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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

≪SUPERBOWL LV≫ チャンピオン タンパベイ・バッカニアーズ

2021年02月09日 | NFL

≪SUPERBOWL LV≫  ~タンパ~

NFCチャンピオン        AFCチャンピオン
TBバッカニアーズ  31-9  KCチーフス


第55回のスーパーボウル。

ディフェンディング・チャンピオンで2連覇を狙うチーフスと、
歴史上はじめて「地元でのスーパーボウル」を戦うバッカニアーズの対決となりました。

タンパでスーパーボウルが開催されることはシーズン前から分かっていたことですが、
まさか2010年代のほとんどを地区のテールエンドで過ごしてきたバッカニアーズが戦うことになるとは、
だれが想像できたでしょうか。

しかしこの日のスーパーボウルで、
全米中のファンは、
地元で戦うことのアドバンテージ、
そして経験を持ったQBがいかに大試合では頼りになるのかということを、
嫌になるほど思い知ったことでしょう。

それほどに昨日のバッカニアーズは、
素晴らしかった。

連覇を狙う盤石なチーフス、
特にスーパースターQBマホームズを中心とした「アンストッパブル」な攻撃陣を止めるのはまず無理だろうと戦前予想されていましたが、
予想を覆しバッカニアーズは攻撃、守備ともに完璧な試合運び。

特にディフェンス陣は素晴らしく、
ディフェンスラインが試合中次々にマホームズに襲い掛かり、
ほとんどまともにパスの体勢を取らせませんでした。

これほどプレッシャーをかけ続けられたら、
いかにマホームズと言えどもパスを通していくのは難しく、
結局0TDという屈辱に泣くことになりました。

そしてこの守備陣の奮闘に、
攻撃陣も鋭く反応。

ランが相手を確実に切り裂き、
最後はレジェンドQBブレイディから、
これまたレジェンドTEグロンコウスキへのホットラインが機能、
第1Qに逆転すると、さらに第2Qにも同じホットラインで点差を広げ、
終了間際にもTDを加えて21-6という差で折り返すことができました。

後半も21-9からブレイディーグロンコウスキのホットラインが機能して敵陣に攻め込むと、
すかさず今度はフォーネットの27ヤードランTDというビッグプレーが飛び出して、
あっという間にその差を28-9に広げて、
この時点でほぼリングを手にしました。

それにしてもブレイディのプレーは見事。
そしてそのメインターゲットは、
やはりペイトリオッツで何度も栄冠をつかんだ相棒、
TEのグロンコウスキでしたね。

1つめのTDもふたつめも、
両方ともにグロンコウスキは見事に相手を置き去りにして、
フリーの状態でパスを受けていました。
攻撃のデザインも見事なんですが、
それ以上に二人の「あ・うんの呼吸」みたいなもの、
感じずにはいられませんでしたね。

これをやりたくて、
ブレイディはグロンコウスキを移籍したチームに呼んだのだし、
グロンコウスキはこれをやりたくて引退を撤回して復帰したんだもんね。

ペイトリオッツのファンは、
深いため息をついていることでしょう。


チーフスにとっては、
前半の無用な反則の連発が、
ゲームを台無しにしてしまいました。
本当に痛かった!

まずは3-7とリードされた第2Qの守備。
3ダウンでFGを決められ3-10・・・・・・
と思いきや、
そのFGのプレーでなんとオフサイドの反則。

バッカニアーズのファーストダウンとなってしまい、
直後のプレーでTDを決められ、
3-10のはずが3-14となってしまいました。

さらに前半残り40秒を切った時間帯で、
6-14で折り返すはずが、
パスインターフェアランスの反則を繰り返して、
まさかまさかのTDを取られて6-21の折り返し。

そして後半、
早い段階でTDを決められ、
あとはKCらしからぬ焦りまくった攻撃で、
墓穴を掘ってしまいました。

反撃の暇さえ、
見つけられなかった試合となり、
昨年のような「マホームズによる大逆転」とはなりませんでした。

昨年のスーパーボウルでは、
第4Qに21点を挙げて大逆転Vを飾ったチーフス。

第4Qを迎えた時、
今年の点差は22点差。

3TD+α(2点コンバージョン成功)で追いつける点差だっただけに、
「早い時間で1TD返せば、まだこの試合、わからなくもない」
なんて思っていましたが、ね。
そうは問屋が卸しませんでした。

今年55回を迎えたスーパーボウル。
最多の優勝回数を誇るのはペイトリオッツとスティーラーズの6回。
続くのは49ersとカウボーイズの5回です。

そして。。。。。

その栄光に満ちたチームたちをしのぐ7回の優勝を飾ったのは・・・・・・
トム・ブレイディその人。

なんとまあ、すごいですね。

7回すべてでチームを優勝に導く大黒柱、
この人をしのぐプレイヤーは、
もう現れないのではないでしょうか。
今43歳。
しかしその強肩も判断力も、
衰えを知りませんね。

来年も彼のプレーを見ることができるのは、
本当に幸せなことです。

それにしても、
スーパースターってのは、すごいもんですね。
あり得ないこと、やってのけちゃう。

来年はコロナを克服して、
また大歓声をスタジアムいっぱいに響かせてほしいです。

やっぱりスーパーボウル、
いやっ、NFLはホント面白いですね。

ワタシの望みとしては、
来年こそはラムズが、あるいはチャージャーズが、
この舞台に立っていてほしいなあ。。。。。。


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