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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

LA RAMS

2016年01月15日 | NFL

昨日海の向こうから、
大ニュースが飛び込んできました。

とは言っても、
一般的にはほとんど『何?それ』
ってなもんではありますが。。

そのニュースとは、
『NFLのセントルイス・ラムズが、ロサンゼルスに移転することをオーナー会議が正式承認』
というものです。

21年ぶりのLA復帰。

そう、懐かしの【LA RAMS】の復活です。
メロンヘッド(ラムズのLA時代の熱烈なファン軍団)たち、どんなに喜んでいることでしょう。

かくいうワタシ、
ラムズがセントルイスに移転するまで、
15年以上にわたり、
”ラムズ命”の熱烈なファンでした。

ロサンゼルスというところにゆかりがあったということもあり、
ドジャースとラムズは80年代初めから、
ワタシにとっては特別なチーム。

後年ドジャースはエンジェルスに、
ラムズは移転後チャージャーズに、
とってかわられましたがね。

90年代初頭からは、
5年間にわたってラムズのシーズンチケット・ホルダーだった我々夫婦にとって、
ラムズとエンジェルスは、
本当に『特別中の特別な』チームでした。

いずれも本拠地はアナハイム・スタジアム。
9月・10月の時期は野球・フットボールの共用スタジアムとして、
オレンジ・カウンティ―のファンにとっては、
特別な場所となっていました。

しかしながらラムズは、
『人気も実力もあった』80年代を過ぎ、
90年代に入って低迷の時期に入りました。

5,6勝が関の山のシーズンが続き、
同地区の長年のライバルである49ersはもとより、
アトランタ・ファルコンズやニューオリンズ・セインツにも後れを取るようになり、
地区最下位がまさに定位置となりました。

チケット・ソールドアウトが”お約束”のNFLにあって、
毎試合わずかに半分~2/3ぐらいしか埋まらないガラガラのスタンドは、
”ラムズの落日”を如実に物語っていました。

この頃のラムズ。
とにかくどのポジションにも人材が不足していることは明白だったのですが、
特にQBが人材難。
チームを引っ張っていくリーダーシップを発揮するQBなんて『夢のまた夢』で、
脆弱なオフェンスラインを破って突進してくる相手DF陣から逃げ回ってばかりの、
チキン・ハートの持ち主ばかりが”先発QB"の座を占めていました。

強くなりっこない状況で、
一気に実力、そして人気を落としていった時期でしたね。

そんな中、
元々のオーナーの”後妻”だった女性オーナーが、
チームの不人気に業を煮やし、
たまたまNFLチーム不在だった自分の生まれ故郷であるセントルイスにチームを移転させようと画策したのが94年。

この頃から、
新聞紙上には『ラムズ移転か?』という記事が、
紙面を賑あわせていました。

そして熱烈なファンたちの『移転しないでくれ~』という願いもむなしく、
オーナー会議で移転が承認。
ラムズのセントルイス移転が正式に決定し、
西海岸を去って行ったのでした。

それが1995年の話。

ラムズの移転に当たり、
現地の新聞である『オレンジカウンティ・レジスター』紙は、
名物記者の記事として、
面白い記事を載せていましたっけ。

題して、
『ラムズのこれからの道』

移転に際して、
悔し紛れに書きなぐった彼の記事は、
今後のラムズのことを空想・妄想していて、
結局30年後だかに、
ラムズはこのLAの地に戻ってくるのだ~~~~
と結んでいました。

あまりにおかしいその記事に、
夫婦そろってゲラゲラ笑いながら、
最後は泣き笑いになってしまったことを、
昨日のように思い出します。

その後99年まで、
移転しても以前と変わらない低迷を続けていたラムズでしたが、
99年に『シンデレラボーイ』のQBカート・ワーナーの活躍、
そしてWRブルース、RBフォークなど、
まさに超攻撃型の布陣でまさかのスーパーボウル制覇を成し遂げました。

このスーパーボウルは遠く日本で画面から激闘を見守りましたが、
悲願の初優勝だっただけに、
喜ばしいと同時に寂しさもあり、
なんだか複雑な気分だったのを覚えています。

02年にエンジェルスが、
こちらもまさかのワールドシリーズ初制覇をするのですが、
この時は本当にうれしかったのと比較して、
ラムズの時にはなんだかワタシにとっては、
『ちょっと引っ掛かりのある』歓喜という感じでした。

その後はまた、
90年代の通りの、
長~い低迷に入って、
現在に至っています。

LAにとっては忘れることのできない、
移転当時のオーナーであるジョージア・フロンティアは既に亡く、
再移転へのハードルは低くなっていたのでしょうね。

そりゃあ、
マーケットとしてはLAの方が魅力的だと思いますしね。

何しろセントルイスという街は典型的なベースボールタウン。
日常の会話の中で、
カージナルスのことは話題になっても、
ラムズのことが話題になることは少なかったんじゃないかなあ・・・・・なんて思いますよ。

現在チームは、
12年も連続して勝ち越しのシーズンがないという体たらく。

ここらで抜本的に改革しなければ、
やっぱりまた沈んでしまいますものね。(まあ、もう沈み切っていますが)


ワタシもここしばらくは、
ラムズよりもチャージャーズに軸足を移して、
NFLを観戦してきました。

しかし・・・・

またLA RAMSになるんなら話は別。
来シーズンに向けて、
早速にグッズの購入計画を立て始めたところです。


おかえり~~~~~


また陽光さんさんと降り注ぐ西海岸で、
新たな『栄光の歴史』を刻んでいってください。

手元にある、
昔懐かしい『LA RAMS』グッズも、
また日の目を見られることになるかもね。

そしてさらに、
チャージャーズもサンディエゴから北上して、
LAへの移転を画策しているそうな。

まあ、
SDからLAは、
移転してもしなくても、いいけどね。

チャージャーズについても、
引き続き熱狂的に応援します。


NFCはラムズ、
AFCはチャージャーズ。

こりゃあ来年からは、
面白くなりそうだ!!


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