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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

世代交代とはこのこと。 "バム”ロドリゲス、エストラーダを完膚なきまでに叩きのめす!

2024年07月03日 | ボクシング

週末に、
楽しみにしていたボクシングの世界タイトルマッチがありました。

WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ。
チャンピオンのエストラーダは長く王者に君臨したボクサーで、
シーサケット、クアドラス、そしてあのロマゴンなどを破っている王者。

しかし22年からタイトルマッチを行っておらず、
長い休養後の一戦となりました。

一方挑戦者のロドリゲスは、
いま日の出の勢いの25歳。
ライトフライ級での世界王者を経て、
2階級上のスーパーフライ級に挑戦。

かけ率ではロドリゲス有利と出ていましたが、
「さて、どうなるかわからないぞ」
と思って見ていました。

しかし。。。

序盤からロドリゲスがいい感じで試合を進め、
4回にダウンを奪い試合のペースを完全に握りました。

ずっと劣勢だったエストラーダは、
さすがは歴戦の勇士、
6回にストレートでダウンを奪い返して、
会場は大コーフン状態でした。

しかしボクシング人生初のダウンを喫したロドリゲスは、
それもなんのその。
7回、左ボディストレートが一閃、
エストラーダがまさにもんどりうってマットに這いつくばり、
ロドリゲスのKO勝ちとなりました。

まさに戦慄のKO劇でした。

いやあ、ロドリゲスは強い!!

まさに井上尚弥を見ているような感じでした。
スーパーフライ級、そして一つ上のバンタム級は、
日本人チャンプがひしめき合う階級。

しかしそんな中で、
こんな強い王者が登場してきましたから、
今後はどうなっていくのでしょうか。

今スーパーフライ級には井岡一翔、そして田中がチャンピオンですが、
井岡はなんだかんだでこれまでも強いボクサーとは試合を回避してきたので(威勢のいいことをいつも言うことは言うんですが)、
たぶん7月7日に行われる統一世界戦で勝利を挙げても、
ロドリゲスとの一騎打ちとはならないような気がしています。
(さらに、全くワタシは期待もしていません。)

一方バムが階級を上げることを少し示唆しているので、
ワタシはバンタム級世界王者の、
中谷潤人との激突を楽しみにしています。

中谷ならだれが来ても受けて立つと思うので。。。。。。

しかしながら、
両者とも帝拳ジムのプロモートする選手なので、
激突はさせないかな?!

同じ(ないしは近い)階級ならば、
井上尚弥と激突なんてことになったら、
盛り上がりますがねえ。

バムはこの試合の結果で、
PFPも5位までランクを上げてきました。
もう「世界のベストボクサーの一人」として、
十分に認識されたという事です。


それにしても。。。。


ボクシングっていうのは、
ちょっと目を離すと、
ホントどんどん強い選手が出てくる競技ですね。

そして世代交代していく。

このバムとエストラーダの試合を見ていて、
ワタシは井上尚弥とナルバエスの試合を思い出しました。
あれも衝撃的なKO決着で、
まさに世代交代の象徴的な試合となりました。

日本のボクシングシーンは、
7月7日に井岡の防衛戦、
そして7月20日には中谷の防衛戦が行われます。
さらに9月には井上尚弥の防衛戦も予定されています。

一瞬でも目を離せば、
次はどうなっているかわからない弱肉強食の世界。

やっぱりその緊張感は、
尋常じゃないものがありますね。



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