SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

そういえば昔、優勝旗なき優勝というのがあったけど。。。

2019年10月12日 | プロ野球

CS第3戦は、
台風の近づき警戒感が強まる中、
東京ドーム、メットライフドームの両球場で行われました。

東京ドームのセ・リーグのCSは激戦。
序盤、巨人の胴上げの流れになっていたのを、
今シーズンギリギリの崖っぷちから何度も驚異的な粘りではねのけてきた阪神が逆襲。

両チームのほとばしる気迫で、
まさにポストシーズンという戦いとなりました。

一方のメットライフドーム。
パ・リーグの方はもう、
初回から一方的な試合。

毎度初回に失点する西武の投手陣はこの日も健在で、
SB千賀の状態から、
2回に3-0となったところで、
球場には何とも言えない諦めに似たような空気が流れました。

「これは本当にCSという、負けられない戦いなの?」
という空気は、
体験したことがなかったですね、正直。

その空気は最後まで。
それだけ千賀のピッチングは素晴らしく、
まさに『ジ・エース』そんな形容がぴったりの見事なものでした。

何回だったか、
先頭を出した後、
ギアを入れ替えて三者三振に切ってとったピッチングは、
「誰が今、日本で一番いいピッチャーなのか」
ということを満天下に見せつけた、・・という感じでした。

球場は8割がた西武のファンで埋め尽くされていましたが、
なんだか切迫した感じはまったくなく、
「ああ、これはもう、仕方ないよね」
という緩い空気が支配して、
それに乗せられたわけではないでしょうが、
選手たちも何か淡白に、
淡々と試合をしていた感じでした。

ワタシと同行者は、
「なんか雰囲気、消化試合みたいだね。」
と言うぐらい、
ヒリヒリしたものがまったくない雰囲気で、
まったく拍子抜けのような試合でした。

ワタシはこの日、
ライオンズのベンチがよく見えるサイドでの観戦だったのですが、
ライオンズベンチのあの切迫感のなさ、
諦めと言おうか元気がないと言おうか、
「うーん」
とうなってしまう雰囲気を、
試合中ずっと見ていました。

ぶすーっとした顔でベンチに帰ってくるレギュラー選手たち。
それをまったく鼓舞することもなくちょっと離れた場所でダンゴになって迎える控え選手たちは、楽しそうに談笑する姿すら、
見受けられました。

あーこりゃ、
勝つチームのベンチじゃねーなあ。。。

そして誰とは言わないけど、
「明日なき戦い」のはずの短期決戦の中で、
複数の選手が全力疾走もしない姿には、
失望を通り越して失笑も出てしまいました。

なんだか少し前、
優勝、優勝と力んでいたのが、
アホみたいに感じられますねえ。

CSがあるこの時代、
いったいリーグ優勝って何だろうという疑問すら湧き上がってきてしまいました。

ひょっとしたら今の制度になる前の、
「リーグ優勝はあくまでCSを勝ち抜いたチーム。シーズンの首位チームは、『シーズン1位通過』という位置付け」
という方が、
現実を表しているかもしれませんね。

こんな戦いぶりで負けて、
『優勝チーム』
なんて、
とても名乗れないなあと思っています。

今の西武とSB.
言ってみればシーズン前に評価されていた西武とSBの力の差そのままって感じですね。

シーズンでは持っている戦力のいいところ70%ぐらいでしかなかったSBが、
ようやくここにきて100%に近づいてきたということしか、
感じることはできません。

西武は。。。

まあ、
本来これぐらいの力ってことでしょうね。

でも、
意地だけは持たないと、
しらけたまま終わっちゃいますよ。


そういえば、
昔甲子園で、
土佐高校がその素晴らしい戦いぶりで、
決勝で惜敗したものの『優勝旗なき優勝』
と称えられたことがありました。

それにもじっていうならば、
さしずめ今の西武ライオンズというチームは、
『優勝旗を持つ準優勝?チーム』
って感じ?

辻監督曰く、
この台風がすべての悪いものを持って行ってくれないか・・・だそうですが、
そうはうまくいかねーだろーなぁ。
4の5の言う前に
まずは気迫と全員のこの試合にかける集中力出さねーと。
それが先だよ。

昨日のベンチの雰囲気じゃ、
そんな『神風』ふくわきゃねーけど。


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2 コメント

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どうしたんだ?? (hanahana)
2019-10-12 14:10:05
どうしたのさライオンズ?

なんだか全く別モンのチームになっちゃいましたね。

もう今さらなんやかんや小細工するより
「辻監督の悔し涙をもう一度思い出せ!」と言いたい。
冗談抜きでもなんでもなく、YouTubeの動画でもなんでもいいからもう一度見てもらいたい。今すぐ見ろと言いたい。
(ワタクシは男の涙、それも悔し涙というものに滅法弱く、特にこの辻監督の涙、冒頭の頭を抱え込むシーンで涙がでます)
あの姿を見てもう一度奮起してもらいたいですね。
一番の発奮材料だと思うんです。

それにしてもSB、勢いづかせちゃったかなあ・・・。
ほんと小憎らしいほど強いわ・・・。


当方といえば、これまたそれまでのチームと別モンのチーム・・・といっても
対巨人となれば、普段と変わらず、まあ別にフツーのことでした。

しかーし、昨日は完全な負けパターンを、よくひっくり返したもんだと思います。
それも巨人相手に。

この調子で、このまま押しきりたいもんです。


なのでライオンズも、一つ勝てばまだわかりません。

日本シリーズでの対戦を期待して、頑張って応援しましょう。


PS

それ以上にラグビー。ドキドキハラハラしてきた週末です。
ワクワク感がしないんですよね。。。
井上 - ロドリゲス戦のときのように。
返信する
やばいっす。 (まめちち)
2019-10-12 14:34:37
hanahana様、慰めのコメント、ありがとうございます。
昨日は目の前の試合があまりにもつまらなかったので、手元でチェックしていた東京ドームの方ばかりが気になって。
阪神は、何かキセキへの序章のような気がします。頑張って欲しいですね。
ワタシは何が嫌って、本文でも書きましたが、昨日のベンチの何とも言えない気合いのない雰囲気が、です。
あれじゃあ勝てないわ・・・・・と正直醒めました。
笛吹けど踊らず。。。そんな心境かもしれないですね、辻監督。
何か今年のCSは、去年のリベンジというよりも、シーズンで疲れ果てて、もう体が動かないーって感じです。
流れというよりも、持っている本物の力の違いというのかな。今年はもう、9割方あきらめている自分がいます。
でも、負け方ってもんもあります。
来年も『気持ちを入れて』応援できるのか否かは、これからの戦い(何試合あるかわかりませんが)次第ですね。ひょっとしたら、このまま来年はフェードアウトしてしまうかも、です。

ラグビーの方は、現在我が家の付近、結構な雨と風になってきていまして、明日の開催がどうか予定通り行われるよう、祈っているところです。
雨風は明日の夕方にはやんでも、交通機関に大きな影響が出た場合、中止せざるを得ないということも十分に考えられると思っているからです。
スコットランドの協会は絶対やるべきだと強弁しているようですが、日本だって同じく、スコットランドを倒さない限り、プールAを勝ちぬけた気はしませんからね。
こっちの方が、やったろう・・・・・という気持ちは強いとだけ、彼らには言っておきましょう。
外を見ながら、まんじりともしない気持ちになっているところです。
返信する

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