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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

投げても投げても・・・・・援護がない

2011年05月24日 | プロ野球

明暗が分かれる今年のプロ野球。

好不調が選手によって非常に大きく、
バッターでは今年採用された新球が影を落とすような結果になっています。

そんな中、
見たこともないような不運に見舞われている投手がいます。
北海道日本ハムの、
武田勝投手です。

昨日の横浜戦でもまた、
打線は彼を援護できませんでした。
これで5試合援護なし。

援護なしと言っても、
半端じゃないですよ。
なにしろ、
5試合でただの1点も援護してくれないんですから。

わずか30試合ぐらいで完封負けが5つというのもどうかと思いますが、
それがすべて一人の投手に集中しているとは・・・・・・。
これはもう、
プロ野球の長い歴史の中での『七不思議』に入るような出来事ですね。

武田投手は現在2勝5敗の成績ですが、
防御率は何と1.88.
あのエースダルビッシュは防御率2.20ですが、
打線の援護もあり5勝1敗です。
どうなっているんでしょうかね、日ハムは。

普通打線が援護してくれない投手というのは、
ダラダラと投球間隔が長く、
しかも四球が多いようなタイプの投手ですよね。
そんな時ファンは、
『投手のせいで打線のリズムが出ない』
なんていうことをよく言うものですが、
武田投手を知っているファンはお分かりのように、
彼は投球テンポがとてもいい。

四球は今シーズン、
48イニング投げてわずか2です。

なぜ、
なぜ援護がないんでしょうね。


この武田投手、
遅咲き27歳でのプロデビューですが、
デビュー以来着実に成長を遂げ、
昨年は14勝。

入団時には、
アマチュア(シダックス)時代の指導者でもあった楽天・野村監督をして、
『なぜ彼を(ドラフトで)指名しないんだ』
と嘆かせたという逸話もある好投手。

入団した年以来、
日本ハム投手陣には欠かせない『左のエース』です。

技巧派の極みのようなこの武田投手。

ワタシもこの【プロを感じさせてくれる】彼の投げっぷり、
球場で見るのが楽しみなひとりです。

『ピッチャーは球の速さじゃないんだぜ!コントロールこそ命なんだぜ!』
ということを感じさせてくれる彼に、
どうにか援護点を与えてやってください、日ハムの打撃陣のみなさん。

お~~い、中田~~!!

ば~~んと一発、
打ってやってくれよ~~~~!



そういえば、
巨人の沢村も、
援護がありませんね。

まだ1勝ですか。
苦しみぬいて、
大エースへの道を模索してください。

そして、
西武のルーキー・牧田投手。
彼も武田勝投手に負けず劣らず、
不運が続いています。

援護がないのはお約束。

しかも彼の所属する西武の場合、
彼が終盤まで抑えても後に出てくる投手が炎上して、
彼の勝ちを消してしまうというおまけつき!!

このあいだの中日戦。
8回まで牧田が好投。
5-0と一方的なリードでした。

すでにスタミナが切れていた牧田が9回は交代と思いきや、
セットアップ並びに抑えに全くピッチャーがいない状態の今の西武。
結局牧田が9回も投げる羽目になり、
1点を取られて交代。

後から出てきた≪自称・抑え≫の岡本投手。
四球連発で押し出しの嵐。
最後は≪むか~しの抑え≫グラマンが、
逆転タイムリーを浴びて大逆転負け。

ルーキーの2勝目は、
はかなくも散ったのでした。

阪神・SB・日ハムなどの『後ろのしっかりした』チームにいれば、
たぶん5勝1敗だったであろう牧田の成績は、
現在1勝3敗です。
トホホホホ、入るチーム間違えちゃったかな?

ということで、
バッターよりも如実に運・不運に左右されてしまう投手というお仕事。
それでもめげずに、
どうか頑張ってください!!

いつかきっと・・・・・・


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