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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

大学野球の季節~その2~ 最終決戦

2014年05月29日 | 大学・アマ野球

4月・5月・6月は大学野球の季節。

6月の【梅雨の祭典】全日本大学野球選手権に向けて、
各地のリーグ戦が花盛りです。

今年は首都大学などを含め、
多くのリーグが『勝ち点制』ではなく『2戦固定・勝率制』のリーグ戦へ移行。

この方式は、
従来であれば『2勝による勝ち点』を競っていた方式から、
『各対戦は2戦のみで、最終的に勝率で順位を決める』というもの。

分かりやすく言えば、
現在プロ野球の交流戦で行われているようなやり方ですね。

そのための地殻変動も多少ですが起きているようで、
面白いことになっています。


そんな中での今年の春季リーグ戦。

東京六大学と東都の2大リーグでは、
優勝争いがすごいことになっています。

東京六大学は、
最終節の早慶戦が”決戦”の場となりました。

『どちらがどう勝ったら・・・・』
なんていう注釈なしの、
『勝ち点取った方が優勝!』
というシンプルな戦いです。

早稲田は秋のドラフトの目玉、
150キロを優に超える剛球を投げ込むエース・有原が好調を維持。

対する慶応も、
安定感抜群のエース加藤が、
ほとんど相手に得点を許さない大車輪の活躍を見せています。

好調な打線も、
早稲田は”一般入試の星”武藤が首位打者を快走し、
周辺の打者も3割打者が計4人。
チーム打率が3割を超えるという破壊力を誇ります。

慶応も3割打者3人を揃え、
早稲田に負けず劣らず破壊力がある打線です。

久しぶりの『早慶決戦』に、
神宮の森は湧き上がることでしょう。


その神宮の森が、
土曜日からの早慶戦を前に盛り上がるのが今日。

東都大学野球の『最終決戦』の日です。

6連覇を狙う亜大に待ったをかけようと挑むのが国学院大。

同率で並ぶ両者の、
まさに『最終決戦』が今日の3回戦。

国学院大は、
平成22年秋以来の2度目の優勝を狙っています。

今日の決戦。
亜大はドラ1候補のエース山崎が先発することが確実。
第1戦ではサヨナラ満塁アーチというド派手な勝ち方で王手をかけた国学院大にとって、
この難攻不落の相手エースを再度倒さなければ『覇権』はありません。

どのような戦いとなるのでしょうか。


さて、
全日本大学野球選手権の出場をかけた26代表の戦い。
残すはこの東京六大学、東都大学に加え、
仙台六大学、九州六大学の4地区のみです。

仙台六大学では、
3チームのプレーオフの真っ最中。

『常勝軍団』東北福祉大がまさかの2連敗で真っ先に脱落し、
今日の”決戦”は、
いつも2位と3位が『定位置』の、
東北学院大と仙台大の間で争われることになりました。

上位には仙台育英出身の選手がずらっと並ぶ東北学院が平成に入ってから3度目の優勝を狙えば、
仙台大の優勝は、
昭和55年秋までさかのぼらなければなりません。

なんとまあ、
波乱の今季リーグ戦だったんですね。

東北福祉大が強くなってからというもの、
たとえば昭和58年からひも解いてみると、
31年間62シーズンで、
東北福祉大の優勝は何と59回。
優勝確率は、驚異の.951です。

まさに『福祉一色』に染まったリーグ戦で、
今年の優勝決定戦に福祉大が出ないなんて・・・・・。
驚きです。

ちなみに東北福祉大が3位になったのは、
昭和55年以来34年ぶりの話です。

さて、
どちらが全日本に勝ち残ってくるのか。
学院大か?仙台大か?


ということで、
各地のリーグ戦は話題満載です。

関西では、
京大の田中投手も話題になりました。

あの京大の理系学部に所属しながら、
まさに究極の【文武両道】を実践して野球力を上げ、
今季は4勝をあげました。

秋のドラフト会議、
楽しみです。
果たして『京大初』のプロ野球選手が誕生するのか?

もしドラフト指名されたら、
彼はプロに入っていくのか?

注目されますね。


ということで、
全日本大学野球選手権は、
6月10日に開幕します。

大学野球の春のシーズン、
まさに佳境を迎えています。


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