NFL開幕1か月 ラムズ4連勝で驀進。驚くほど似ている。。。。。

日曜日に西武ライオンズが10年ぶりに優勝。
ワタシも美酒に酔いましたが、
もう一つ気になっていることがあります。

それは開幕したNFL。

80年代からずっと30数年間にわたって応援し続けているLAラムズ。
一時セントルイスに拠点を移し「セントルイス・ラムズ」となった時は、
その熱は80％ぐらいは冷めて、
なんだか冷ややか～な目で”古女房”の活躍を見守ったりしていたものですが、
２年前にLAに出戻ってきてまた、
熱烈にラムズを応援し始めました。

このラムズの移転劇は、
アマゾンプライムの「オール・オア・ナッシング　LAラムズ編」に詳しいのですが、
NFLで最も若いマクベイHCを迎え、
フランチャイズQBとしてドラフト1位指名したゴフが3シーズン目を迎える今季、
シーズン前から「優勝候補の一角」に上げられていました。

しかしラムズの歴史から、
こういうときほどこけることが多いというのもわかっていましたから、
ちょっぴり眉に唾をつけながら開幕の1か月を見守っていました。

すると。。。。。

ハイパーオフェンスの2枚看板、
QBのゴフとRBのガーリーが額面通りの大活躍。

整備した守備にはけが人が出たりちょっぴり崩壊したりと心配は尽きませんが、
とにかく攻撃力で相手を蹂躙し、
開幕4連勝で立ち上がってくれました。

木曜日にはスーパーボウル進出を争いであろうと思われるチームの一つである強豪バイキングスと対戦。
ものすごい点の取り合いとなりましたが逃げきって連勝は続き、
「LAラムズとしての夢のスーパーボウル初制覇」に、
視界がちょっぴり開けてきました。

あとはけが人を出さないこと。
そうすれば自ずと、
道は開けるのではないかと思っています。


ラムズのこの3年間の歩みを見ていて思ったこと。
それは、
「驚くほどに西武ライオンズの今季の歩みと似ている」ということ。


長期の低迷が続いて、
ラムズはフランチャイズを変更するとともに新監督を据えて反抗をもくろみました。
一方の西武も、
球団初の3年連続Bクラスという体たらくに、
新監督である辻監督を据えてチームの立て直しを図りました。

そして臨んだ昨シーズン。

生まれ変わったラムズはシーズン中に好調を続けて、
久しぶりの勝ち越しシーズンのみならず、プレーオフまで進出。
しかしそこで行く手を阻まれました。

西武は辻監督で生まれ変わり、
新しいプレーヤーたちとともに快進撃。
4年ぶりのAクラスである2位となってCSに進出。
しかしそこで行く手を阻まれました。


新たに構築したチームは、
LAラムズも西武ライオンズも、
見事なまでに「攻撃偏重型」の爆裂が売りのチーム。

そして臨んだ今季。

西武ライオンズは、
SBを振り切って10年ぶりとなる優勝を決めました。

一方のLAラムズ。
長期の低迷に終止符を打って、
初めてのスーパーボウルに驀進中です。


なんだか両チームの”ここに至るまでの歩み”が、
本当に酷似している気がします。

何か両チームに、
いいことが起きそうな……そんな予感も、
あるっちゃあ、あります。

頑張ってほしいものです。

それと同時に、
閑古鳥が鳴きそうだったスタンドにも、
”強いラムズ”を見に、
ファンが押し寄せています。

新たなファンも獲得して、
新生ラムズを力強くアピールしていますが、
それでも身にまとう青と黄色のユニフォームは、
”大好きなあのラムズ”がLAに帰ってきたうれしさを感じずにはいられません。

あのユニフォームは、
カリフォルニアの青空の下でこそ、
似合うのだ。

大谷が入団して話題を振りまいたとはいえ、
エンジェルスはまたも失意のシーズンを送り、
どうやら「ソーシア時代」も終焉を迎えそうな気配です。

プホルスをはじめとして、
無軌道な「選手の高値掴み」がチーム弱体化の主因とされていますが、
「お安くて超高性能」な大谷がどこまで、
チームを引っ張り上げてくれるでしょうか。

どうやら今朝、
右ひじの手術はつつがなく成功したようなので、
来シーズンへの期待も高まっています。

「スポーツ都市」の大逆襲へ、
LAが本気を出し始めました。