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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第95回夏の甲子園  第4日  初登場組 はつらつ!

2013年08月12日 | 高校野球

≪第95回全国高校野球選手権大会≫

【第4日】

木更津総合(千葉)  7-5  上田西(長野)
沖縄尚学 (沖縄)  8-7  福知山成美(京都)
弘前学院聖愛(青森) 6-0  玉野光南(岡山)
西脇工 (兵庫)   4-1  石見智翠館(島根)



第4日目の甲子園も、
やはり暑かった!

36度を超える気温を記録した甲子園。
たぶんグラウンド上は40度越えでしょうね。

画面に映る選手たちも、
何だか”ゆでだこ”の様に真っ赤な顔色になっていた選手も、
多数見受けられましたね。

この異常なる暑さ、
やはり今後の戦いにも影響を及ぼしていくでしょうね。

投手の連投などは、
ちょっと『無理じゃないか』と思えるような、
過酷な甲子園です。


そんな中、
お盆休みの日曜日でぎっしり満員の甲子園。

そのテンションアゲアゲの中で躍動したのは、
甲子園初登場組。

初登場というのは、
『初出場』以上に、
春も含めて甲子園に『初めて顔を見せる』という意味。

選手のみならず、
学校関係者、OBに至るまで、
『本当に待ちに待った』
大舞台でしょう。

大観衆の中、
臆することなく甲子園で躍動した彼らには、
拍手を送ります。


弘前学院聖愛は、
予選で常連の青森山田、光星を連破して、
その自信を持って甲子園に乗り込んできました。

太田幸司の三沢が甲子園で準優勝して以来、
青森山田・光星学院が台頭する90年代後半まで、
青森代表は長らく【不遇の時代】を過ごしてきました。

その低迷次代を打破したのは青森山田、光星学院の両巨頭でしたが、
その手法は『野球留学生中心のチーム作り』というもの。

企業の業績向上の定番手法でもある、
『外部からの血の導入』
です。

このチーム作り、
実にうまくいって、
青森山田、光星の両校は『全国の強豪』に名乗りを上げるほどのチームに。

特に実績を伸ばせたのは、
この両校のライバル物語と、県内でのその激烈なるつばぜり合いの結果と言えました。

90年代からの『新しい高校野球像』を作った学校とも言えるでしょう。

特に光星学院は、
昨年、一昨年となんと3季連続の甲子園決勝進出という、
ある意味『誰も成し得なかった』快挙を成し遂げたチームでした。


しかしふと振り返ってみると、
青森のファンにとっては、
『やっぱり青森県の子たちが中心になったチームにも出てほしいな』
というのも、
また一面真理だった様に思われます。

そこに登場したこの弘前学院聖愛。

数年前から名前はよく聞くようになっていましたが、
すんでのところで山田、光星の両校に甲子園への行く手を阻まれ続けていました。

『いつかは出るだろう』
と思っていましたが、
『1校は倒せても、2校いっぺんに倒すのは骨が折れる』
ということで、
なかなか甲子園にたどり着けませんでしたが、
今年はこの2校をいっぺんに県大会で倒し、
ようやく甲子園へ。

この聖愛、
【聖愛シニア】という中学硬式野球チームを持っていて、
聖愛中学の生徒たちは早くから硬式ボールになじんでいます。

そして中高一貫ということで、
中学3年の夏~高校入学までの半年の間、
ブランクが出来てしまうということもありません。

これこそが、
青森山田、光星学院を打倒するために高校が考え出した【秘策】。

『青森出身者の集まりでも、堂々と戦えるんだ』
という気迫あふれるプレーで両巨頭を倒した聖愛は、
昨日の甲子園初戦で、
その力を存分に発揮してくれました。

エース小野がしぶとい玉野光南打線を4安打に抑え込めば、
キャプテンの主砲・一戸が右中間に放り込むなど10安打6点。
まさに『完勝』で夢の初戦突破を果たしました。

2回戦は沖縄尚学と。

切れ味鋭い沖縄尚学の打線と小野投手の対決。
楽しみです。


第4試合に登場した西脇工の翁田投手。
素晴らしいキレのある球を投げ、
こちらも甲子園常連の石見智翠館を寄せ付けず1失点完投。

アルプスはおろか、
内野席までびっしりと埋まった西脇工の大応援団に、
これ以上ない姿を見せてくれました。

『駅伝だけじゃ、ね~ぜ!!』

というのを、
全国に強烈にアピールしました。

今大会でも好投手の一人に数えられる翁田投手、
今後のピッチングも楽しみになってきました。


敗れはしましたが第1試合の上田西も、
劣勢の中9回に大反撃。

意地を見せてくれました。

初出場校は、
ここからが伝統の新たな始まりでもあります。

初出場を飾った【伝説の先輩たち】が、
どんな戦いぶりで甲子園に足跡を残してくれたのか、
これから後輩になる子供たちは、
その雄姿を目を皿のように、
見守っていることでしょう。

前日に敗れた帯広大谷もこの日の上田西も、
素晴らしい戦いぶりで『甲子園へ自らの足跡』をしっかりと残してくれました。


第2試合は所用で観戦できませんでしたが、
ハイライト映像を見る限り、
前日の仙台育英vs浦和学院戦に匹敵するぐらいの、
熱く激しい戦いだったようですね。

沖縄尚学は、
本来の姿を甲子園で発揮して、
選抜の悔しさを晴らすことが出来ました。

福知山成美は、
ここで消してしまうには誠に惜しい好チームだったみたいですね。

【抽選の妙】
がここにも、
微妙に左右するのが、
トーナメント戦のアヤですね。


今日も熱くなりそうです。

球児の皆さん。
熱中症と、
足の痙攣には十分に気を付けてください。

水分と塩分!!

過剰ともいえるぐらい摂って、
最後まで戦いを完遂してください。



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