボウルを制したのはフットボールファンならだれもが知るところ。

今回も「ザ・ドライブ 21世紀バージョン」となるのか?
と期待が高まりましたが、
今回フィールドの中央に立って49ersの攻撃を指揮していたのは、
残念ながらモンタナではありませんでした。

伝説になるだろうスーパースターQBは、
相手のチームにいたのでした。

残り1分40秒ほど、
およそ50yラインからの3rd and 10の攻撃。

WRサンダースが相手DF陣を切り裂いてど真ん中に疾走!!!
そこにロングパスが・・・・・・。

投げたのがモンタナならば、
あるいはエルウェーなら、ブレイディなら、
いや、マホームズなら。。。。。。。

劇的な大逆転TDになっていたであろうこのパス、
やっぱりガルポロには荷が重かったようです。

投げられたボールは、
大きな弧を描きながら、
サンダースの頭上を大きく超えていき、
その瞬間事実上試合は終焉を迎えたのでした。

49ersファンは、
いやでも現実を思い知らされたことでしょう。
「ああ、スターQBさえいたならば・・・・・」

それが試合ってもんですよ。
やっぱり今回のスーパーボウルは、
マホームズをスーパースターに押し上げるための、
フットボールの神が差配したものだったんですよ。。
なんだかそんな風に思ってしまいます。

それほどにマホームズは凄かった。

第1回のスーパーボウル(名称は前身の大会)に出場した、
まさに「オリジナルメンバー」のカンサスシティ・チーフスに、
50年ぶりにタイトルが戻ってきました。

ワタシのイメージとしては、
KCはやっぱり、
何と言っても「フットボールタウン」だと思います。

そんな「おやじたち、子供たち、そして女の人達も含めて、街はチーフス一色」
の街にロンバルディ・トロフィーがやってきます。
優勝パレードはものすごいことになること、
請け合いです。

KCといえばワタシはあの、
草に揺れる小麦のイメージが強い、
「アメリカの、昔映画かテレビドラマで見た風景」
を思い浮かべます。

そんな場所で50年間応援し続けていた「おらがチーム」の栄冠、
おめでとうございます!!
なんだか、うらやまし~。
トマホークチョップの応援、フロリダにも響き渡っていましたぜ!!


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