SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

名物記者の逝去に触れて

2020年02月11日 | 高校野球

元報知新聞の名物記者というより、
ワタシが創刊よりずっと愛読している「報知高校野球」の記者であり、
編集長(?)を歴任された中山伯男さんが1月23日に亡くなったことを、
昨日知りました。

ワタシが一番好きだった記者の一人だったので、
謹んで哀悼の意を表するとともに、
深く頭を垂れます。
お疲れさまでした。

報知高校野球をこよなく愛するワタシとしては、
昭和の時代に中山氏の書く記事を、
本当に熟読していた時期があります。

昭和53年創刊の初期の時代の報知高校野球。
本当に熱い記事が多くて、
今のように「こんな表現は・・・・」とか「あんな表現は・・・・」とかいう制約も少なかったので、
時に非常に厳しい論調ながらも高校野球愛にあふれる記事を書かれていたことが、
思い出されます。

見返してみても、
現在のこの雑誌が初期とはターゲット層を微妙に変えて、
写真を中心とした「グラフ雑誌?」あるいは「写真集?」というような感じのテイストになっているのと違い、
確かに紙質は落ちるかもしれないけど、
書かれていることの深さ、ボリューム、熱さなどが初期の頃は段違いで、
隔世の感がしますね。
まさしく「硬派の高校野球雑誌」そのものでした。

中でも中山氏の筆は本当に的確に高校野球のツボを突いていて、
子供(?)心に「すげえなあ」と思ったりしていました。
報知新聞の記者の中では、
この中山記者と昭和58年に亡くなった白取記者(元祖『激ペン』記者)が大好きでした。

その後もたびたびその文書を読ませていただいたりしていましたが、
亡くなられたことは知らなかった。。。。。。

齢80を超え、
段々名物の記者さんたちも鬼籍に入られていることが多いですが、
その当時の時代の空気を掴んだ文章は、
いつまでも残っていきます。

高校野球も、
選手や指導者などの「ご当人」だけではなく、
それを周りで支える沢山のプロたちが、
大会を支えて来てくれました。

グラウンドでは審判員、ウグイス嬢、球場係員の皆さん。
グラウンド外では記者はもとよりテレビ、ラジオの実況、解説者、
その他、その他。。。。。。。

100年を超える高校野球を支え、
この世界最高のトーナメント大会(ワタシはそう思っています)を毎年成功に導いて、
私達ファンの心にたくさんの思い出を残してくれた人たちには、
本当に感謝しかありません。

いろいろと文句を垂れることも多いワタシですが、
こういう訃報に接すると、
なんだか本当に感謝の念しかわきません。

ありがとうございました。

*いま野球関係で「熱いなあ」と思うのは、やっぱり野球小僧、野球太郎のようなムック形式の本ですかね。
 もちろん「週刊ベースボール」は特別な存在ですが。


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