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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第94回全国高校野球選手権 地方大会を振り返って

2012年08月03日 | 高校野球

今年も熱い戦いが繰り広げられた7月。

高校野球の各地方大会は、
例年のように盛り上がりを見せました。

今年の特徴は、
例年以上に注目される選手が多かったということでしょうか。

まずはセンバツで全国制覇を成し遂げた大阪桐蔭。
この夏も【春夏連覇】の第1関門として、
厳しい『大坂夏の陣』に挑んでいき、
見事に夏の甲子園出場も成し遂げました。

プレッシャーのかかるであろう地方大会を突破したことで、
大阪桐蔭の甲子園での戦いは『実力通り』に勝ち進んでいける大会になると踏んでいます。


準優勝の光星学院、8強の愛工大名電という両”巨頭”は、
非常に苦戦の連続でしたが何とかしのぎ切っての春夏連続。
『打倒大阪桐蔭』にかける気力は充実していることでしょう。

東北では、
全国的に最も注目された大谷投手の花巻東。
大谷が驚愕の160キロ/hの球速を記録するなど話題を独占して勝ち進みましたが、
惜しくも決勝で敗れ去りました。

しかし、『誤審』と思われる3ランが勝負を決めたのは、
本当にかわいそうなことでした。

現在行われているロンドン・オリンピック。
『審判の権威はどこに行った』
というシーンが目につくのですが、
逆を言えば『明らかな誤審』をなくす努力、という見方もできます。

今回の”疑惑の”本塁打については、
何もビデオ判定など導入しなくとも、
あの角度の悪い三塁塁審ではなく球審、1塁塁審などが『助言』さえ与えていたら、
あの判定はなかったのではないかな、と思います。

判定がこうだったら試合はこうなっていた・・・・・
なんていうことは言いたくないし、
盛岡大付属の甲子園出場にケチをつけるつもりなど毛頭ないのですが、
あれだけあからさまな『誤審』を見せられるとねえ。

若干の審判経験のあるものとして言わせてもらえるならば、
野球の審判は、
いくら途中で自らが”間違い”に気付いたとしても、
決して『変えてはならない』という不文律みたいなものに、
精神的に支配されちゃっているんだと思うんですよね。

だから『間違っていたと思ったら思い切って判定を変える』
事って、なかなかできないんだよねえ。

たぶんあの試合でも、
4人の審判のうちだれかひとりぐらいは気づいていたはずですね。もしかしたら今のは・・・・って。
あれだけあからさまにボールはファールゾーンを通ってスタンド入りしていたんだから。
(TVで見ると、明らかですね)


東北ではもう一つ、
昨年の甲子園で【魂の野球】を見せてくれた能代商が、
9回2アウトからのミスで敗れ去るという悲劇もありましたね。

同じく【執念の守り】の岐阜・関商工も決勝で惜敗。

見たかったチームの相次ぐ決勝敗退は、
連続出場がいかに難しいかを物語っていました。


関東では、
有力校が相次いで苦杯を喫しました。

驚いたのは『実力関東ダントツ』と思われた健大高崎のまさかのコールド負け。
春の関東大会を見て、
『全国制覇まで視野に入っているのでは』と思っていたので、驚きました。
選抜8強にスーパー1年生を加え全国制覇を狙える陣容だった横浜も、
最も警戒していた桐光・松井の左腕にしてやられました。

東京では中村投手の関東一、渡辺投手の帝京が相次いで敗れ去ったのには驚き。
反対に作新、浦和学院の両強豪は、
秋からの好調を維持して夏も駆け抜けました。

日本文理、敦賀気比、星稜など『有力』と言われていたチームが敗れ去ったのは、
北信越でも同じこと。
近畿では智弁学園の青山投手、報徳学園の田村投手といった【超高校級】球児を甲子園で見られなかったのは残念でしたが、
大阪桐蔭、龍谷大平安、天理、智弁和歌山などの強豪は”さすが”と唸らせる戦いぶりで連続出場。
近畿の有力チームは、
やはり勝ち方を知っていますね。(もっとも、勝ち方を知らなければこの厳しい予選を突破できないんでしょうが)

中四国、九州では、
”見たかった”投手が相次いで消えるという展開。

特に福岡工大城東・笠原、東福岡・森、盈進・谷中は見たい投手だった。
中でも笠原は特に。
まあ、プロで見られますかね。
(去年宮崎日大・武田が見たかったのと一緒だな。でも、今年の夏早々とプロで見られたもんなあ。期待して待ちましょう)


全般に波乱は少なかったとみられる地方大会でしたが、
振り返ってみるとワタシの予想は・・・・。

本命に推した◎が22校。ほぼ半分ですね。
対抗馬の〇は9校。
ダークホースの△が8校。
注意校の▲が5校。
まったくの無印が5校でした。

松坂高校、富山工業、滝川二、広島工、杵築の皆さん。
ごめんなさい、評価が低くて。
おみそれしました。

まあ、今年は波乱が少なかったんじゃないかなあという感じがしますが、
波乱は甲子園で続出するかもしれません。
楽しみに開幕を待ちましょう。



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