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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

スーパーボウルXLIX   ニューイングランド・ペイトリオッツ!

2015年02月03日 | NFL

≪SUPER BOWL XLIX≫  ~アリゾナ~


New England Patriots  〇  28 - 24  ●   Seattle Seahawks    
                             0-0
                            14-14
                             0-10
                            14-0



改めて、
フットボールというスポーツは、
こんなに面白いんだということを認識させてくれるような、
最後の最後までどちらが勝つかわからない白熱の攻防でした。

コイントスで勝ったシーホークスがキックを選択するという、
ちょっとしたサプライズで始まった第49回スーパーボウル。

立ち上がりは静かに、
しかし両軍がこれからの戦いに布石を打っているような、
ジャブの応酬で始まりました。

ペイトリオッツはQBブレイディがエンドゾーンまで攻め込むも痛恨のINTを喫して先取点はならず。
しかし攻め続けるペイトリオッツは第2Q前半、ついにブレイディの11ヤードTDパスが決まり先制。

第2Qは残り5分を切ってから、
両チームの攻守が目まぐるしく変わる展開となり、

シーホークスTD ⇒ 7-7
ペイトリオッツTD  ⇒  14-7
シーホークスTD ⇒ 14-14

と、残り2分余りの間に3TDが乱れ飛ぶという、
第1Qとは打って変わった興奮の展開となりました。


華やかなハーフタイムショーの後、
第3Qが開始されると、
後半のキックオフでリターンを選択していたシーホークスが、
完全に試合の主導権を握りました。

機能し始めたエースRBリンチのランにQBウィルソンの効果的なパスを絡めて、
どんどんペイトリオッツのエンドゾーンに迫っていきます。

FG成功で均衡を破ると、
ウィルソンの見事なパスで24-14と10点差。

そしてこの時間帯、
ペイトリオッツの攻撃は機能せず、
QBブレイディはこの日2度目のINTを食らうなど、
流れは完全にシーホークスのものでした。

試合を振り返ると、
この【10点差】からチャンスをものにできず突き放せなかったことが、
シーホークスにとっては『痛恨』となってしまいました。

試合を見ながら、
『もし次のTDが来て17点差になったら、2TDで追いつけなくなり、試合は決まりだな。FGでは13点差だから、ブレイディにカムバックされる可能性は大だな』
なんて話していましたが、
まさに大方のファンの予想通りと言おうかなんと言おうか、
これまでの試合は『ブレイディの大逆転のための布石』となりました。

やはりスーパースターというのは、
『彼がこの展開を呼ぶ』
という試合を演出してくれます。

まさに『持っている』としか言いようがありません。


第4Qに突入してからのブレイディの右腕の冴えと、
彼を完ぺきにプロテクトするオフェンスラインの面々、
そして”スーパーTE”グロンコウスキと”エースWR”エデルマンのほれぼれするようなキャッチなどで、
じわじわとシーホークスを追い詰めてついに残り2分6秒で逆転に成功しました。

見事過ぎるドライブでした。
そしてこのドライブでブレイディは、
37回のパス成功というスーパーボウル記録を樹立しました。
『スーパースター』としか言いようのない、
彼の真骨頂でした。


28-24



点差は4点。
残り時間は2分以上。
しかもシアトルはタイムアウトをフルに残している。

まだまだ、
『フットボールの面白さは、ここからだ』
という様なシチュエーションが残り、
フットボールファンとしては興奮もまだ『半ば』という感覚。
特にワタシ、
今年はシーホークスに肩入れして見ていたので、
なおさらでした。

自陣20ヤードからの『最後』のドライブ。

QBウィルソン⇒RBリンチへの31ヤードのパスが通ってあっという間に敵陣に入って攻撃は始まりました。

残り時間は約2分。

残り1分。
信じられないようなWRカースのキャッチ!!!

ボールを捕れずに倒れたはずが、
ボールはグラウンドにではなくカースの体の上で弾んで、
カースの手の中にすっぽり!!!
パス成功!!!!
という、ありえないようなプレーがあり、
残り1分を残してシーホークスは敵陣5ヤードのところまで迫ってきました。


まさにスーパーボウルの歴史に残るような、
凄いシチュエーションとなりました。

ワタシはこの瞬間、
『勝った!』
と思いました。

『あとはリンチに3回走らせて、ペイトリオッツのゴールラインをこじ開けろ!!』
と叫んでいました。

しかし、しかし。。。。。。。。

残り26秒での残り1ヤードからの2ndダウンゴール。

まさかのパスのプレイコール。

そして・・・・・

まさか、まさかのインターセプト。


劇的、まさに劇的としか言いようのない最後で、
ペイトリオッツが4度目のチャンピオンに輝きました。


最後のプレー。

キャロルHCは、
口では『最上の選択』と言っていますが、
腹の中では悔いているでしょうね。

あそこはリンチだよ~~~~~!

ワタシの心の叫びです。

まあ、
いずれにしても、
ブレディ、そしてペイトリオッツにとって、
強さを見せつける素晴らしい戦いとなりました。

さすがは新世紀に入ってから【最強】の名をほしいままにしている常勝軍団です。
今年もその力には、揺るぎがなかったですね。


この試合、
日本ではいったいどれくらいの人たちが見たのかなあ。。。。。


先々週のNFCチャンピオンシップの、
シーホークスvsパッカーズとともに、
このスーパーボウルを見たならば、
いかにフットボールが面白い競技なのかということが、
分かってもらえると思います。

それほど、
『フットボールの面白さのエキス』いっぱいの、
素晴らしい戦いとなりました。

やっぱり『スポーツの王様』はフットボールだということ、
改めてワタシも認識しました。


昨日はワタシ、
奇跡的にこの試合の結果を全く入れることなしに帰宅できました。

そして深夜まで、
この試合のワンプレー、ワンプレーに、
録画だと分かっていながらも『大興奮』でした。

いい夜となりました。

どんどん出現してくる新たなる『スーパースター候補』を見ながら、
『なじみのプレーヤー』達の勇姿に一喜一憂する、
そんな楽しいスポーツですね。

またまたNFLというものが、
大好きになった夜でした。

 


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